「警備員の人間関係ってキツいの?」
「変な人ばかりって本当?」
「怒鳴られる、無視される、空気が重い……そんな話を見て不安」
警備の仕事を調べていると、こういう話がかなり出てきます。
実際、警備業界にはクセの強い人がいます。
かなり居ます。
ただ、最初に言っておきたいのは、
「警備員=ヤバい人しかいない」
ではありません。
現場によって空気はかなり違います。
淡々と働ける現場もありますし、逆に「修学旅行のバスに濃い人間だけ詰め込んだのか?」みたいな空間になることもあります。
新人時代、私がしんどかったのは詰所より移動車でした。
狭い車内。
逃げ場なし。
そこへ始まる、濃い人たちの会話。
特に厄介だったのが、「自虐に見せかけた自分語り」を延々と続ける先輩です。
どれだけ車内が盛り上がっていても、一瞬で空気が静かになる。
しかも無視できない。
……警備の人間関係は、こういう独特の距離感があります。
ただ、付き合い方さえ覚えると、かなりラクになるのも事実です。
この記事では、現場で実際に見てきた「クセの強い警備員」と、その対処法を本音で解説します。
「自分も何とかやれそうかも」
そう思える記事になれば嬉しいです。
警備員の人間関係はきつい?現場によってかなり違う
警備員の人間関係は、かなり現場差があります。
「淡々と仕事だけして終わる現場」もあれば、「人間関係の圧」が強い現場もあります。
淡々と働ける現場もある
警備業界というと、「ずっと怒鳴られてそう」と思われがちです。
ただ、静かな現場も普通にあります。
- 一人現場
- 少人数現場
- 施設警備
- 機械警備
こういう現場だと、必要最低限の会話だけで終わる日もあります。
「今日はほぼ誰とも喋っていない」
そんな日も珍しくありません。
クセの強い人が密集している現場もある
逆に、イベント警備や交通誘導では「クセの強い人」が集まりやすい現場もあります。
しかも、なぜか濃い人は濃い人を呼びます。
今日も車内で始まる自虐トーク。
無線より声が大きい戦闘民族。
どこかへ消える忍者休憩君。
現場によっては、かなりカオスです。
ホンネちゃん警備員、人間関係より
「距離感」のゲームなワケ
人間関係が原因で辞めたくなる人もいる
実際、人間関係で辞める人もいます。
- 怒鳴られる
- 空気が重い
- 詰所がしんどい
- ずっと誰かに気を遣う
警備は「仕事そのもの」より、「人間関係の濃さ」で疲れることも多いです。
もし今、人間関係が理由で辞めたいと感じているなら、それは甘えではありません。
実際、環境によってかなり差があります。
警備員の人間関係がうざいと言われる理由
では、なぜ警備員の人間関係は「うざい」と言われやすいのでしょうか。
年齢・経歴・価値観がバラバラだから
警備業界は、本当にいろんな人が居ます。
何故なら『初めての仕事に選ばれにくい職業』だからですね。
| よくいるタイプ | 特徴 |
|---|---|
| 定年後組 | 人生経験が豊富 |
| 元職人 | ルールや段取りに厳しい |
| 元営業 | コミュ力が高い |
| 転職組・元ニート | 経歴がかなり独特 |
価値観が違う人同士が集まるので、人間関係も独特になりやすいです。
狭い車内で距離感が近くなりやすいから
私の会社は事務所自体は広かったので、出発前はそこまで苦ではありませんでした。
問題は移動車。
狭い車内。
逃げ場なし。
しかも、濃い。
特に厄介なのが、「自虐に見せかけた自分語り」をするタイプです。
返答に困る。
でも無視もできない。
車内の空気が、一瞬で終わります。
暇な時間ほど人間関係が濃くなるから
実は、忙しい現場より「微妙に暇な現場」の方が、人間関係は濃くなりがちです。
詰所トーク。
長い待機時間。
沈黙。
警備は、こういう時間が地味に長い仕事でもあります。
現場ルールを押し付けてくる人がいるから
警備の現場には、「ルール」に強くこだわる人がいます。
しかも、かなり熱量が高い。
方向性は違えど、クセの強い警備員に共通しているのは「異常な正義感」です。
- ストイックマン → 現場を完璧に回したい
- 男梅 → ルールを絶対に守らせたい
- 戦闘民族警備員 → 現場を舐められたくない
だから熱量が高い。
そして、たまに爆発します。
