警備員は誰でも受かる?落ちる理由と採用の本音を語るよ

「警備員って誰でも受かるの?」

「学歴や職歴に自信がなくても採用される?」

「面接で落ちることはあるの?」

警備員の仕事に興味がある人ほど、ここは気になると思います。

結論から言うと、警備員はかなり採用されやすい仕事です。

学歴、職歴、年齢。 このあたりに不安があっても、警備員を目指せる可能性は十分あります。

実際、自分自身も中卒、転職数回、元ひきこもりという経歴があります。
それでも警備会社に雇ってもらい、今ではそれなりのポストも任せてもらっています。

なので、経歴に不安がある人でも、最初から諦める必要はありません。

ただし、「警備員になれない人以外は誰でも受かるんだね」と思ったら、それは少し違います。

時間を守れない人、最低限のやり取りができない人、面接や教育の段階で強い不安を感じる人は、不採用になることもあります。

この記事では、現役で警備業に関わってきた立場から、警備員が誰でも受かると言われる理由、落ちる人の特徴、採用される人のリアルを本音で解説します。

なお、記事内の体験談は、個人や会社が特定されないように一部表現を調整しています。 現場で起きやすい出来事として参考にしてください。

警備員の仕事内容・給料・きつさ・向き不向きを全体的に知りたい方は、先に警備員とはどんな仕事なのかをまとめた総合ガイドを読んでおくと、全体像がつかみやすいです。

ホンネちゃん

警備員が誰でも受かると言われるのは、会社が優しすぎるからじゃなくて、現場が人を欲しがってるからってワケ。
明日の配置表に穴が空くと、管制の胃にも穴が空くんだよね。

目次

結論|警備員は採用されやすいが、誰でも必ず受かるわけではない

まず結論から言うと、警備員は他の仕事と比べると採用されやすい仕事です。

未経験、資格なし、学歴に不安がある人でも、採用されるケースは多いです。
年齢層も幅広く、若い人からシニア世代まで働いています。

ただし、「完全に誰でもOK」という意味ではありません。

警備業法上、警備員になれない人もいます。
また、法律上は問題なくても、面接や新任教育の段階で「現場に出すのは不安」と判断されれば、不採用になることもあります。

警備員は、事故やトラブルを防ぐ仕事です。 そのため、最低限の時間管理、受け答え、勤務態度は見られます。

つまり、警備員は門戸の広い仕事です。
でも、何をしても受かる仕事ではありません。

警備員が「誰でも受かる」と言われる理由

警備員が「誰でも受かる」と言われるのには、理由があります。

それは、応募者が多くて会社が選び放題だからではありません。 むしろ逆です。

人手不足の会社が多く、明日の現場に立てる人を本気で探しているからです。

人手不足で、現場に人が必要だから

警備業界は、人手不足を感じやすい業界です。

交通誘導、施設警備、雑踏警備など、警備員が必要な現場は多くあります。
しかし、警備の仕事は暑さ寒さ、立ち仕事、人間関係、勤務時間などで合わない人もいます。

入ってもすぐ辞める人がいる。 現場は毎日動いている。 でも、人が足りない。

そうなると、会社は常に採用を続ける必要があります。

これが、「警備員は誰でも受かる」と言われやすい大きな理由です。

未経験でも始めやすい仕事だから

警備員は、未経験から始めやすい仕事です。

採用された後は、新任教育を受けてから現場に出ます。
最初から完璧にできる人を求めるというより、教育して現場に慣れてもらう前提の会社が多いです。

だから、資格なし・未経験でも応募しやすいです。

ただし、未経験で始めやすいことと、簡単に続けられることは別です。

学歴や職歴より、これからの働き方を見られやすいから

警備員の採用では、学歴や職歴だけで判断されにくいです。

もちろん、会社によって採用基準は違います。 ただ、現場目線で見ると、過去の経歴よりも次のような部分を見られることが多いです。

  • 時間を守れそうか
  • 連絡が取れそうか
  • 指示を聞けそうか
  • 現場に出られる健康状態か
  • 最低限の受け答えができるか
  • 勤務条件が会社と合うか

つまり、立派な経歴よりも「現場で普通に働けるか」を見られやすい仕事です。

これは、経歴に不安がある人にとっては大きなチャンスです。

警備員になれない人もいる|欠格事由に注意

警備員は採用されやすい仕事ですが、法律上、警備員になれない人もいます。

代表的な例は次のとおりです。

  • 18歳未満の人
  • 破産手続開始の決定を受けて、まだ復権していない人
  • 禁錮以上の刑を受けて、一定期間が経過していない人
  • 警備業法違反による罰金刑を受けて、一定期間が経過していない人
  • 直近一定期間に、警備業務に関する重大な不正行為をした人
  • 集団的・常習的に暴力的不法行為などを行うおそれがあると認められる人
  • 暴力団員、または暴力団員でなくなってから一定期間が経過していない人
  • アルコール、麻薬、大麻、あへん、覚醒剤などの中毒者
  • 心身の障害により、警備業務を適正に行うことが難しい人

