「警備員って、通行人やドライバーになめられるの?」
「現場で強く言われるのがつらい」
「なめられないためには、どう対応すればいいの?」
警備員として働いていると、こう感じる場面があるかもしれません。
結論から言うと、警備員がなめられる場面は実際にあります。
酔っ払いの歩行者に絡まれたり、短気なドライバーに怒鳴られたり、雑踏警備で来場者から厳しいことを言われたりすることはあります。
ただし、なめられないために高圧的になればいいわけではありません。
警備員に必要なのは、相手を押さえつける強さではなく、落ち着いて説明し、現場の役割を理解し、相手に協力してもらう力です。
この記事では、現役警備員・管理側の視点から、警備員がなめられやすい理由、なめられやすい人の特徴、現場で見下されないための対応を解説します。
ホンネちゃん正直なところ
なめられる事あるけどさ。
内容をよく考えてみたら、悩む
ほどの事じゃないってワケ
警備員の権限について先に知りたい人は、警備員に権限はあるのかを解説した記事も参考にしてください。
警備員がなめられることは実際にある
まず正直に言うと、警備員がなめられることはあります。
もちろん、すべての人が警備員を見下してくるわけではありません。 普通に協力してくれる人も多いですし、感謝される場面もあります。
ただ、現場によっては、通行人、ドライバー、来場者、作業関係者などから、強い口調で言われることがあります。
警備員は道路や施設、イベント会場など、人の動きに直接関わる場所に立ちます。 そのため、不満やイライラの矛先が向きやすい立場でもあります。
特に交通誘導や雑踏警備では、相手の行動を止めたり、迂回をお願いしたり、待ってもらったりする場面があります。
相手からすれば「自分の行動を邪魔された」と感じることもあるため、警備員に強く出る人がいるのです。
通行人やドライバーになめられる場面
交通誘導や雑踏警備では、通行人やドライバーから強く言われることがあります。
ここでは、現場で起こりやすい場面を整理します。
酔っ払いの歩行者に絡まれる
酔っ払いの歩行者は、警備員に絡んでくることがあります。
イベント帰りや夜間の現場などでは、気持ちよくなった人が、必要以上に話しかけてきたり、茶化してきたりすることがあります。
正直、かなり面倒です。
ただ、こういう相手にまともに反論しても、話が長くなるだけです。 多くの場合は、軽く相槌を打ちながら、危険な方向へ行かないように見守る方が現場は荒れにくいです。
もちろん、危険行為や暴力につながりそうな場合は、無理に一人で対応せず、隊長や周囲の隊員、必要に応じて警察へつなぐ判断も必要です。
短気なドライバーに怒鳴られる
短気なドライバーから怒鳴られることもあります。
片側交互通行や通行止めでは、どうしても待ってもらう場面があります。 そのとき、自分が優先されないだけで怒る人もいます。
車が走り出したあと、車内から怒鳴ってくる人もいます。 こういうケースは、こちらがモヤモヤするだけで終わることも多いです。
大事なのは、そこで追いかけたり、言い返したりしないことです。
警備員の仕事は、相手と言い合いで勝つことではありません。 現場を安全に回すことです。
雑踏警備では鋭いことを言われることもある
雑踏警備では、イベント会場や祭り、花火大会、スポーツ会場などで、多くの歩行者を案内することがあります。
このとき、通行ルートの変更、立入制限、列整理、混雑回避などで、来場者から強く言われることがあります。
たとえば、「なぜここを通れないのか」「どこへ行けばいいのか」「もっと分かりやすく案内してほしい」といった内容です。
中には、かなり鋭いことを言ってくる人もいます。 正直、こちらの説明不足や案内の分かりにくさが原因になっていることもあります。
こういう場面では、「通行人」や「文句を言ってくる人」として見るより、まずは「歩行者さん」「来場者さん」として扱う意識が大切です。
相手を下に見ると、言い方に出ます。 逆に、きちんと敬意を持って対応すると、強く言われた場面でも大きなトラブルになりにくいです。
雑踏警備の大変さを詳しく知りたい人は、雑踏警備がきつい理由を解説した記事も参考にしてください。
現場監督や作業員になめられることはあるのか
現場監督や作業員から軽く見られることもあります。
ただし、最近は昔に比べると、警備員への扱いは良くなってきていると感じます。 現場によっては、警備員をきちんと安全管理の一員として見てくれるところもあります。
それでも、オドオドしすぎて誘導がうまくできない人は、軽く見られやすくなります。
たとえば、停止の合図が弱い、車両の動きに反応できない、作業車両の出入りを見ていない、立ち位置が不安定。 こうした状態が続くと、現場側から不安に見られます。
これは、警備員を見下しているというより、「この人に任せて大丈夫か」と思われている状態です。
対処法は、自信を持って仕事をすることです。
ただし、自信がないのに無理に強く振る舞う必要はありません。 自分の技術に自信が持てないなら、会社の管理者や巡察に来る人に相談してみるのも一つの方法です。
配置の役割が分からないなら、現場隊長に確認しましょう。 分からないまま立っている方が危険です。
若い警備員や新人は意外となめられない
意外かもしれませんが、若い警備員や新人だからといって、必ずなめられるわけではありません。
むしろ、なめた態度を取ってくる人は、ベテラン警備員の方が笑って流してくれることを本能的に感じ取っているように見えることがあります。
新人や若い隊員に対しては、周囲も「まだ慣れていないのかな」と見ることがあります。 もちろん、ミスをすれば注意されますが、それはなめられているというより指導に近いことも多いです。
大事なのは、若いから、新人だからと必要以上に縮こまらないことです。
分からないことは聞く。 できることは一生懸命やる。 基本を守る。
