「施設警備って楽なの?」
「座ってるだけで給料がもらえるって本当?」
「交通誘導より楽そうだから、施設警備をやってみたい」
こう思っている人は多いと思います。
結論から言うと、施設警備は体力的に楽な現場もあります。
座れる時間がある。
屋内の現場もある。
炎天下で立ちっぱなしではない。
ここだけ見ると、たしかに楽そうですよね。
ただ、私は正直あまり合いませんでした。
理由はシンプルです。
座れるけど、気は抜けないから。
施設側の社員さんや来場者の目がありますし、施設ごとのルールもあります。
ただ座っているだけに見えて、実はかなり見られている仕事なんですよね。
この記事では、現役警備員の目線で、施設警備が楽と言われる理由、実際にきついところ、向いている人、始める前に確認したいポイントを本音で話します。
施設警備は座れるけど、それだけで楽とは限らない
施設警備が楽に見える理由は、分かります。
道路の上で真っ黒けにならない。
真冬の夜に震えながら立たなくていい。
現場によっては、座れる時間もある。
交通誘導や雑踏警備と比べると、体力的に楽な場面はあります。
ただ、施設警備には施設警備のしんどさがあるんですよね。
出入管理、受付、巡回、鍵の管理、施設ごとのルール。
やること自体もありますが、私が一番きつかったのはそこではありません。
一番きつかったのは、良い子にして座っておく時間でした。
私が施設警備で一番きつかったのは、時間が経たないこと
施設警備で一番きつかったのは、とにかく時間が経たないことでした。
座ってはいるけど、自由ではありません。
スマホを触っていいわけでもない。
だらけていいわけでもない。
施設側の人や来場者の目もある。
私は良いカッコしいなので、真面目でできる警備員を装っていました。
でも、内心は苦行。
私は「静かに座っていられる大人」の才能が、思ったよりありませんでした。
体は動かしていないのに、時間だけがやたら長い。
ここが、私にはかなり合いませんでした。
ホンネちゃん「座ってるだけでお金になるなら楽じゃん」
って言う人ほど、2時間くらいでスマホを触りたくなるってワケ。
施設警備は、思った以上に細かく見られている
施設警備は、座っているだけに見えて、意外と細かく見られています。
私は施設警備のシフトや対応窓口を担当していた時期がありました。
その中で、施設警備に関するクレーム対応をすることもありました。
内容には触れません。
ただ、その経験から「思った以上に見られている仕事なんだな」と感じたんですよね。
勤務態度。
受付での対応。
ルールを守っているか。
施設側とのやり取り。
こういう部分は、外から見るより細かく見られます。
ただ座っていればいい仕事ではありません。
施設警備の主な仕事内容
施設警備の仕事は、現場によってかなり変わります。
よくある業務は、このあたりですね。
- 出入管理
- 受付対応
- 巡回
- 鍵の管理
- モニター監視
- 電話対応
- 引継ぎや記録
- 緊急時対応
どれも大事ですが、特に意識してほしいのは鍵の扱いです。
施設警備の仕事内容全体を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
鍵の扱いは、施設側から預かっている信用そのもの
施設警備で鍵を扱うなら、かなり意識してほしいことがあります。
鍵はただの物ではなく、施設側から預かっている信用そのものです。
私はいつも、こう考えた方がいいと思っています。
「この扱いをする人に、自分の家や車の鍵を預けられますか?」
そう考えると、鍵の置き方、持ち方、確認の仕方が変わります。
施設警備でも、機械警備でも、鍵の扱いは本当に大事です。



鍵を雑に扱う人に、自分の家の鍵を預けたいかって話なのさ。
そこを想像できない人は、ちょっと危ないってワケ。
施設警備が向いている人
施設警備が向いている人というと、生真面目な人、マニュアル通りに動ける人、静かな人をイメージするかもしれません。
もちろん、真面目にルールを守れる人は向いています。
ただ、実際に見ていて多いのは、おしゃべり好きで明るい人なんですよね。
来場者の受付でも、明るく自然に接している。
あれを見ると、正直「すごいな」と思います。
施設警備は、ただ黙って座る仕事ではありません。
人と接する場面があるので、明るさや感じの良さもかなり武器になります。
合う人には、トコトン合う