ここは大事です。

警備員は「誰でも受かる」と言われることがありますが、警備業法上の欠格事由に該当する場合は、どれだけ人手不足でも警備員として働くことはできません。

ただし、たとえば「過去に体調を崩したことがある」「メンタル面で不安がある」というだけで、必ず警備員になれないわけではありません。 業務を適正に行えるかどうかが重要です。

不安がある場合は、応募先の会社や医師などに確認しながら進めましょう。

学歴・職歴・年齢に不安があっても警備員は目指せる

ここは、自分自身の経験からはっきり言えます。

警備員の仕事は、学歴や職歴だけで判断されにくい仕事です。

自分は、中卒、転職数回、元ひきこもりという経歴があります。

普通の就職活動なら、かなり不利に見られる経歴かもしれません。

でも、警備会社に雇ってもらえました。
そして現場経験を積み、資格を取り、今ではそれなりのポストも任せてもらっています。

これだけでも、経歴に不安のある人には希望が見えるのではないでしょうか。

警備業界は、かなり懐が広いです。

もちろん、何をしても許されるわけではありません。
でも、過去の経歴だけで人生を終わらせる業界ではありません。

これから真面目に働けるか。 現場で役割を果たせるか。 会社やお客様に迷惑をかけないように動けるか。

そういう部分を見てもらいやすい仕事です。

それでも警備員に落ちる人の特徴

警備員は採用されやすい仕事です。

ただし、誰でも必ず受かるわけではありません。

ここからは、実際に不採用になる人の特徴を、現場目線で紹介します。

時間を守れない人はかなり厳しい

警備員の採用でかなり重要なのが、時間を守れるかどうかです。

警備員は、決められた時間に現場へ行く仕事です。 一人が遅れると、現場全体に迷惑がかかります。

以前、かなり時間にルーズな人がいました。

面接に遅刻。 その後、採用の方向で新任教育の日程を決めました。

ところが、初日から無断欠勤。 厳しく注意したあと、2日目も無断遅刻。

さすがに「3度目はないぞ」と強く注意しました。

すると次は、朝になって「寝坊しました」の連絡。

潔い。潔すぎるだろ。武士か。

警備員は、学歴や職歴に不安があってもチャンスがあります。 でも、時間を守れない人はかなり厳しいです。

現場は待ってくれません。 遅刻や無断欠勤が続く人を、安心して現場に出すことはできません。

普通のやり取りができない人も落ちることがある

もう一つ、不採用になりやすいのが、面接で普通のやり取りができない人です。

以前、最初は順調に面接を受けているように見えた人がいました。

見た目の雰囲気も悪くなく、最初は「この人は採用になるのかな」と思っていました。

ところが、途中から面接の空気が変わってきました。

面接を受けているはずなのに、なぜか面接官を逆に面接しているような雰囲気になっていたのです。

さらに、話はだんだん大説教のような空気へ。

「あちゃー。これは変な方向に行ってるな」

そう思いながら仕事をしていたのですが、ふと違和感に気づきました。

1時間近くたっているのに、まだ終わっていない。

しかも、まだ大説教のような空気が続いている。

結果は、当然不採用でした。

警備員は、いろいろな人と関わる仕事です。
隊員同士、現場監督、作業員、施設関係者、通行人。
最低限の会話や受け答えができないと、現場でトラブルになりやすいです。

口がうまい必要はありません。

でも、普通に話を聞く。 質問に答える。 相手の話をさえぎりすぎない。

このあたりはかなり大事です。

清潔感がない人も不利になりやすい

意外に思うかもしれませんが、清潔感もかなり重要です。

警備員は、制服を着て現場に立つ仕事です。 通行人、施設利用者、業者、お客様から見られます。

服装が汚れている。 髪やヒゲが整っていない。 面接の時点で「このまま現場に出せるか不安」と思われる。

こうなると、採用で不利になることがあります。

特別におしゃれである必要はありません。

大事なのは、清潔に見えることです。

身だしなみを整えるだけでも、印象はかなり変わります。

勤務条件が会社と合わない人

本人に問題がなくても、勤務条件が合わずに不採用になることもあります。

  • 働ける曜日が少ない
  • 勤務できる時間帯が合わない
  • 希望エリアと現場が合わない
  • 夜勤が必要な会社で夜勤に入れない
  • 交通誘導中心の会社で屋外勤務が難しい

