「警備員をバックレたら、どうなる?」
「無断欠勤したあと、会社から何をされる?」
「もう今日の現場には行けない。でも連絡もしたくない」
先に答えると、警備員が無断欠勤すると、会社側では本人への連絡、現場確認、代わりの警備員探しがほぼ同時に始まります。
本人側にも、会社からの連絡、制服や装備品の返却、最後の給料や交通費などの確認が残るため、無断で全部を切るほどあとから連絡しづらくなります。
私は警備会社で管制や新人教育に関わり、無断欠勤した警備員への対応もしてきました。
本当に現場へ出られないなら、無理をして来てほしいとは思いません。
ただ、できるなら「今日は行けません」の一言だけでも連絡してほしいです。
この記事では、警備員がバックレたときに会社側で何が起きるのか、あとから連絡したらどうなるのか、辞めるなら何を確認しておくかを、管制側の実体験から整理します。
警備員をバックレるとどうなる?まず起きることを整理
警備員が無断欠勤すると、本人だけの問題では終わりません。
警備は決められた時間・場所に必要な人数を配置して初めて成立する仕事なので、欠員が分かった時点で会社側はすぐ対応に入ります。
| 状況 | 実際に起きること |
|---|---|
| 出勤時間になっても来ない | 本人へ連絡し、隊長や現場にも状況を確認する |
| 欠勤と判断した | 代わりに行ける警備員を探し、必要なら契約先への対応も考える |
| 本人と連絡がつかない | 現場対応と並行して、無事なのか確認を続ける |
| あとから本人から連絡が来る | まず安否を確認し、その後に欠勤理由や今後の勤務を話す |
| そのまま辞める | 制服・装備品の返却、給料や交通費、退職手続きの窓口などを確認する |
会社によって細かな対応は違います。
ただ、私が管制側で対応するときは、「来ないから放っておく」ことはできません。
現場をどうするかと、本人に何があったのかを同時に確認します。
管制側では、無断欠勤が出た瞬間に全部同時進行で動きます
無断欠勤が分かったとき、管制側は一つずつ順番に処理しているわけではありません。
私の場合は、本人への連絡、隊長や現場への確認、代替要員探し、必要なら契約先への対応をほぼ同時に進めます。
- 本人へ電話や連絡を入れる
- 隊長や現場へ「来ていないか」を確認する
- 休みの警備員や別現場の配置を見ながら代わりを探す
- 現場へ影響が出るなら、その後の対応も考える
警備は一人欠けるだけでも配置が崩れる現場があります。
だから管制としては、意地でも穴を開けないつもりで代わりを探します。
どうしても人が見つからなければ、最後は自分が現場へ出ることまで考えます。
ただ、これは「会社が困るから、どんな状態でも出勤してほしい」という話ではありません。
行けないなら行けないで、その一言があれば管制側は欠勤前提で動けます。
無断なのか、休むと分かっているのかで、現場の組み直しやすさはかなり違います。
連絡がつかないと、現場の穴より先に安否が気になります
無断欠勤で本人と連絡がつかないとき、管制側としてしんどいのは現場の穴だけではありません。
「寝坊なのか、本当に何かあったのか」が分からない時間が続きます。
私も、連絡がつかない警備員には「無事なのか」「倒れていないか」「何かトラブルがあったのか」と考えます。
責めるためだけに連絡しているわけではなく、安否を確認したうえで現場をどうするか判断したいんです。
ホンネちゃん怒りたいから電話してほしいんじゃないのさ。
生きてるか分からない時間が、一番しんどいってワケ。
すでに無断欠勤したあとでも、今から連絡して大丈夫です
「もう無断欠勤してしまったから、今さら電話できない」と思うかもしれません。
でも、あとからでも連絡が来た方が、会社側は次の話を進められます。
私の場合、無断欠勤した本人からあとで連絡が来たら、いきなり怒るより先に安否確認から入ります。
無事なのか、何かあったのかを確認し、そのあとで欠勤の理由や今後どうするかを話します。
もちろん、無断欠勤を何度も繰り返したり、連絡できる状態なのに毎回放置したりすれば注意は必要です。
ただ、最初から「サボっただけ」と決めつけることはしません。
連絡するなら、長い説明を作らなくても「連絡できずすみません。今日は出られません」くらいからで十分です。
