警備員になるには?未経験から応募・面接・新任教育までの流れ

「警備員になるには、何から始めればいいの?」

「未経験でも警備員になれる?」
「面接、書類、新任教育って何が必要なの?」

警備員の仕事に興味があっても、最初はこのあたりが分かりにくいと思います。

先に言うと、警備員になる流れはそこまで難しくありません。

求人に応募する。
面接を受ける。
必要書類をそろえる。
新任教育を受ける。
現場に出る。

大きく分けると、この流れですね。

ただし、警備員は誰でも無条件になれる仕事ではありません。

18歳以上であること。
警備業法の欠格事由に当てはまらないこと。
現場に出る前に新任教育を受けること。

ここは必ず確認しておきたいポイントです。

私自身も、中卒・元ニートから、運送業、レディースアパレルを経て警備員になりました。
正直、きれいな経歴ではありません。

アパレルを辞めてしばらくブラブラしていた頃に、

「そろそろ働こうかな」
「とりあえず3か月ぐらい働いてみようかな」

そんな軽い気持ちで選んだのが警備員です。

知り合いの紹介があり、すぐ働けそうだった。
きれいな志望動機なんて、ありませんでした。

でも、そこから現場を覚え、資格を取り、今では管制や教育、隊員ケアにも関わっています。

この記事では、現役警備員・管理側の目線から、警備員になるまでの流れ、必要条件、面接前に確認すべきこと、新任教育、会社選びの注意点までまとめます。

警備員になるために最初に知っておくこと

  • 警備員になるのに、最初から特別な資格は必要ありません
  • 学歴よりも、時間を守る・連絡する・現場のルールを守ることが大事です
  • 18歳未満の人は警備員になれません
  • 警備業法の欠格事由に当てはまる場合は働けないことがあります
  • 採用後、現場に出る前に新任教育を受ける必要があります

※警備員アルバイトから試してみたい人は、こちらの警備員バイトの始め方と注意点をまとめた記事も参考にしてください。

目次

警備員になるには?基本の流れ

警備員になる基本の流れは、かなりシンプルです。

  1. 求人を探す
  2. 応募する
  3. 面接を受ける
  4. 採用後に必要書類をそろえる
  5. 新任教育を受ける
  6. 現場へ配置される

未経験から始める人も多く、最初から警備の資格を持っていなくても応募できる会社はあります。

ただ、採用されたらそのまますぐ現場へ出るわけではありません。
警備員は、現場に出る前に必要書類の確認や新任教育があります。

このあたりを知らずに「すぐ働けると思ったのに、思ったより時間がかかる」と感じる人もいるので、応募前に流れを知っておくと安心ですよ。

警備員の仕事全体を先に知りたい人は、こちらの警備員とは?仕事内容や種類をまとめた総合ガイドも参考にしてください。

応募前に「どんな警備業務なのか」は必ず確認しよう

警備員になりたい人に、まず確認してほしいのが仕事内容です。

求人票に「警備員」と書いてあっても、中身はかなり違います。

交通誘導なのか。
駐車場誘導なのか。
イベント警備なのか。
工事現場の出入口誘導なのか。
施設の守衛なのか。
機械警備なのか。

同じ警備員でも、働き方も向き不向きも変わります。

たとえば、本人は「駐車場で車を案内する仕事」だと思っていたのに、実際はコインパーキング対応を含む機械警備だった。

こうなると、仕事内容も必要な適性もかなり違います。

求人情報を見ても分からない場合は、面接前の電話で聞いて大丈夫です。

「この求人は、どんな警備業務や現場が中心ですか?」

これだけでも、かなりミスマッチを防げます。

給料やシフトも大事ですが、その前に「自分が想像している警備員」と「求人の仕事内容」がズレていないかを確認しておきましょう。

自分に合う警備業務が分からない人は、こちらの向いてる警備業務診断も参考にしてください。

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警備員になるための条件|18歳以上・欠格事由・新任教育

警備員になるために、まず押さえておきたい条件があります。

  • 18歳以上であること
  • 警備業法の欠格事由に当てはまらないこと
  • 心身ともに警備業務ができる状態であること
  • 現場に出る前に新任教育を受けること

