警備員に向いてる人とは?あなたに合う警備業務を現役が診断

警備員の仕事に興味はあるけれど、

「自分は警備員に向いているのかな?」
「施設警備と交通誘導なら、どっちが合うんだろう?」
「警備の種類が多くて、何を選べばいいのか分からない」

このように感じている方は多いと思います。

警備員とひとことで言っても、仕事内容はかなり違います。建物の中で働く施設警備、道路工事で車や歩行者を誘導する交通誘導、イベント会場で人の流れを整理する雑踏警備など、働き方はさまざまです。

さらに、貴重品運搬警備や身辺警備のように、より専門性の高い警備業務もあります。

つまり、警備員に向いているかどうかは、「警備員という仕事全体に合うか」だけでなく、「どの警備業務が自分に合うか」まで考えることが大切です。

この記事では、現役警備員の立場から、警備員に向いている人・向いていない人の特徴を解説します。

さらに記事の後半では、YES・NOで進められる「あなたに向いている警備業務診断」も用意しています。

すぐに診断したい方は、目次から「診断開始!」へ進んでみてください。

警備の仕事全体を先に知りたい方は、警備員の仕事内容・給料・資格をまとめた総合ガイドも参考にしてみてください。

目次

警備員に向いてる人の特徴

警備員に向いているのは、体力がある人だけではありません。もちろん体力はあるに越したことはありませんが、それ以上に大切なのは、まじめさ・責任感・周囲を見る力です。

決められたルールを守れる人

警備の仕事では、自己判断で好き勝手に動くのは危険です。現場ごとに決められたルールや手順があり、それを守ることで安全が保たれています。

特に施設警備や機械警備などの1号警備では、シフトや巡回ルート、出入管理の手順など、決められた流れの中で働く場面が多くなります。

「決められたことをきちんと続けられる人」は、警備員としてかなり強いです。

周囲の変化に気づける人

警備員は、ただ立っているだけの仕事ではありません。人の動き、車の動き、施設内の違和感、現場の雰囲気など、いろいろなものを見ながら働きます。

「いつもと違うな」「あの動きは少し危ないな」と気づける人は、警備の仕事に向いています。

特に交通誘導や雑踏警備などの2号警備では、目の前の状況がどんどん変わります。周囲を見ながら判断できる力はかなり大切です。

報告・連絡・相談ができる人

警備の現場では、分からないことをそのままにするのが一番危険です。

異常があったとき、判断に迷ったとき、現場で困ったときに、きちんと報告・連絡・相談ができる人は信頼されやすいです。

これは新人でもベテランでも同じです。警備員は一人で立つ場面もありますが、現場全体で安全を作る仕事でもあります。

落ち着いて対応できる人

警備員の仕事では、急なトラブルや予想外の出来事が起きることもあります。

クレーム、事故、体調不良者、設備トラブル、不審者対応など、現場によって対応する内容はさまざまです。

もちろん最初から完璧に対応できる必要はありません。ただ、焦りすぎず、決められた手順に沿って動こうとできる人は、警備員に向いています。

警備員に向いていない人の特徴

警備員は未経験から始めやすい仕事ですが、誰にでも楽に続けられる仕事ではありません。ここでは、警備の仕事で苦労しやすい人の特徴も正直に書いておきます。

自己判断で勝手に動いてしまう人

警備の仕事では、「たぶん大丈夫だろう」という判断が事故やトラブルにつながることがあります。

特に交通誘導や雑踏警備では、自分の合図や立ち位置ひとつで、人や車の動きが変わります。施設警備でも、勝手な判断で対応すると、施設側や利用者に迷惑をかけることがあります。