……もちろん、自虐先輩と忍者休憩君は別ジャンルの生き物です。
警備員の現場にいるクセの強い人たち
ここからは、現場で遭遇しやすい「クセの強い警備員」を紹介します。
厳しい先輩【超ストイックマン】
他人に厳しい。
でも、自分にも超厳しい。
孤高の警備員戦士です。
現場初日だろうが関係ありません。
普通に「仕事の出来」を求めてきます。
- 周囲確認
- 無線
- 誘導
- 危険察知
全部に厳しい。
新人にはかなりしんどいです。
ただ、このタイプに認められるくらい頑張れると、本当にレベルの高い警備員になります。
しかも意外と見ています。
出来るようになった新人は、ちゃんと管制へ報告してくれる人も多いです。
怖い。
でも育成能力は高い。
そんなタイプです。
正義感に全振り【男梅タイプ】
ルールに異常なほど厳しいタイプ。
通行者がほんの少しルールから外れただけでも、
「その違反、見逃さん!」
と、どこかの守護者みたいな勢いで飛んでいきます。
物理的法の番人
相手が歩行者だろうが、自転車だろうが関係ありません。
たぶん、立入禁止区域に猫がトコトコ歩いていても注意します。
猫からすると理不尽ですが、男梅からすると平等です。
本人は現場を守ろうとしているのですが、結果として空気を悪化させ、逆に危険な流れになることもあります。
ただ、このタイプにも長所があります。
- クレーマー対応へ臆せず行く
- 危険行為へすぐ反応する
- 嫌われ役を引き受ける
現場を守ろうとしている気持ちは、本物だったりします。



物理的法の番人ってワケ
自虐風自分語りかまってさん【自虐先輩】
警備歴が長くなると、なぜかこの道へ近づく人がいます。
「俺なんかもう終わってるからさ……」
と、自虐っぽく入りながら、気づけば長めの自分語りへ突入するタイプ。
しかも絶妙に反応へ困る。
車内がどれだけ盛り上がっていても、一瞬で空気を静かにする力を持っています。
警備業を長く続けていると誰もが通る道だけど「あの頃の自分、ちょっと痛かったな……」と気づきます。
問題は、ごく稀に帰ってこられない人がいること。
このタイプを見かけたら、「反面教師」として自分を律するのがオススメです。
忍者休憩君
休憩時間になると、自らの存在と痕跡を霧散させるタイプ。
ついさっきまで居たはずなのに、気づけば消えています。
そして、なかなか帰ってこない。
ふと、
「……あれ?休憩長くね?」
と、現場がざわつき始めます。
このタイプ、無理に詰めると空気が悪くなりがちです。
だから、
「○○さんどうぞ〜。誰かそちらへ来ていますか?」
と、仕事の無線っぽく軽くジャブを撃つのがオススメ。
しかし無線を切っているなら、かなり厄介なタイプ。上忍。
その場合は、
「○○さんと連絡が取れなくて心配です」
と、早めに管制へ相談した方が安全です。
戦闘民族警備員
驚くほど短気なタイプ。
通行車がウインカーを出さない。
誘導に従わない。
無線応答が少し遅い。
それだけでも、「自分のプライドをかけた戦争」レベルの怒りを見せます。
正直、かなり怖い。
このタイプ、感情でぶつかると大体燃えます。
だから新人のうちは、
- 無線を早めに返す
- 報告を省略しない
- 刺激しない
この3つを意識するだけでも、生存率はかなり変わります。
変な人と同じ現場になったときの付き合い方
警備の人間関係で大事なのは、「勝つこと」ではありません。
現場を荒らさず、安全に終わらせることです。
まず一度は肯定して空気を荒らさない
クセの強い人ほど、
「コイツちゃんとやる気あるのか?」
を見ています。
だから最初から反論するより、
「そうですね」
と、一旦受け止める。
これだけでも空気はかなり変わります。
反論より先に相手のこだわりを観察する
新人時代、とあるイベント警備で「男梅タイプ」の隊員と一緒になったことがあります。
彼は、横断歩道が点滅した瞬間、すべての歩行者を停止。
さらに、突破した人を連れ戻そうとしていました。
私は、
- 警備員に特別な権限はない
- 歩行者は違法行為をしていない
- 急停止で流れを止める方が危ない
そう考え、彼へ意見しました。
……新人のクセに、私にも狂った正義感があった訳です。
結果、現場の空気はかなり険悪になりました。