それだけでも、現場での見られ方はかなり変わります。
新人の不安について知りたい人は、警備員の初日に気をつけることをまとめた記事も参考にしてください。
女性警備員はなめられるのか
女性警備員はなめられやすいのか、と聞かれることもあります。
私の感覚では、女性警備員だからなめられるというより、むしろ丁寧に接してもらえる場面も多いです。
現場によっては、男性警備員よりも声をかけられやすかったり、柔らかく受け止めてもらえたりすることもあります。
もちろん、すべての現場でそうとは言いません。 人によって態度を変えてくる相手もいますし、危険な場面では周囲との連携が必要です。
ただ、「女性だから必ずなめられる」と決めつける必要はありません。
大切なのは、性別よりも、現場での立ち位置、説明の仕方、周囲との連携です。
なめられないために強く出るのは正解か
なめられないために、強く言えばいいと思う人もいるかもしれません。
場合によっては、毅然とした態度が必要なこともあります。
ただし、だいたいの場合、ただ強く出るのは不正解です。
警備員には、警察官のような特別な権限はありません。 高圧的に出た結果、クレームになれば、警備員側が不利になることもあります。
毅然とした態度は大事です。 ただし、毅然を勘違いして、ただの頑固、高圧的、無愛想になっている警備員もいます。
相手を押さえつけようとするより、相手が協力しやすい空気を作る方が、現場はうまく回ります。
ここは、北風と太陽を思い出した方がいいです。 無理に押さえつけるより、落ち着いて説明する方が、結果的に相手が動いてくれることがあります。
警備員の権限について詳しく知りたい人は、警備員に権限はあるのかを解説した記事も参考にしてください。
なめられやすい警備員の特徴
警備員がなめられる理由には、相手側の問題もあります。
ただ、自分の対応で改善できる部分もあります。
オドオドしている
なめられやすい警備員の特徴として多いのが、オドオドしていることです。
相手の顔色ばかり見て、声が小さい。 合図が弱い。 立ち位置が定まらない。 質問されるとすぐに焦る。
こういう状態だと、相手から不安に見られます。
ただし、性格だけの問題ではありません。 多くの場合、自分の技術に自信がなかったり、配置の役割を理解していなかったりすることが原因です。
自分の技術に自信がない
誘導の合図、無線、立ち位置、車両の流し方などに自信がないと、動きに迷いが出ます。
その迷いは、ドライバーや作業員にも伝わります。
自信がないなら、練習や確認が必要です。 会社の人や先輩警備員に相談して、基本を見直しましょう。
自信は、根性だけで出るものではありません。 できることが増えるから、自然と出てくるものです。
配置の役割を理解していない
今いる配置の役割を理解していない人も、なめられやすくなります。
なぜその場所に立っているのか。 何を見ればいいのか。 どの車両を止めるのか。 歩行者をどこへ案内するのか。 誰に報告すればいいのか。
これが分からないまま立っていると、動きが中途半端になります。
分からない場合は、現場隊長に確認しましょう。 「ここでは何を一番見ればいいですか」と聞くだけでも、かなり動きやすくなります。
毅然と高圧的を勘違いしている
なめられたくない気持ちが強すぎると、高圧的な態度になってしまう人もいます。
強い言葉で押さえつける。 相手の話を聞かない。 説明せずに「ダメです」だけで終わらせる。
これでは、なめられないどころか、クレームになりやすくなります。
本当に必要なのは、高圧的な態度ではありません。 落ち着いた声、分かりやすい説明、相手を見下さない姿勢です。
警備員がなめられないためにできること
警備員がなめられないためには、相手を威圧するより、基本を整えることが大切です。
現場で信頼される人は、強そうに見える人ではなく、安心して任せられる人です。
配置の役割を確認する
まずは、自分の配置の役割を確認しましょう。
何を見ればいいのか。 誰に報告するのか。 どのタイミングで止めるのか。 どこへ案内するのか。
これが分かっているだけで、動きに迷いが減ります。
自分の立ち位置に意味を持てると、自然と態度も落ち着きます。
分からないことは隊長や会社に相談する
自分の技術に自信がないなら、隊長や会社に相談しましょう。
交通誘導の合図、無線の使い方、立ち位置、歩行者対応など、分からないことをそのままにしておく方が危険です。
巡察に来る会社の人に相談するのもありです。 相談される側からすると、真面目に覚えようとしている人はむしろ好印象です。
なめられたくないなら、まずは自分の不安を減らすことが大切です。
相手を歩行者さん・来場者さんとして扱う
通行人や来場者から強く言われると、こちらも身構えてしまいます。
ただ、最初から「文句を言ってくる人」として見てしまうと、対応がきつくなりやすいです。
雑踏警備や歩行者対応では、相手を「歩行者さん」「来場者さん」として扱う意識が大切です。
言葉の選び方ひとつで、相手の反応は変わります。
敬意を持って接する
警備員がなめられないために一番大切なのは、相手に敬意を持って接することです。
稲穂は実るほど頭を垂れる、と言います。
しっかり仕事ができる人ほど、相手を見下さず、落ち着いて対応します。
雑な態度で強く出るより、敬意を持って接する方が、結果的に信頼されます。
警備員、なめられる?Q&Aコーナー
警備員がなめられるかどうかは、現場や相手によって変わります。 ここでは、よくある疑問を現場目線で整理します。
警備員は通行人やドライバーになめられる?
正直、なめられる場面はあります。 酔っ払いの歩行者に絡まれたり、短気なドライバーに強く言われたりすることはあります。
ただし、すべての人がそうではありません。 多くの人は普通に協力してくれます。 問題は、一部の人の強い態度がかなり印象に残りやすいことです。