自分の判断だけで動きがちな人は、最初のうちはかなり注意が必要です。

報告や相談が苦手な人

警備員は「何も起きないようにする仕事」です。

だからこそ、小さな違和感や不安を放置しないことが大切です。分からないことを聞けない人、問題を一人で抱え込んでしまう人は、現場で苦労しやすいです。

逆に、最初は仕事ができなくても、素直に確認できる人は伸びやすいです。

暑さ寒さが極端に苦手な人

屋外の警備は、天候の影響をかなり受けます。特に交通誘導や雑踏警備は、夏の暑さや冬の寒さが大きな負担になります。

暑さ寒さが極端に苦手な方は、無理に屋外中心の仕事を選ぶより、施設警備のような屋内中心の仕事を検討した方が続けやすい場合があります。

交通誘導のきつさについては、交通誘導警備がきついと言われる理由でも詳しく解説しています。

人との関わりを完全に避けたい人

警備員は一人で黙々と働くイメージを持たれがちですが、実際には人との関わりもあります。

通行人への案内、施設利用者への対応、工事関係者との連携、イベント来場者への声かけなど、現場によってはコミュニケーションが必要です。

話し上手である必要はありませんが、最低限のあいさつや案内が苦にならない方が働きやすいです。

警備業務には1号〜4号まで種類がある

警備員に向いているかを考えるときは、「どの警備業務が自分に合うか」まで見ると分かりやすくなります。

警備業務は大きく分けると、1号警備から4号警備まであります。

  • 1号警備:施設警備・機械警備など
  • 2号警備:交通誘導警備・雑踏警備など
  • 3号警備:貴重品運搬警備など
  • 4号警備:身辺警備など

求人が多く、未経験から入りやすいのは1号警備と2号警備です。一方で、3号警備や4号警備はやや専門性が高く、求人数も限られる傾向があります。

とはいえ、自分の適性を知るうえでは、1号〜4号までざっくり知っておくと判断しやすくなります。

このあと、YES・NOで進められる簡単診断を用意しています。自分に近い答えを選びながら、向いている警備業務をチェックしてみてください。

診断開始!

あなたに向いている警備業務診断

警備員といっても、仕事内容はひとつではありません。

施設警備のように建物の中で落ち着いて働く仕事もあれば、交通誘導や雑踏警備のように、屋外で人や車の流れを見ながら動く仕事もあります。

さらに、貴重品運搬警備や身辺警備のように、より専門性の高い警備業務もあります。

ここでは、あなたの性格や働き方の希望から、どの警備業務と相性が良いかを簡単に診断してみましょう。

診断の進め方

質問にYES・NOで答えて、案内された番号へ進んでください。

最後に出たタイプの結果を、下の「診断結果」から開いて確認できます。

※あくまで簡易診断です。実際の向き不向きは、会社・現場・働き方によって変わります。

Q1. 決まったシフトや管理された環境の方が働きやすい?

警備の仕事は、どの業務でもルールや手順を守ることが大切です。

そのうえで、施設警備や機械警備などの1号警備は、決まった施設やシフトの中で働くことが多く、規律や安定した勤務体制が重視されやすいです。

一方で、交通誘導や雑踏警備などの2号警備は、現場の種類が豊富で、出勤日や働き方に比較的幅を持たせやすい会社もあります。

  • YES:Q2へ進む
  • NO:Q5へ進む
Q2. 屋内で落ち着いて働きたい?

屋内で安定して働きたいか、外で体を動かしながら働きたいかで、向いている警備業務はかなり変わります。

  • YES:Q3へ進む
  • NO:Q5へ進む
Q3. 同じ場所でコツコツ確認する仕事が苦じゃない?

受付・巡回・出入管理・モニター監視など、同じ施設内で確認を続ける仕事に抵抗がないかをチェックしてみましょう。

  • YES:1号警備タイプの可能性があります
  • NO:Q4へ進む
Q4. 一人で巡回したり、異常対応する仕事に興味がある?

施設警備や機械警備では、一人で巡回したり、異常発生時に現場確認をする場面もあります。

人と常に一緒に動くより、自分の持ち場や担当範囲を落ち着いて確認する方が合う人には、1号警備が向いている可能性があります。

  • YES:1号警備タイプの可能性があります
  • NO:2号警備タイプの可能性があります
Q5. 外で体を動かす仕事は苦じゃない?