バックレる前なら「今日は行けない」と一言だけでも伝えてほしい
まだ無断欠勤していないなら、全部を説明しようとしなくて大丈夫です。
まずは「今日は行けません」「少し休ませてください」「しばらく現場に出るのが難しいです」と伝えるだけでも、無断で連絡を断つより動ける余地が残ります。
私は、無断欠勤した人やバックレに近い状態になった警備員には、よく「飛ぶくらいなら、先に相談してほしい」と話してきました。
会社によっては、勤務日数を減らす、現場を変える、しばらく休むなどの調整ができる場合があります。
会社の運用によっては、すぐ退職せず籍を残したまま様子を見られることもあります。
もちろん、どの会社でもできるわけではありません。
それでも相談しておけば、転職活動をしてみて「やっぱり警備へ戻りたい」となったときに、戻れる余地が残ることがあります。



「今日は無理」の一言があるだけで全然違うのさ。
長い事情説明は、そのあとでもできるよ。
本当に辞めるなら、返却物とお金の確認だけは残さない
警備会社を辞めると決めたなら、気まずくても返却物・お金・連絡窓口だけは確認しておいた方が後がラクです。
警備では会社から制服や装備品を借りていることも多く、無断で飛んだあとに返却だけ残ると、さらに連絡しづらくなります。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 返却物 | 制服、装備品、誘導棒、ヘルメット、無線機、身分証など |
| お金 | 最後の給料日、交通費、資格手当、立替金などの確認 |
| 連絡窓口 | 返却や退職手続きを誰と進めるのか |
| 今後 | 休むのか、辞めるのか、勤務調整を相談するのか |
会社によって貸与品や精算方法は違います。
分からないなら、まず「返す物と手続きだけ教えてください」と確認すれば話を進めやすくなります。
「警備が嫌」なのか「今の会社・現場が嫌」なのかで次の行動は変わります
無断欠勤したくなるほどしんどいなら、今の働き方をそのまま続ける必要はありません。
ただ、警備そのものが嫌なのか、今の会社や現場が合わないだけなのかは分けて考えた方が次を決めやすいです。
| 今の状態 | 次に考えること |
|---|---|
| 警備は嫌いではない | 現場変更や勤務調整、別の警備会社を検討する |
| 今の会社だけが合わない | 会社ごとの現場・勤務条件・教育体制を比較する |
| 警備を続けるか迷っている | 辞める前に、今後の働き方そのものを整理する |
| 警備以外へ行きたい | 別職種も含めて次の仕事を考える |
「警備は嫌いじゃないけど、今の会社ではもう無理」という人は、警備会社の選び方を現役管理側の目線でまとめた記事で、次の会社を見るポイントを整理しています。
別の警備会社を実際に探すなら、求人を比較してみるのも一つです。
一方で、「警備を続けるか、別の仕事へ行くかも決められない」という段階なら、いきなり求人へ応募する必要はありません。
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警備員を辞めたい理由をもう少し整理してから決めたい人は、警備員を辞めたいと思ったときの判断基準をまとめた記事もあります。
まとめ|バックレるより、一言連絡した方が自分の後処理も軽くなります
警備員がバックレると、会社側では本人への連絡、現場確認、代替要員探しなどが一斉に始まります。
本人側にも制服や装備品の返却、給料や交通費、退職手続きなどの確認が残るため、無断で全部を切るほど、あとから連絡するハードルは上がります。
本当に現場へ出られないなら、無理をして来る必要はありません。
ただ、まだ連絡できるなら「今日は行けません」の一言だけでも伝えてください。
すでに無断欠勤したあとでも、今から連絡が来た方が会社側は安否確認と次の話を進められます。
バックレる前に残したいのは、会社のための体裁ではなく、自分があとで動ける余地です。
休む、現場を変える、会社を変える、警備以外へ行く。そこは連絡したあとに決めても遅くありません。










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