短気ドライバーは、車内から怒鳴って走り去るだけの存在だよ。
こっちはモヤモヤだけ残るってワケ。
若い警備員や新人はなめられる?
意外と、若い警備員や新人だから必ずなめられるわけではありません。 むしろ、ベテラン警備員の方が「笑って流してくれそう」と見られて、絡まれやすい場面もあります。
新人で大切なのは、必要以上にオドオドしないことです。 分からないことは隊長や会社に確認し、役割を理解して立つだけでも印象は変わります。



新人だからなめられる、とは限らないよ。
オドオドしてると、そこを見られちゃうんだよね。
女性警備員はなめられる?
私の感覚では、女性警備員だからなめられるというより、むしろ丁寧に接してもらえる場面も多いです。 現場によっては、男性警備員よりも声をかけられやすいこともあります。
もちろん、危険な場面では周囲との連携が必要です。 ただ、「女性だから必ずなめられる」と決めつける必要はありません。



女性警備員は、意外となめられないよ。
むしろ現場では、ちょっと人気者になることもあるってワケ。
なめられないために強く言うのは正解ですか?
基本的にはおすすめしません。 毅然とした態度は大切ですが、高圧的な態度とは違います。
警備員には警察官のような特別な権限はありません。 強く出すぎると、相手が反発し、クレームになることもあります。



毅然と高圧的は別モノだよ。
ただ偉そうな人は、なめられない前に嫌われるってワケ。
なめられやすい警備員には特徴がありますか?
あります。 特に多いのは、オドオドしている人です。
ただし、性格だけの問題ではありません。 自分の技術に自信がない、配置の役割を理解していない、何を見ればいいのか分かっていない。 こうした不安が態度に出ていることが多いです。
自信がないときは、隊長や会社に確認しましょう。 分からないまま立つより、先に聞いた方が安全です。
それでも理不尽になめられる現場なら環境を見直す
自分の対応を改善しても、理不尽になめられる現場はあります。
通行人やドライバーからの暴言、現場側の雑な扱い、会社のフォロー不足などが続くと、精神的にかなり疲れます。
自分の改善は大切です。 ただし、何をしても一方的に見下される環境なら、現場や会社が合っていない可能性もあります。
警備員を続けるか迷っている人は、辞めるか我慢するかだけで考えなくても大丈夫です。 転職・副業・働き方の見直しを含めた選択肢は、警備員が人生を広げる3つの選択肢で整理しています。
まとめ:警備員がなめられないために必要なのは高圧さではなく落ち着き
警備員がなめられる場面は実際にあります。
酔っ払いの歩行者に絡まれたり、短気なドライバーに怒鳴られたり、雑踏警備で鋭いことを言われたりすることもあります。
ただし、なめられないために高圧的になるのは逆効果です。 警備員に特別な権限はなく、強く出すぎるとクレームにつながることもあります。
なめられやすい人には、オドオドしている、自分の技術に自信がない、配置の役割を理解していない、毅然と高圧的を勘違いしているといった特徴があります。
まずは、自分の配置の役割を理解し、分からないことは隊長や会社に確認しましょう。 相手には敬意を持って接し、落ち着いて説明することが大切です。
警備員がなめられないために必要なのは、相手を押さえつける強さではありません。 現場を安全に回すための落ち着きと、信頼される対応です。

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