交通誘導や雑踏警備は、屋外で働くことが多く、暑さ・寒さ・雨などの影響を受けやすい仕事です。

ただし、現場の種類が多く、働く日数を増やしやすい会社もあるため、体を動かす仕事が苦でなければ選択肢に入りやすいです。

  • YES:Q6へ進む
  • NO:Q7へ進む
Q6. 人や車の流れを見て、声を出して案内するのは苦じゃない?

交通誘導や雑踏警備では、周囲を見ながら人や車に分かりやすく案内する力が求められます。

「黙々と同じ場所で待つ」よりも、現場ごとに動きながら対応する方が合う人には、2号警備が向いている可能性があります。

  • YES:2号警備タイプの可能性があります
  • NO:1号警備タイプの可能性があります
Q7. 貴重品や人を守るような特殊な警備に興味がある?

警備業務の中には、現金や貴重品を運ぶ仕事、依頼者の身の安全を守る仕事など、少し特殊な分野もあります。

一般的な施設警備や交通誘導とは違い、求人数は多くありませんが、興味がある方は3号警備・4号警備も知っておくと視野が広がります。

  • YES:Q8へ進む
  • NO:まずは1号警備・2号警備から考えるのがおすすめです
Q8. 守りたい対象は「物」より「人」に近い?

特殊な警備の中でも、貴重品運搬警備と身辺警備では、守る対象が大きく違います。

現金や貴重品などを安全に運ぶ仕事に興味があるなら3号警備、人の身の安全を守る仕事に興味があるなら4号警備と相性があります。

  • YES:4号警備タイプの可能性があります
  • NO:3号警備タイプの可能性があります

診断結果はこちら

最後に出たタイプの結果を開いて、自分に合いそうな警備業務を確認してみましょう。

1号警備タイプ|施設警備・機械警備向き

あなたは、1号警備と相性が良い可能性があります。

1号警備は、施設警備や機械警備などの仕事です。商業施設・オフィスビル・病院・学校などで、受付、巡回、出入管理、モニター監視、異常発生時の対応などを行います。

1号警備は、決まった施設やシフトの中で働くことが多く、規律や安定した勤務体制が重視されやすい仕事です。

屋内で落ち着いて働きたい人、決められたルールを守ってコツコツ確認できる人には向いています。

ただし、天候の影響を受けにくい反面、勤務時間が長くなりやすい現場もあります。会社を選ぶときは、教育体制・勤務時間・休憩の取りやすさ・夜勤の有無をチェックしましょう。

施設警備について詳しく知りたい方は、施設警備は楽なのか?現役目線で解説した記事も参考にしてみてください。

2号警備タイプ|交通誘導・雑踏警備向き

あなたは、2号警備と相性が良い可能性があります。

2号警備は、交通誘導警備や雑踏警備などの仕事です。道路工事、駐車場、イベント会場、お祭りなどで、人や車の流れを整理し、事故や混乱を防ぎます。

2号警備もルールや手順は非常に大切です。ただ、1号警備に比べると現場の種類が豊富で、会社によっては出勤日や働き方に比較的幅を持たせやすい面があります。

屋外で体を動かすのが苦じゃない人、声を出して案内できる人、状況を見ながら判断できる人には向いています。

会社を選ぶときは、現場の種類、配置人数、休憩の取りやすさ、資格者への手当があるかを確認しましょう。2号警備は需要が多いぶん、会社選びで働きやすさが大きく変わります。

交通誘導について詳しく知りたい方は、交通誘導警備員の仕事内容を解説した記事をどうぞ。

イベント警備に興味がある方は、雑踏警備のきつさややりがいを解説した記事も参考になります。

3号警備タイプ|貴重品運搬警備向き

あなたは、3号警備と相性が良い可能性があります。

3号警備は、貴重品運搬警備です。現金や貴重品などを安全に運ぶ仕事で、一般的な交通誘導や施設警備とは少し性質が違います。

責任感が強い人、決められた手順を正確に守れる人、チームで慎重に動ける人には向いています。

ただし、求人の数は1号警備や2号警備に比べると少なめです。未経験からいきなり3号警備を目指すより、まずは警備業界で経験を積み、資格や実績を作ってから選択肢に入れる方が現実的です。

