「警備員の仕事って、やっぱりきついの?」
「立っているだけなら自分にもできそう」
「未経験で始めても続けられるのかな?」
警備員の仕事を考えている人ほど、こう感じると思います。
結論から言うと、警備員の仕事はきつい場面があります。
大雨の日は、制服の中まで水が入り込み、もはや自分を水生生物だと認識しはじめます。 夏の40度を超える現場では、アスファルトの照り返しで足元から焼かれ、「これ、ローストヒューマンになるんじゃない?」と本気で思うこともあります。
反対に、マイナス10度の夜勤では、寒いを通り越して感情が消えます。 気分はただの氷像です。
しかも、きつい理由は暑さ寒さだけではありません。 立ち仕事、責任の重さ、人間関係、現場の雰囲気、会社選び。 いろいろな要素が重なることで、「警備員って思ったよりしんどい」と感じる人が出てきます。
ただし、警備員の仕事すべてが同じようにきついわけではありません。
交通誘導、施設警備、雑踏警備など、警備の種類や会社、配属される現場によって働きやすさはかなり変わります。
この記事では、警備員の仕事がきついと言われる理由と、きつさを減らす職場選びの考え方を、現場目線で解説します。
警備員の仕事内容全体を先に知りたい方は、警備員とはどんな仕事かをまとめた総合ガイドも参考にしてください。
ホンネちゃん仕事内容も大変だけど、警備員のきつさって
「現場の空気」と「会社の当たり外れ」でかなり変わるんだよね。
仕事より現場ガチャで削られる人、普通にいるってワケ。
警備員の仕事は本当にきつい?
警備員の仕事は、きついと感じる場面があります。
特に未経験の人がギャップを感じやすいのは、「思ったより体も神経も使う」という部分です。
警備員は、ただ立って時間が過ぎるのを待つ仕事ではありません。
車両、歩行者、作業員、施設利用者、現場の異変などを見ながら、事故やトラブルを防ぐ仕事です。
何も起きなかった一日は、何もしていなかった一日ではありません。
警備員が見て、止めて、声をかけて、先回りしたから、何も起きなかった。 そういう仕事です。
ただし、警備員の仕事が全部きついわけではありません。
交通量の多い道路工事と、落ち着いた施設警備では負担がまったく違います。
会社の教育体制や現場の雰囲気によっても、働きやすさは大きく変わります。
つまり、警備員がきついかどうかは、仕事内容だけでなく「どの会社で、どの現場に入るか」の影響も大きいです。
警備員がきついと言われる理由5つ
警備員がきついと言われるのには、はっきりした理由があります。
ここでは、現場で特に負担になりやすいポイントを整理します。
1. 立ち仕事が多く、足腰にくる
警備員の仕事は、立ち仕事が多いです。
特に交通誘導警備や雑踏警備では、長時間立ったまま勤務することがあります。
最初のうちは、足の裏、ふくらはぎ、腰にきます。
普段あまり立ち仕事をしてこなかった人なら、初日から「思ったよりしんどい」と感じても不思議ではありません。
ただ、これはある程度慣れもあります。
安全靴の中敷きを変える、休憩中に足を伸ばす、立ち方を少し工夫するだけでも疲れ方は変わります。
警備員の仕事を長く続けるなら、気合いだけで乗り切るより、体への負担を減らす工夫を覚えたほうがいいです。
2. 夏は暑く、冬は寒く、雨の日は水生生物になる
屋外警備のきつさで一番わかりやすいのが、天候です。
夏はアスファルトの照り返しで、足元から熱が上がってきます。
気温40度を超える日は、暑いというより地獄です。 ヘルメットの中は蒸れ、制服は汗で重くなり、立っているだけで体力が削られていきます。
あの状態は、もはや人間というよりローストヒューマンです。
冬は冬で、夜勤の冷え込みがきついです。
マイナス10度近い現場では、手足の感覚がじわじわ消えていきます。 「
寒い」という感情すら通り越して、ただの氷像になります。
そして大雨の日。
カッパを着ていても、首元や袖口から水が入ってきます。靴の中まで濡れると、もう終わりです。
歩くたびにグチュッと音がして、自分が陸上生物なのか水生生物なのかわからなくなります。
ただし、ここで大事なのは、天候のきつさを根性論で片付けないことです。
空調服、冷感タオル、インナー、防寒着、防水性の高い靴、替えの靴下。
こういう装備で、体へのダメージはかなり変わります。
屋外警備に入るなら、装備は甘く見ないほうがいいです。