今思えば当然です。
新人が真正面からベテランへ噛みついたのですから。
この場合、本当に大事なのは「正しいかどうか」だけではありません。
正解は、いきなり本人へぶつかることではなく、
「あの対応って正しいんですか?」
と、まず隊長へ確認することでした。
仕事のルールだけは守って距離を取る
警備の人間関係で一番危険なのは、「感情」で動くことです。
まずはここ。
- 遅刻しない
- 無断欠勤しない
- 報告する
- 無線を返す
- ルールを守る
仕事をちゃんとしていれば、必要以上に揉めることは減ります。
無理に仲良くなろうとしなくていい
警備は、「全員と仲良くなるゲーム」ではありません。
むしろ、適切な距離感の方が大事です。
無理に輪へ入ろうとしなくても大丈夫。
仕事をちゃんとしていれば、少しずつ認められることも多いです。
警備員の人間関係でやってはいけないこと
人間関係で失敗すると、現場は一気にしんどくなります。
初日から正論でぶつかる
新人時代の私は、これをやりました。
正しいことでも、伝え方と順番はかなり大事です。
陰口グループに深く入る
警備の現場は狭いです。
噂も普通に回ります。
軽い愚痴くらいならまだしも、陰口へ深く入ると大体しんどくなります。
無断欠勤やバックレで現場を荒らす
警備は人数で回る仕事です。
一人飛ぶだけでも、現場が崩れることがあります。
本当に無理なら、ちゃんと相談した方が良いです。
我慢だけで全部解決しようとする
人間関係がキツい現場、本当にあります。
だから、「耐えれば何とかなる」だけで抱え込まなくて大丈夫です。
人間関係がきつい現場に当たったときの対処法
警備は「現場ガチャ」がかなり大きい仕事です。
隊長や管制に相談する
まずは相談。
意外と配置変更や調整をしてくれることもあります。
配置換えをお願いする
人間関係が原因なら、現場を変えるだけで一気にラクになることもあります。
会社そのものが合わないなら転職も考える
警備会社によって空気はかなり違います。
「全部の警備会社が同じ」ではありません。
口コミや求人条件を見て次の会社を選ぶ
求人を見るときは、次のポイントを見ると失敗しにくいです。
| 見るポイント | 理由 |
|---|---|
| 固定現場か | 人間関係が固定化しやすい |
| 交通誘導中心か | 現場ごとに人が変わりやすい |
| 施設警備中心か | 比較的落ち着いた現場も多い |
| 人数規模 | 少人数の方がラクな場合もある |
警備員の人間関係がラクな現場もある
ここまで読むと、
「警備業界ヤバすぎるだろ」
と思うかもしれません。
半分正解です。
でも、ラクな現場もちゃんとあります。
一人現場や少人数現場は距離感を保ちやすい
一人現場は、本当に気楽です。
人間関係ストレスがかなり減ります。
「人付き合いが少し苦手」
という人ほど向いていることもあります。
施設警備は現場によって落ち着いている
施設警備は、交通誘導より空気が落ち着いている現場もあります。
もちろん現場差はありますが、比較的淡々と働きやすいです。
交通誘導は現場ごとに人が変わるメリットもある
交通誘導は大変ですが、「ずっと同じ人間関係ではない」というメリットもあります。
逆に、それで助かる人も多いです。
まとめ|警備員の人間関係は、距離感を覚えるとラクになる
警備員の人間関係は、かなり現場差があります。
クセの強い人も居ます。
空気が重い現場もあります。
ただ、その多くは「方向の違う正義感」を抱えた不器用な人たちでもあります。
もちろん、忍者休憩君みたいな別ジャンルも居ますが。
それでも、距離感を覚え、仕事をちゃんとこなし、少しずつ現場へ慣れていけば、ラクになることも多いです。
警備は、「コミュ力最強の陽キャ」だけの仕事ではありません。
不器用でも。
人付き合いが少し苦手でも。
ちゃんと働ける人は、現場で重宝されます。
もし今、人間関係が理由でしんどいなら。
「自分が全部悪い」
とは思わなくて大丈夫です。
現場を変える。
会社を変える。
距離感を変える。
それだけで、かなり世界が変わることもあります。



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