ここをクリアできるなら、未経験でも警備員を目指せます。

最初から立派な経歴や、警備資格が必要なわけではありません。

ただし、入口が広いことと、誰でも無条件に働けることは別です。

18歳未満は警備員になれない

警備員は、18歳未満の人は働けません。

高校生でも、18歳未満なら警備員にはなれないので注意してください。
また、18歳以上でも会社によっては「高校生不可」としている求人があります。

年齢条件は、応募前に必ず確認しておきましょう。

欠格事由に当てはまる人は働けない

警備員は、人や施設、安全に関わる仕事です。

そのため、警備業法で決められた欠格事由に当てはまる場合、警備員として働けないことがあります。

一定の犯罪歴、警備業法違反、暴力団関係、心身の状態など、不安がある人は自己判断で決めつけず、応募先の会社に確認してください。

前科や自己破産、債務整理などが不安な人もいると思いますが、内容や現在の状態によって扱いは変わります。

ここはかなり大事な部分なので、不安がある場合は面接前に確認しておく方が安全です。

「自分でも警備員になれるのか」が不安な人は、こちらの警備員は誰でも受かるのかを解説した記事も参考にしてください。

現場に出る前に新任教育が必要

警備員は、採用されたらすぐ現場に出るわけではありません。

現場に出る前に、新任教育を受ける必要があります。

警備員として働くための基本、法律、事故防止、現場での動き方などを学んでから、初めて現場へ配置されます。

「すぐ働ける」と「すぐ現場に出られる」は、少し違うんですよね。

警備員になる時に必要な書類

警備員になる時は、思ったより書類が多いです。

よく必要になるのは、次のような書類です。

  • 履歴書
  • 住民票
  • 身分証明書
  • 本人確認書類
  • 診断書
  • 誓約書
  • 給与振込口座などの会社手続き書類

会社によって必要書類は違いますが、私が一番「めんどくさ!」となったのは身分証明書でした。
ここでいう身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカードではありません。

本籍地の市区町村で発行してもらう書類です。

私は本籍地が広島市、住所が東広島市だったので、わざわざ広島市まで取りに行きました。

正直、かなり面倒でしたね。

本籍地が遠い人は、郵送で取り寄せできるか早めに確認しておくと安心です。
少し時間はかかりますが、遠方まで取りに行くより現実的なことがあります。

必要書類の詳しい集め方や注意点は、こちらの警備員になる時に必要な書類をまとめた記事で詳しく解説しています。

警備員になるのに資格は必要?

警備員になる時点で、必ず資格が必要というわけではありません。

未経験・資格なしで応募できる会社もあります。
ただし、現場に出る前には新任教育を受ける必要があり、資格が必要な現場や配置もあります。

警備員になるのに学歴は必要?

警備員になるのに、学歴はそこまで重視されないことが多いです。

私自身も中卒から警備員になりました。
大事なのは、学歴よりも時間を守ること、連絡すること、現場のルールを守ることです。

18歳未満は警備員になれない

警備業法では、18歳未満の人は警備員になれないと定められています。
高校生でも、18歳未満なら警備員にはなれないので注意してください。

また、18歳以上でも会社によっては「高校生不可」としている求人があります。
年齢条件は、応募前に必ず確認しておきましょう。

欠格事由に当てはまる人は働けない

警備員は、人や施設、安全に関わる仕事です。

そのため、警備業法で決められた欠格事由に当てはまる場合、警備員として働けないことがあります。

一定の犯罪歴、警備業法違反、暴力団関係、心身の状態など、不安がある人は自己判断で決めつけず、応募先の会社に確認してください。

前科や自己破産、債務整理などが不安な人もいると思いますが、内容や現在の状態によって扱いは変わります。

ここはかなり大事な部分なので、不安がある場合は面接前に確認しておく方が安全です。

「自分でも警備員になれるのか」が不安な人は、こちらの警備員は誰でも受かるのかを解説した記事も参考にしてください。

現場に出る前に新任教育が必要

警備員は、採用されたらすぐ現場に出るわけではありません。

一般的な新人警備員の場合、基本教育と業務別教育をあわせて20時間以上の新任教育が必要です。

新任教育では、警備員としての基本、法律、事故防止、現場での動き方などを学びます。

「すぐ働ける」と「すぐ現場に出られる」は、少し違うんですよね。

警備員の面接で見られること

警備員の面接では、立派な経歴よりも、基本的なことを見られます。

  • 時間を守れそうか
  • 連絡が取れそうか
  • 現場に出る気があるか
  • 勤務できる曜日や時間帯
  • 健康状態に問題がないか
  • 仕事内容のイメージがズレていないか