『 気合いより先に、道具で守る』 これが現場で長く続けるための基本です。
交通誘導のきつさをさらに詳しく知りたい方は、交通誘導警備がきつい理由も参考にしてください。
3. 気を抜けないので神経が疲れる
警備員の仕事で本当にしんどいのは、体より先に神経が疲れることです。
交通誘導なら、車両の動き、歩行者の位置、工事車両の出入り、作業員の動線を同時に見ます。
雑踏警備なら、人の流れ、混雑の変化、転倒しそうな人、トラブルの芽を見ます。
施設警備なら、出入管理、巡回、防犯、防災、異常発生時の初動対応があります。
何も起きないようにするために、何かが起きる前から見続ける。 これが警備員の仕事です。
外から見ると「立ってるだけ」に見えるかもしれません。 でも実際は、ずっと周囲に意識を張っています。 この緊張感が積み重なると、勤務後にどっと疲れます。
4. 人間関係がしんどい現場もある
警備員は一人で立つイメージがあるかもしれませんが、実際には人間関係があります。 隊員同士、現場監督、作業員、施設関係者など、いろいろな人と関わります。
現場には、たまに独特なタイプの人もいます。
たとえば、自虐風かまって先輩。
「俺なんか全然ダメだからさ」と言いながら、結局ずっと反応を求めてくるタイプです。 最初は気を使いますが、毎回付き合っていると地味に疲れます。
もう一つは、超ストイックマン
自分にも他人にも異常に厳しいタイプです。 極まると、カラーコーンの位置どころか、コーン用フラッシュライトの光るタイミングにまでこだわりを見せはじめます。
もちろん、真面目なのは悪いことではありません。
ただ、それを周囲に押しつけすぎると、現場の空気が一気に重くなります。
こういう人間関係のきつさは、「誰が悪い」と決めつけるより、距離感を覚えることが大事です。 必要な報告・連絡・相談はきちんとする。 でも、相手の感情に巻き込まれすぎない。
仕事そのものより人間関係で疲れている人は、警備員の人間関係がしんどい理由も読んでみてください。
5. 会社や現場によっては割に合わないと感じる
警備員の仕事には責任があります。 事故を防ぎ、人の安全を守る仕事です。
それなのに、会社によっては給料や待遇が見合っていないと感じることもあります。
休憩が取りにくい、教育が雑、現場の負担が大きい、手当が少ない。
こういう環境だと、「これだけきついのに、この給料か」と感じやすくなります。
反対に、資格手当、夜勤手当、現場手当、交通費、教育体制がしっかりしている会社もあります。
警備員のきつさは、本人の根性だけでは決まりません。 会社選びでかなり変わります。
警備員の給料について詳しく知りたい方は、警備員の給料事情も参考にしてください。
現場で本当にきついのは「警備員いじめ」がある現場
ここは、少し本音で書きます。 警備員の仕事そのものより、現場の扱われ方でしんどくなることがあります。
最近ではかなり減りましたが、昔ながらの現場には、警備員に対して妙にきつく当たる人がいることもあります。 いわゆる「いじわる親方」タイプです。
たとえば、警備員が配置されていない場所にわざと資材を置く。 本来なら危ない場所なのに、警備員の目が届かないところで作業を進める。 そして何かあれば、「警備員、見てなかったのか」と言ってくる。
これは本当にきついです。 なぜなら、ただ嫌な気持ちになるだけではなく、実際に危険な状況が生まれるからです。
資材の位置が悪ければ、歩行者が車道側にふくらむかもしれません。 見通しが悪くなれば、車両との接触リスクも上がります。 警備員の配置と現場の安全計画がズレると、事故の芽が一気に増えます。
こういう場面で大事なのは、感情でぶつからないことです。 腹は立ちます。 正直、かなり立ちます。 でも、そこで言い合いになると現場はもっと悪くなります。
まずは危険箇所を確認する。 隊長や責任者に共有する。 必要なら現場監督に「ここは歩行者導線が悪くなっています」と安全面から伝える。
警備員は下に見られるためにいるのではありません。 安全を守るために配置されています。 だからこそ、感情ではなく危険性で伝えることが大切です。



警備員に意地悪しても、現場の安全レベルが下がるだけなんだよね。
誰も得しないのに、なぜか自分が強くなった気でいる人がいるってワケ。まあ、最近では絶滅危惧種になってるけどね!
