女性警備員はきつい?仕事内容と働きやすい現場・トイレ事情を解説

「女性も警備員として働ける?」
「交通誘導は体力的にきつい?」
「トイレや更衣場所はどうしているの?」

警備員は男性が多い仕事なので、応募前にトイレ、配置、人間関係などが気になるのは自然だと思います。
求人票だけでは、現場の細かい環境まで分からないこともあります。

結論から言うと、女性も交通誘導、列車見張り、施設周辺の警備などで働いています。
私の会社でも、女性隊員に交通誘導や列車見張りへ出てもらっています。

期間限定の現場まで含めると、ショッピングモールや公共施設の駐車場案内など、施設周辺で行う2号業務にも配置しています。

ただし、実際の働きやすさは性別だけでは決まりません。
仕事内容に加えて、トイレ、休憩、配置人数、人間関係の相談へ会社が対応してくれるかで変わります。

この記事では、警備会社で面接や配置に関わっている立場から、女性警備員の仕事内容、働く前に確認したい現場環境、実際に受けた相談まで本音で解説します。

目次

  【警備員の真夏対策】

真夏の警備は、本当に過酷です。
警備員は制服の関係で、暑くても簡単に服装を変えられません。

暑さでダウンしてしまう前に
『制服の下に着られる薄手のペルチェベスト』
などで、少しでも身体を冷やしてあげてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。

女性も交通誘導や列車見張りで働いている

女性警備員というと、施設の受付や館内案内をイメージする人もいるかもしれません。
実際には、交通誘導や列車見張りなど、屋外の現場で働いている人もいます。

私の会社で女性隊員に出てもらっている主な仕事は、次のとおりです。

  • 道路工事に伴う交通誘導
  • 工事車両の出入り誘導
  • 列車見張り
  • ショッピングモールの駐車場案内
  • 公共施設周辺の駐車場案内

交通誘導では、合図、無線、周囲の確認、通行者への案内などを行います。
列車見張りでは、資格や教育を受けたうえで、決められた監視と連絡を行います。

どちらも、性別より、手順を守れるか、異常があった時にすぐ報告できるかの方が大事です。

警備業務ごとの違いを先に知りたい人は、「警備員の種類と仕事内容の違い」も参考にしてください。

施設内・施設周辺でも仕事内容と勤務条件を確認する

ショッピングモール、公共施設、球場などの施設内や施設周辺は、応募先として検討しやすい現場の一つです。
トイレや休憩場所を確保しやすい場合があります。

実際に野球観戦へ行くと、球場では多くの女性警備員を見かけます。
来場者への案内、入退場時の声かけ、通路の整理、駐車場案内など、さまざまな配置があります。

ただし、施設で働く警備員がすべて施設警備というわけではありません。

仕事内容警備業務の区分例
建物内の出入管理、巡回、監視1号業務
施設駐車場での車両・歩行者誘導2号業務
球場やイベント会場の雑踏整理2号業務

同じ施設で働いていても、館内勤務と駐車場案内では仕事内容が違います。
施設警備でも、夜勤、巡回、長時間の立ち仕事、来場者対応があるため、「施設だから楽」とは限りません。

応募する時は、施設名だけで判断せず、実際の業務内容、勤務時間、休憩方法まで確認した方がいいです。

交通誘導は女性にはきつい?

交通誘導には、暑さ、寒さ、雨、長時間の立ち仕事があります。
この負担は女性に限った話ではなく、男性隊員でもきついです。

ただ、すべての交通誘導が、交通量の多い国道で車を止め続けるような現場ではありません。
交通量の少ない道路、工事車両の出入り、歩行者案内、複数名で行う駐車場警備など、負担の違う現場があります。

重い物を持つ作業が常にあるわけでもありません。
一方で、カラーコーンや看板を運ぶ会社もあるため、装備の準備や片付けをどこまで隊員が行うのかは確認しておくと安心です。

女性だから常に軽い現場へ配置されるとは限りません。
体力、経験、通勤距離、家庭の事情などを見ながら、配置を相談できる会社かどうかが大事だと思います。

トイレは女性だけでなく警備員全体の問題

交通誘導や列車見張りで困りやすいのが、トイレです。

男性隊員も含めて、「その辺で済ませればいい」という対応ではいけません。

公衆トイレ、コンビニ、工事現場の仮設トイレが、毎回都合よく近くにあるとは限りません。
トイレが見つかっても、配置を抜ける間に誰が交代するのかという問題があります。

女性の場合は、仮設トイレの衛生状態、人目、施錠、生理中の利用などを理由に、使うことへ抵抗を感じる人もいると思います。
感じ方には個人差がありますが、配置前に確認しておきたい部分です。

トイレについて見るなら、場所だけでなく次の点まで確認します。

  • 配置場所からトイレまで何分かかるか
  • 持ち場を離れる間に誰が交代するか
  • 一人配置でもトイレへ行ける体制があるか
  • 夜間でも利用できる場所があるか
  • 仮設トイレの施錠や衛生状態に問題がないか
  • 生理や体調について相談しやすいか

トイレはあるけれど、配置から抜けられない。
これでは実際には使えないんですよね。

ホンネちゃん

女性だけの問題に見えるけど、トイレは警備員みんな大変なワケ。
「どこにあるか」より「ちゃんと行けるか」まで見てほしいよ。

更衣場所が問題にならない会社もある

女性警備員の記事では、更衣室の問題がよく挙げられます。
ただ、私の会社では基本的に制服で出勤するため、更衣場所が問題になった経験はほとんどありません。

会社によっては、制服での通勤を禁止していたり、勤務先で装備を着替えたりする場合もあります。
現場で着替えるなら、更衣場所が用意されているか確認した方がいいです。

更衣室で必ず困るという話ではありません。
出勤方法や現場の運用によって変わります。

男性が多い職場では距離感に困ることもある

警備会社は男性隊員が多いため、人間関係の距離感に困ることもあります。

私の会社では、女性隊員から「仕事中に男性隊員から告白されたが断った。その後に2人きりで勤務するのは気まずいので、組み方を変えてほしい」と相談されたことがあります。