志望動機も、立派すぎなくて大丈夫です。

「働きたい」
「生活を安定させたい」
「早く仕事を始めたい」

こういう本音を、履歴書や面接で読める言葉に整えれば十分。

私が警備員になった時も、昔から警備員に憧れていたわけではありません。

アパレルを辞めてしばらくブラブラしていて、知り合いの紹介があり、すぐ働けそうだったから警備員を選びました。

そのくらいの入口でも、警備業界に入ることはできます。

ただし、現場に出た瞬間から、周りからは一人の警備員として見られます。

入口は軽くても、現場は軽く見ない。
ここは大事です。

志望動機の例文が欲しい人は、こちらの警備員の志望動機の書き方と例文を参考にしてください。

面接の流れや服装、聞かれやすいことは、こちらの警備員の面接で見られるポイントをまとめた記事で詳しく書いています。

警備会社の雰囲気が不安な人へ

警備会社に入る前、私も不安はありました。

私はその前に、レディースアパレルの仕事をしていました。
お客さんもスタッフも女性が多く、5年以上、周りに女性が多い環境だったんですよね。

そこから急に、男ばかりで、とびっきり濃い人たちが集まっていそうな警備業界へ入る。

正直、かなりビビっていました。

なんとなく体育会系の空気も想像していましたね。

実際に入ってみると、想像とはかなり違いました。

クセの強い人や厳しい人がいて、「うわ、濃いな」と感じたのは確かです。

でも、基本的にみんな優しかったんですよね。

現場へ行く前の事務所や、移動中の車内でも、気さくに話しかけてくれました。

仕事の話だけでなく、世間話も多かったので、割とすぐに緊張がほどけたのを覚えています。

あと、ビビるぐらいコワモテのおっちゃんが、びっくりするくらい優しかったです。

見た目とのギャップがすごすぎて、逆にこっちが戸惑いました。

だから、警備員になる前に人間関係が不安な人は、求人票だけで判断しない方がいいです。

面接の時の事務所の空気。
質問した時の返し方。
新人への説明の丁寧さ。

このあたりを見るだけでも、その会社の雰囲気は少し分かります。

警備員にまともな人はいるのか不安な人は、こちらの警備員にまともな人はいるのかを本音で解説した記事も読んでみてください。

採用後は新任教育を受けてから現場に出る

警備員は、採用されたらすぐ現場に出るわけではありません。

現場に出る前に、新任教育を受ける必要があります。

私が警備員になる前、新任教育について分かっていたことはほとんどありませんでした。

知っていたのは、次の2つくらいです。

  • 新任教育を受けないと警備員として働けないこと
  • 研修中も給料はもらえること

採用されたらすぐ現場に出ると思っている人は注意してください。

新任教育の日程、時間、研修中の給料がいつ支払われるかは、面接や採用時に確認しておくと安心です。

私の場合は、書類集めから新任教育の修了までかなりスムーズでした。

必要な書類をそろえて、新任教育も最短に近い日程で受けられたので、現場に出るまで大きくつまずいた記憶はありません。

ただし、これは誰でも同じとは限りません。

特にダブルワークの人や学生さんは、本業や学校が休みの日にしか新任教育を受けられないことがあります。

たとえば、新任教育20時間以上を7時間・7時間・6時間の3日で行う会社の場合、日曜日しか時間を作れない人は、最低でも3週間かかる計算になります。

さらに、講師や会社側の日程もあるため、タイミングによってはもっと時間がかかることもあります。

「すぐ働けそう」と思って応募しても、すぐ現場に出られるとは限りません。

副業・学生・週1日勤務で考えている人は、面接の時点で新任教育の日程を必ず確認しておきましょう。

新任教育の内容を詳しく知りたい人は、こちらの警備員の研修・新任教育について解説した記事でまとめています。

警備会社選びで失敗しないために見ること

警備員になること自体は、そこまで難しくありません。

ただし、どの会社に入るかで働きやすさはかなり変わります。

即日現場を強く出す会社は注意

会社選びで、私が一番危ないと思うのは「教育をやらない会社」です。

未経験者に対して「即日現場」を強く出してくる会社は、かなり注意してください。

警備員は、現場に出る前に新任教育を受ける必要があります。

これは会社の気分でやる研修ではなく、法律で決められた教育です。

つまり、教育を軽く扱う会社は、法律を軽く扱う会社でもあります。

警備員には「ルールを守れ」と言うのに、会社側が最初のルールを守れていない。

これは、初心者が最初に選ぶ会社としてはかなり危ないサインです。

研修中の給料・制服代・装備代も確認する

研修中の給料や制服の自己負担については、会社によって条件が違います。

日給や手当が高く、その分でカバーしている会社もあるかもしれません。