特にきついと感じやすい警備の種類
警備員といっても、仕事内容はかなり違います。 ここでは、きついと感じやすい警備の種類を整理します。
交通誘導警備は体力的にきつい
交通誘導警備は、屋外で行うことが多く、暑さ寒さの影響を強く受けます。
さらに、車両や歩行者に注意しながら安全を確保するため、体力だけでなく集中力も必要です。
片側交互通行では、車を止めるタイミング、流すタイミング、歩行者の位置、工事車両の出入りを同時に見ます。 誘導棒を振っているだけに見えても、実際はかなり神経を使います。
交通誘導の仕事内容を詳しく知りたい方は、交通誘導警備の仕事内容も参考にしてください。
雑踏警備は肉体的にも精神的にもきつい
雑踏警備は、お祭り、イベント、花火大会など、多くの人が集まる場所で行う警備です。
人が多い現場では、転倒や将棋倒しを防ぐために、かなり気を張ります。 人の流れが一気に変わることもあるので、ぼんやりしている時間はあまりありません。
さらに、雑踏警備は立ちっぱなしで歩き回る時間も長く、休憩場所まで遠い現場もあります。 暑い日や雨の日のイベントでは、体力もかなり削られます。
雑踏警備の大変さについては、雑踏警備がきつい理由で詳しく解説しています。
施設警備は楽そうに見えて拘束時間が長い
施設警備は、交通誘導より楽そうに見られやすい仕事です。
たしかに、屋内勤務が中心の現場なら、天候の影響を受けにくいというメリットがあります。 座哨できる現場もあり、体力的には交通誘導より楽に感じる人もいます。
ただし、施設警備には施設警備のきつさがあります。 巡回、出入管理、受付、防犯・防災対応、夜勤、長時間勤務など、やることはしっかりあります。
「施設警備なら絶対に楽」と思って入ると、ここでもギャップを感じます。 施設警備の実態は、施設警備は本当に楽なのかで詳しくまとめています。
逆に、警備員の仕事の良いところ
ここまできつい面を中心に書きましたが、警備員の仕事には良いところもあります。 きつい部分を理解したうえで、自分に合う環境を選べば、長く続けやすい仕事でもあります。
未経験から始めやすい
警備員は、未経験からでも始めやすい仕事です。 研修があり、最初から完璧を求められるわけではありません。
異業種から転職してくる人も多く、年齢層も幅広いです。 学歴や職歴に自信がない人でも、まじめに働く姿勢があればチャンスがあります。
他の仕事から警備員を考えている方は、他職種から警備員へ転職する前に知っておきたいことも参考にしてください。
年齢を重ねても働きやすい
警備業界では、幅広い年代の人が現場で働いています。
もちろん体力は必要ですが、それ以上に大事なのは、まじめさ、責任感、落ち着いた対応です。 若さだけで勝負する仕事ではありません。
経験を積むことで、危険の予測や現場の空気も読めるようになります。 年齢を重ねても働きやすい面があるのは、警備員の大きな強みです。
資格が武器になる
警備の仕事は、資格を取ることで評価や手当につながることがあります。
たとえば、交通誘導警備業務2級、施設警備業務2級、雑踏警備業務2級などは、実際の現場でも役立つ資格です。
資格があることで任される仕事が増えたり、待遇面が良くなったりすることもあります。
警備員の資格について詳しく知りたい方は、警備員の資格一覧と取るメリットも読んでみてください。
人の安全を守るやりがいがある
警備員の仕事は、目立つ仕事ではありません。
それでも、現場の安全を守るうえで欠かせない仕事です。
事故が起きずに一日が終わる。 イベントがトラブルなく終わる。 施設の利用者が安心して過ごせる。
こうした当たり前を支えているのが警備員です。
「何も起きなかった」で終わる仕事は、地味ですが価値があります。
警備員の仕事がきついと感じにくい職場の選び方
警備員のきつさを減らすには、仕事内容だけでなく会社選びも重要です。 同じ警備員でも、会社や現場によって働きやすさはかなり変わります。
教育がしっかりしている会社を選ぶ
新人教育をきちんと行う会社は、未経験でも働きやすいです。
最初はわからないことが多くて当たり前です。 そこを丁寧に教えてくれる会社のほうが、現場に出た後の不安も少なくなります。