告白されたことだけで、すぐハラスメントと決めつける話ではありません。
ただ、断った後も2人きりの配置が続き、本人が仕事へ行きづらくなっているなら、会社は話を聞き、必要に応じて配置や接触の仕方を調整した方がいいです。

相談した人が責められたり、不利な配置へ回されたりしないことも大切です。
「仕事なんだから我慢して」で終わらせず、働き続けられる形を考えてくれる会社の方が安心だと思います。

男性が多くても協力しやすい現場はある

男性隊員が多い現場でも、分からないことを教え合ったり、装備を運ぶ時に声をかけ合ったりしながら働いている現場はあります。
これは女性だから特別に扱うというより、隊員同士が安全に働くための協力です。

交通誘導なら、車両停止、無線、歩行者案内など、仕事の基本は男女で変わりません。
列車見張りでも、決められた監視と連絡を行います。

ただし、体力的に厳しい、トイレへ行けない、夜間の一人配置が不安といった事情があるなら、無理に我慢せず会社へ相談した方がいいです。
距離の近さに困った場合も、本人が相談できる環境があった方が続けやすくなります。

警備員として働きやすい人の特徴

警備員として続けやすいかどうかは、性別だけでは決まりません。
次のような人は、現場でも周囲と仕事を進めやすいと思います。

  • 分からないことを確認できる
  • 通行者や来場者へ落ち着いて声をかけられる
  • 無理な時に早めに相談できる
  • 決められた手順を守れる
  • 周囲と協力して働ける
  • 体調の変化を早めに伝えられる

体調が悪くても我慢したり、分からないまま自己判断で動いたりすると、事故やトラブルにつながります。
早めに確認や相談ができる人の方が、会社側も配置を考えやすいです。

面接で確認したいトイレ・配置・人間関係

警備会社へ応募する時は、仕事内容だけでなく、実際の勤務環境まで聞いて大丈夫です。

  • 女性隊員は、どのような現場へ配置されていますか
  • 交通誘導現場のトイレは、どのように確保していますか
  • 一人配置でも、トイレや体調不良時に交代できますか
  • 制服は自宅から着て出勤しますか
  • 現場で着替える場合、更衣場所はありますか
  • 夜勤や一人勤務は、どの程度ありますか。希望は相談できますか
  • 人間関係で困った時は、誰へ相談できますか
  • 配置相手について相談した場合、調整してもらえますか

「女性も活躍しています」と言うだけでなく、トイレ、休憩、配置、相談先まで具体的に説明してくれる会社なら、入社後の働き方を想像しやすくなります。

警備会社を選ぶ時の確認ポイントは、「警備会社の選び方|未経験が失敗しないために見るべきポイント」でも解説しています。

女性警備員の求人を見る時は仕事内容まで確認する

求人票に「施設警備」「交通誘導」と書かれていても、実際の仕事内容は現場によってかなり違います。

屋内中心で働きたいのか。
駐車場案内ならできそうなのか。
外仕事でも週2〜3日なら働けるのか。
夜勤や一人勤務は避けたいのか。

まずは募集条件を見比べて、自分が無理なく働けそうな求人を探します。
トイレ、休憩、配置相手、人間関係の相談先など、求人票では分からない部分は面接で確認した方がいいです。

まとめ|女性警備員の働きやすさは現場と会社で変わる

女性も、交通誘導、列車見張り、駐車場案内、球場や公共施設周辺の警備など、さまざまな現場で働いています。

施設勤務だから必ず楽とは限りませんし、交通誘導のきつさも性別だけでは決まりません。
仕事内容、勤務時間、体力、休憩環境を見て選ぶことになります。

特にトイレは、近くにあるかだけでなく、実際に配置から抜けて行けるかが大事です。
更衣場所については、制服通勤か現場で着替えるかによって事情が変わります。

男性が多い現場でも、隊員同士で協力しながら働けます。
一方で、距離感や配置に困った時は、本人が我慢せず相談でき、会社が話を聞いてくれる環境の方が安心です。

募集条件を確認したうえで、面接ではトイレ、夜勤、一人配置、相談先まで聞いて、自分が続けやすい会社を選んでください。

空調服を着られない警備員へ

真夏の警備は、本当に過酷です。
炎天下やアスファルトの照り返しの中でも、警備員は決められた制服を着て仕事をしなければなりません。

最近は空調服を支給する警備会社も増えてきました。
ただ、会社や現場によっては、空調服タイプの制服が用意されていなかったり、自由に着用できなかったりすることもあります。

「制服を変えられない警備員でも、何かできる暑さ対策はないか」

私もずっと考えた結果、たどり着いたのが、薄手のペルチェベストを制服の下に着る方法です。

インナーとして着用できる薄手のタイプなら、外から見える警備制服を大きく変えずに、冷却プレートで身体を冷やせます。
商品によっては、空調服と組み合わせて使いやすいものもあります。

もちろん、ペルチェベストを着れば熱中症にならないわけではありません。
水分や塩分の補給、こまめな休憩、体調が悪いときの早めの申告も必要です。

それでも、毎年気合いだけで猛暑に耐えるより、身体を冷やせる装備をひとつ持っておく方が安心です。

空調服を着られない現場で働いている人は、制服の下から冷やすという方法も一度チェックしてみてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。ご安全に!

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この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

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