「警備員を辞めたい」
私にも本気でそう思ったことがあります。
上司と大げんかして辞めようとしたこともあれば、ふと思い立って他業種への転職を考えたこともあります。
結局、どちらも未遂に終わりました。
特に転職の方は、41歳で受けた面接に落ちて、気持ちがポッキリ折れてしまいました。
あとから振り返ると、一番引っかかっていたのは環境を変えることへの恐怖心です。
こんな自分でも受け入れてもらえるのか。
うまくなじめるのか。
そもそも、転職できるのか。
でも、別の仕事を探すために、今の仕事を辞める必要はありません。
この記事では、私が辞めかけた時の話を交えながら、今の生活を守ってできることを紹介します。
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上司と大げんかして、本気で辞めようと思った日
大きな交通規制の現場を指揮していた時の話です。
規制が始まったばかりで、車の流れを見ながら隊員に指示を出し、契約先の対応もしていました。
一番目を離せない時間です。
そこへ上司から電話が入りました。
内容は、どう考えても今じゃなくていい話。
「今それどころじゃない。
後にしてください」と切ったら、すぐにまた電話が鳴りました。
今度は強い口調で、電話口で大げんか。
私は「規制が落ち着いたら帰社します」と伝え、本気で辞表を叩きつけるつもりでした。
でも、現場はまだ終わっていません。
腹の中は戦闘態勢のまま、隊員に指示を出し、規制を安全に終わらせることだけ考えていました。
ホンネちゃん辞表を叩きつける気満々なのに、
現場は最後まで仕切る。
反乱の段取りが真面目すぎるのさ。
しばらくして、上司から電話がありました。
「ごめん。そういえば今日、大規制の日だったね」
その一言で拍子抜け。
さっきまで本気で辞める気だったのに、なぜか笑い話になって、上司とも前より話しやすくなりました。
あの日、私が嫌だったのは警備の仕事ではなく、現場の大変さを分かってもらえないことだったんです。
警備員を辞めたい理由は、まず分けて考える
上司とのけんかで辞めかけた私のように、仕事ではなく今の環境が嫌な場合もあります。
反対に、暑さ寒さや夜勤そのものが限界なら、現場を変えてもつらさは残ります。
| つらいところ | まずできること |
|---|---|
| 現場・人間関係 | 配置や警備業務を変えられないか相談 |
| 給料・会社の対応 | 勤務条件や手当、改善の余地を確認 |
| 警備の働き方そのもの | 別の業種の条件と比較 |
私は管理側として「辞めたい」という相談を受けることもあります。
実際、現場や一緒に働く人を変えただけで続けられた人もいました。
自分に合う仕事が分からないなら、警備業務の適性診断も参考になります。
ただ、相談しても話を聞いてくれない会社なら、我慢し続ける必要はありません。
危ない警備会社の特徴も一度確認してみてください。
41歳の転職活動は、たった1社の不採用で終わった
警備員になって10年以上たった41歳の時、ふと思い立って自動車販売会社に応募しました。
Web面接を受けて、約1週間後に届いた結果は不採用。
正直、絶望しました。
たった1社落ちただけなのに、転職しようという気持ちはポッキリ折れ、私の大冒険!は、一歩も進まないまま終了。
それ以降はどこにも応募しませんでした。
新しい職場でうまくなじめるのか。
そもそも、こんな自分を雇ってくれる会社があるのか。
今の会社なら、仕事もあるし、給料も入ってきます。
それを手放してまで環境を変えるのは、やっぱり怖かったんです。
警備会社を変えるだけでは、変わらないこともある
私の会社には、元警備員として入社してくる人が多く、いったん辞めて戻ってくる人も結構います。
一方、他社で働く現役警備員がそのままうちへ転職してきた例は、私の知る範囲ではありません。
同業他社へ移っても、給料や仕事内容が大きく変わらないなら、人間関係だけ一からやり直し。
会社によって違いはあるものの、環境を大きく変えるだけのメリットがあるのかは、よく考えたいところです。
今の環境を変えずに、ほかの仕事を探しておく
41歳の私に言ってやりたいのは、「まだ辞めなくていいじゃん」ということ。
警備員として働きながら、別の仕事を探しておけばよかったんです。
条件の良い仕事を紹介してもらえたら、その時になって初めて、慣れた今の環境と、新しい仕事での未来を天秤にかける。
給料、仕事内容、休日。
比べて今の方が良ければ、残ればいい。
新しい仕事が魅力的なら、そこから応募してみる。
採用が決まる前に今の会社を辞める必要もありません。
派遣先で働いて、直接雇用に誘われたこともある
警備員になる前、アパレルで働いていた頃の話です。
本業のかたわら、書類をトリミングする短期の派遣仕事をしたことがありました。
ひたすら書類を整える地味な作業でしたが、私はかなりの量をこなしていました。
すると、働きぶりを見ていた派遣先から、直接雇用の誘いを受けたんです。
面接だけでは伝わらないことも、実際の仕事ぶりなら見てもらえる。
今の会社以外にも、自分を評価してくれる場所があるかもしれない。
あの経験は、そんな可能性を教えてくれました。



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私が使った派遣サービスもワークスタッフナビではありません。
まとめ|辞めると決める前に、比べる相手を見つけよう
上司との大げんかは、謝ってもらえたことで収まりました。
でも、41歳の転職活動はたった1社の不採用で終了。
どちらも実際に経験したから、転職を決める難しさはよく分かります。
今の環境が嫌なら、ほかの世界を見てもいい。
ただ、最初にやるのは転職ではなく、比べる相手を見つけること。
良い仕事が見つかった時に、今の仕事を続けるか考えればいいんです。
ほかの仕事へ移るための準備は、警備員から他業種への転職でも詳しく書いています。
最後に、仕事だけでなく
「彼女もほしい」と思っている方へ。
警備員は「モテない」より「出会いがない」?
私は警備員になってから、2回結婚しています。
でも、この仕事に就いてから新しく知り合った女性は、20年近くでたった1人。
その1人とは、アパレル時代の友人からの紹介。
警備業に関係しない出会いなんですよね。
私が恋愛で壁に感じたのは、
モテるかどうか以前に、そもそも出会いがない
ということです。



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