ここは勘違いしないでください。
施設警備が悪い仕事という意味ではありません。
合う人には、トコトン合います。
実際、ウチの会社では施設の人は本当に辞めないんですよね。
私には苦行でした。
でも、ハマる人にはかなり居心地のいい仕事なんだと思います。
同じ場所で落ち着いて働きたい人。
ルールを守るのが苦にならない人。
受付や人対応が嫌ではない人。
長い時間を静かに過ごせる人。
こういう人には、施設警備は合いやすいですね。
施設警備が向いていない人
逆に、施設警備が向いていない人もいます。
私みたいに「良い子にして座っておく」のが苦手な人です。
時間が経たない。
人の目が気になる。
スマホを触れない時間が苦痛。
細かいルールが面倒に感じる。
このあたりが引っかかる人は、施設警備をしんどく感じるかもしれません。
体を動かしている方が楽な人もいます。
現場が変わる方が気分転換になる人もいる。
私も、どちらかというとそっち側でした。
だから、施設警備が合わないからといって、警備員そのものが向いていないとは限りません。
警備には、交通誘導、雑踏警備、機械警備、列車見張りなど、いろいろな働き方があります。
警備業務ごとの違いはこちらでもまとめています。
1号警備と2号警備の違い|仕事内容・向き不向き・働き方を比較
施設警備を選ぶ前に確認しておきたいこと
施設警備を選ぶなら、「座れるか」だけで決めない方がいいです。
面接や求人を見る時は、次のあたりを確認しておくとズレを減らせます。
どんな施設で働くのか
同じ施設警備でも、現場によって空気はかなり違います。
商業施設なのか。
オフィスビルなのか。
工場なのか。
病院なのか。
学校なのか。
人の出入りが多い施設もあれば、静かな施設もあります。
受付対応が多いのか、巡回中心なのかでも働きやすさは変わります。
座れる時間と立つ時間のバランス
「施設警備=ずっと座れる」と思って入ると、立哨や巡回が多くて「あれ?意外と立ってるぞ?」となる現場もあります。
逆に、座れる時間はあるけど、人の目が多くて気が抜けない現場もあります。
面接では、勤務中の流れを聞いておくといいですね。
「立哨・巡回・受付は、どのくらいの割合ですか?」
こう聞くと、働くイメージがかなり見えやすくなります。
鍵や受付対応があるか
鍵の管理や受付対応があるかも確認しておきたいところです。
鍵を扱うなら責任は重くなりますし、受付が多いなら人と接する場面も増えます。
どちらも大事な仕事です。
ただ、人と話すのが苦手だったり、責任の重い管理が苦手だったりする人は、事前に知っておいた方がいいですね。
警備会社の選び方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
警備会社の選び方|現役が教える失敗しない基準と危ない会社の見分け方
まとめ|施設警備は座れるけど、気は抜けない仕事です
施設警備は、体だけで見れば楽な現場もあります。
座れる時間がある。
屋内の現場もある。
外で炎天下に立ちっぱなしより、体は楽に感じるかもしれません。
でも、私には正直あまり合いませんでした。
一番きつかったのは、良い子にして座っておく時間です。
時間が経たない。
気も抜けない。
施設側の社員さんや来場者の目もある。
座れるけど、自由ではないんですよね。
ただし、施設警備が悪い仕事という意味ではありません。
合う人には、トコトン合います。
実際、ウチの会社では施設の人は本当に辞めないんですよね。
だから大事なのは、「施設警備は楽かどうか」より、自分に合うかどうかです。
人の目が気になりすぎないか。
ルールを守る仕事が苦にならないか。
受付や来場者対応が嫌ではないか。
鍵を預かる責任をちゃんと持てるか。
特に鍵の扱いは大事です。
「この扱いをする人に、自分の家や車の鍵を預けられますか?」
そう考えられる人は、施設警備に向いていると思います。
逆に、座っているだけで楽そうと思っている人は、少しだけ考え直した方がいいです。
施設警備は、座れるけど気は抜けない。
ここを分かったうえで選ぶなら、長く続けやすい仕事だと思います。
警備の仕事全体をもっと知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。


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