これは、その人が悪いという話ではありません。 会社が持っている現場と、本人の希望条件が合わないだけです。

警備会社によって、持っている現場や働き方はかなり違います。 一社で落ちたとしても、別の会社なら条件が合う可能性はあります。

逆に「採用されるの!?」と思った人もいる

ここまで、不採用になる例を書きました。

ただ、警備業界の懐の広さを感じる場面もあります。

以前、面接希望の電話の時点では、正直あまりやり取りがうまくいかない人がいました。

その後、面接に進み…

履歴書を開いた瞬間、思考が停止した。
爽やかな証明写真でも、真面目な自撮りでもない。
そこにあったのは、バーのカウンターで頬杖をつき、遠くを見つめる『文豪』のような男の写真だった。

「ほほう。これはなかなか個性的ですな」というのが最初の印象。

ただ、話してみると、熱意・やる気は感じました。
人に迷惑をかけるタイプではなく、仕事をしたい気持ちも伝わってきました。

結果、その人は採用されました。

警備の世界は、かなり懐が広いです。 少し不器用でも、経歴に自信がなくても、人に迷惑をかけず、やる気があるなら受け入れてもらえる可能性があります。

大事なのは、完璧な経歴ではありません。 現場でちゃんと働こうとする姿勢です。個性的でも構いません。

ホンネちゃん

履歴書写真がバー背景の文豪スタイルでも、熱意があれば採用されることがあるってワケ。
逆に、遅刻と無断欠勤のフルコンボはさすがに厳しいよ。

警備員は受かってからが本番

警備員は採用されやすい仕事です。

ただし、受かることと続けられることは別です。

面接に受かるのは、100メートル走でスタートラインに立ったようなものです。 本番は、その後の現場です。

夏の暑さ。 冬の寒さ。 長時間の立ち仕事。 人間関係。 現場ごとのルール。 お客様や通行人への対応。

警備員の仕事には、入ってから分かる大変さもあります。

ただ、そこで1年続けられた人は強いです。

最初は「誰でもいいから来てほしい」と思われていた人でも、現場で真面目に働き、時間を守り、周りと協力できるようになれば、会社にとって必要な人になります。

誰でも受かると言われる業界だからこそ、続けた人の価値は上がります。

警備員のきつさについて詳しく知りたい方は、警備員の仕事がきついと言われる理由も参考にしてください。

警備員に落ちても、別の会社なら受かる可能性はある

もし警備員の面接に落ちたとしても、それだけで諦める必要はありません。

警備会社によって、採用基準や持っている現場は違います。

交通誘導中心の会社もあれば、施設警備中心の会社もあります。 夜勤が多い会社もあれば、日勤中心の会社もあります。 若い人を求める会社もあれば、シニア世代を歓迎する会社もあります。

一社で合わなかっただけで、警備員全体が向いていないと決めつけるのは早いです。

ただし、遅刻や無断欠勤、面接での態度などが原因だった場合は、次の応募前にそこを直したほうがいいです。

警備会社選びで失敗したくない方は、失敗しない警備会社の選び方も参考になります。

応募前に会社の口コミと求人条件を確認しておく

警備員は採用されやすい仕事だからこそ、会社選びが大切です。

「受かればどこでもいい」と思って入ると、教育が雑、休憩が取りにくい、給料条件があいまい、現場が合わないなどで後悔することがあります。

応募前には、会社の口コミや求人条件を確認しておきましょう。

広告・プロモーション

応募前に会社の口コミや評判を確認したい方は、転職会議のような口コミサイトを使って、実際に働いた人の声を見ておくのも一つの方法です。

転職会議

広告・プロモーション

警備員の求人を探すときは、日給や勤務地だけでなく、教育体制、勤務日数、夜勤の有無、資格手当なども比較しておくと、自分に合う会社を選びやすくなります。

警備員の求人を比較する

まとめ|警備員は懐が広い。でも最低限の条件はある

警備員は、他の仕事と比べると採用されやすい仕事です。

学歴、職歴、年齢に不安があっても、警備員を目指せる可能性は十分あります。

自分自身も、中卒、転職数回、元ひきこもりという経歴から警備業界に入りました。 それでも、現場経験を積み、資格を取り、今ではそれなりのポストも任せてもらっています。

だから、過去の経歴だけで諦める必要はありません。

ただし、誰でも必ず受かるわけではありません。

警備業法上、警備員になれない人もいます。 また、時間を守れない人、普通のやり取りができない人、勤務条件が合わない人は不採用になることもあります。

警備の世界は、本当に懐の広い業界です。

人に迷惑をかけず、やる気があり、現場で真面目に働く気持ちがあるなら、受け入れてもらえる可能性はあります。

大事なのは、受かることだけではありません。 受かったあとに続けることです。

最初は「誰でもいいから来てほしい」と思われていたとしても、1年続ければ、あなたはもう「誰でもいい存在」ではありません。

現場を支える一人の警備員です。

警備員の仕事全体をもう一度整理したい方は、警備員の仕事内容・給料・きつさ・向いている人までまとめた総合ガイドを読んでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

コメント

コメントする

目次