ただ、応募前に何も聞かずに入ると、あとから「そんな話だったの?」となることがあります。

研修中の給料、制服、安全靴、空調服などの扱いは、面接時に確認しておくと安心です。

短時間終了時の日当保証は必ず聞く

初心者でも安心しやすい会社は、聞きにくいところを最初から説明してくれる会社です。

たとえば、短時間で現場が終わった時も1日分の日当が出るのか。
シフトはどこまで自由に相談できるのか。
研修中の給料や、制服・装備の扱いはどうなっているのか。

このあたりは、応募者側から聞きにくい部分でもあります。

だからこそ、会社側からきちんと説明してくれるなら、かなり安心材料になります。

特に、短時間で現場が終わった時の給料は確認しておきたいポイントです。

夜勤に出たのに、早く終わったから3,000円だけ。
これだと、収入の計算がかなりしにくくなります。

1日保証や最低保証があるかどうかは、求人票や面接で見ておきましょう。

警備会社選びの詳しいチェックポイントは、こちらの警備会社の選び方を現役目線でまとめた記事で解説しています。

警備員になるなら、自分に合う会社と現場を選ぼう

警備員は、入口の広い仕事です。

学歴や職歴に自信がなくても、欠格事由をクリアしていれば、未経験から目指せる会社はあります。

ただし、どの会社に入るか。
どの現場に出るか。
どの警備業務を選ぶか。

ここで働きやすさはかなり変わります。

交通誘導が合う人もいれば、施設警備が合う人もいます。

イベント警備のように、人が多い現場で力を発揮する人もいます。

逆に、仕事内容のイメージがズレたまま入ると、かなりしんどいです。

まずは、自分がどんな警備をしたいのか。
その会社にはどんな現場があるのか。

ここを確認してから応募するだけでも、ミスマッチは減らせます。

警備員アルバイトから試してみたい人は、こちらの警備員アルバイトの始め方と注意点をまとめた記事も参考にしてください。

警備員になることに不安や劣等感がある人は、こちらの警備員の仕事に不安や不満がある人へ向けた記事も読んでみてください。

警備員になる時によくある質問

ホンネちゃん

警備員になるには
あんまり難しく考えなくてもいいよ!
まず、行動を起こすのが大事ってワケ。

警備員になるのに資格は必要ですか?

最初から資格が必要とは限りません。未経験・資格なしで応募できる会社もあります。ただし、現場に出る前には新任教育が必要です。

警備員になるのに学歴は必要ですか?

学歴よりも、時間を守ること、連絡すること、現場のルールを守ることが大事です。私自身も中卒から警備員になりました。

女性でも警備員になれますか?

女性でも警備員になれます。夜勤や施設警備、イベント警備など、女性が働いている現場もあります。ただし、体力面や安全面、会社のフォロー体制は確認しておきましょう。

何歳まで警備員として働けますか?

年齢だけで決まるわけではありません。体力、健康状態、現場との相性が大事です。無理のない現場を選ぶことが長く続けるポイントです。

まとめ|警備員になるには、条件確認と会社選びが大事です

警備員になる流れは、そこまで複雑ではありません。

求人へ応募する。
面接を受ける。
必要書類をそろえる。
新任教育を受ける。
現場へ出る。

大きく見れば、この流れです。

ただし、警備員は誰でも無条件になれる仕事ではありません。

18歳以上であること。
欠格事由に当てはまらないこと。
新任教育を受けてから現場に出ること。

このあたりは必ず確認しておきましょう。

そして、警備員になる時に本当に大事なのは、会社選びです。

教育をきちんとする会社か。
シフトや給料条件を説明してくれるか。
自分がイメージしている警備業務と求人内容がズレていないか。

ここを見るだけで、入社後のしんどさはかなり変わります。

警備業界は、綺麗な世界ではありません。

暑い日もあります。
寒い日もあります。
クセの強い人もいます。

でも、不思議といろんな人生を受け止める懐の深さがあります。

最初は「とりあえず面接だけ行ってみる」でも大丈夫です。

ただし、どこでもいいから入るのではなく、「ここなら続けられそうだ」と思える会社を探してください。

警備員になるには、まず条件を確認し、仕事内容を見て、会社の説明を聞くこと。
難しいことではありませんが、何も知らずに飛び込むより、最低限の流れを知ってから動いた方がずっと安全です。

条件の合う警備会社を探したい人は、求人を見比べてみるのも一つです。

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この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

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