逆に、最初から現場任せの会社だと、不安やミスにつながりやすくなります。 警備員がきついと感じる原因の中には、本人の能力ではなく、教育不足が原因のものもあります。
手当や給与条件をよく見る
求人票を見るときは、日給や月給だけで判断しないほうがいいです。
資格手当、夜勤手当、交通費、残業の扱い、現場手当なども確認しておきましょう。 同じような仕事内容でも、会社によって待遇に差があります。
「きついけど給料が見合っている」と感じる会社もあれば、「きついのに割に合わない」と感じる会社もあります。 この差はかなり大きいです。
自分に合う警備の種類を選ぶ
屋外が平気な人もいれば、屋内のほうが向いている人もいます。 にぎやかな現場が合う人もいれば、落ち着いた施設のほうが働きやすい人もいます。
大切なのは、「警備員になれるか」だけではなく、どの警備が自分に合うかを考えることです。
施設警備と交通誘導で迷っている方は、施設警備と交通誘導の違いを比較した記事も参考になります。
応募前に口コミや評判を確認する
求人票だけでは、会社の雰囲気や人間関係まではわかりません。
教育の丁寧さ、残業の多さ、現場の雰囲気、上司との距離感などは、口コミから見えてくることもあります。
警備員の仕事がきついかどうかは、会社の体質にも左右されます。 応募前に口コミを確認しておくだけでも、「入ってから後悔するリスク」は減らせます。
会社選びで失敗したくない方は、警備会社の選び方も参考にしてください。
応募前に会社の口コミや評判を確認したい方は、転職会議のような口コミサイトを使って、実際に働いた人の声を見ておくのも一つの方法です。
警備員がきついと感じたら、無理に我慢しすぎなくていい
警備員の仕事がきついと感じたとき、無理に我慢し続ける必要はありません。
警備の仕事そのものが合わないのではなく、今いる会社や現場が合っていないだけの場合もあります。
- 交通誘導が合わなくても、施設警備なら続けやすい
- 今の会社は厳しくても、別の会社なら働きやすい
- 条件の良い求人に変えるだけで、気持ちが楽になる
- 警備を続けながら副業で選択肢を増やす方法もある
こういうことは実際にあります。
きつい現場で限界まで我慢しても、誰も得しないことがあります。 体を壊しても、心が折れても、会社が一生面倒を見てくれるわけではありません。
もし「もう無理かも」と感じているなら、今の職場だけを基準にして警備業界全体を判断しないほうがいいです。
警備員として続けるか、環境を変えるか、副業や別の働き方も考えるか。 その選択肢を整理したい方は、警備員が人生の選択肢を広げる考え方も参考にしてください。
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求人票だけでは、現場の雰囲気や上司との距離感まではわかりません。
応募前に口コミサイトで実際に働いた人の声を見ておくと、「入ってから思っていたのと違った」という失敗を減らしやすくなります。
まとめ|警備員はきつい。でも、環境選びで変わる
まとめ|警備員はきつい。でも、環境選びで変わる
警備員の仕事は、きついと感じる場面があります。
立ち仕事、暑さ寒さ、雨の日の勤務、夜勤、人間関係、現場での責任。 「立っているだけで楽そう」と思って入ると、ギャップを感じる可能性は高いです。
特に屋外警備は、天候の影響をまともに受けます。 夏の暑さ、冬の寒さ、大雨の日の視界の悪さは、実際に現場に立ってみないと、わかりにくいキツさです。
ただし、警備員の仕事すべてが同じようにきついわけではありません。
交通誘導、施設警備、雑踏警備など、警備の種類によって負担は変わります。
さらに、会社の教育体制や現場の雰囲気によっても働きやすさは大きく変わります。
大切なのは、「警備員はきつい」で終わらせないことです。
自分に合う警備の種類を選ぶ。 応募前に会社の口コミや待遇を確認する。
きつい現場で無理をしすぎない。 必要なら、働く環境を変える。
警備員の仕事は、合う環境を選べば長く続けられる仕事です。 きつさを知ったうえで、自分に合う働き方を選んでいきましょう。
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