警備員の資格について詳しく知りたい方は、警備員の資格についてまとめた記事も参考にしてみてください。

4号警備タイプ|身辺警備向き

あなたは、4号警備と相性が良い可能性があります。

4号警備は、いわゆる身辺警備です。依頼者の身の安全を守る仕事で、一般的な施設警備や交通誘導とはかなり性質が違います。

周囲をよく見られる人、対人対応が得意な人、緊張感のある場面でも冷静に動ける人には向いています。

ただし、4号警備はかなり特殊な分野で、求人も多いとは言えません。未経験からすぐに目指すというより、警備業界で経験を積んだ先の選択肢として考える方が現実的です。

会社を選ぶときは、教育体制、案件の内容、無理な配置をしていないか、守秘義務や安全管理が徹底されているかを確認しましょう。

警備会社選びで失敗したくない方は、失敗しない警備会社の選び方も参考にしてみてください。

迷った人向け|まずは1号警備・2号警備から考えるのがおすすめ

診断結果がはっきりしなかった方や、どれもピンとこなかった方は、まずは求人が多い1号警備・2号警備から考えるのがおすすめです。

警備員の仕事は、種類によって働き方がかなり違います。最初から完璧に選ぼうとするより、自分が苦手な環境を避けながら、続けやすい現場を選ぶことが大切です。

警備員の仕事全体を知りたい方は、警備員の仕事内容・給料・資格をまとめた総合ガイドから読むと分かりやすいです。

まとめ|警備員に向いてるかは「どの警備業務を選ぶか」で変わる

警備員に向いている人には、いくつか共通点があります。

  • 決められたルールや手順を守れる
  • 周囲の変化に気づける
  • 報告・連絡・相談ができる
  • 落ち着いて対応できる
  • 自分に合う働き方を選べる

ただし、警備員とひとことで言っても、仕事内容はかなり違います。

施設警備や機械警備などの1号警備は、決まった施設やシフトの中で働くことが多く、落ち着いた環境でコツコツ働きたい人に向いています。

交通誘導や雑踏警備などの2号警備は、屋外で体を動かしながら働くことが多く、現場の種類も豊富です。会社によっては、出勤日や働き方に比較的幅を持たせやすい場合もあります。

3号警備や4号警備は、より専門性が高い分野です。未経験からいきなり目指すというより、警備業界で経験を積んだ先の選択肢として考える方が現実的です。

大事なのは、「警備員に向いているかどうか」だけで決めつけないことです。

同じ警備でも、会社や現場によって働きやすさは大きく変わります。自分に合わない現場を選ぶときつく感じやすいですが、自分に合う警備業務を選べば、長く続けやすくなります。

警備会社選びで失敗したくない方は、警備会社の選び方を解説した記事も参考にしてみてください。

また、警備の仕事内容・給料・資格まで全体像を知りたい方は、警備員の総合ガイドから読むと分かりやすいです。

診断してみて迷ったら、求人を見ながら考えるのもあり

診断結果を見ても、「本当に自分に合う仕事が分からない」と感じる方もいると思います。

その場合は、実際の求人を見ながら考えるのも一つの方法です。

求人を見ると、仕事内容・勤務時間・給料・勤務地・雇用形態などが具体的に分かります。頭の中だけで考えるより、「この働き方ならできそう」「これは少しきつそう」と判断しやすくなります。

警備の仕事だけに絞るのも良いですが、まだ迷っている段階なら、警備を含めて複数の職種を比べてみるのもおすすめです。

アルバイト・正社員・派遣など幅広い求人を見ながら、自分に合う働き方を探したい方は、シゴトinで自分に合う仕事を探してみるのも一つの方法です。

もちろん、求人を見るだけで必ず応募する必要はありません。

まずは「自分にはどんな働き方が合いそうか」を知るだけでも十分です。警備員として働くにしても、別の仕事を選ぶにしても、最初に選択肢を広げておくと後悔しにくくなります。

まずは、自分に合う警備業務を知ること。

そこから会社選びや働き方を考えていくと、警備員としても、これからの仕事選びとしても、無理のない選択がしやすくなります。

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この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

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