「もう現場に行きたくない」
「会社に連絡するのもしんどい」
「このまま警備員をバックレたい」
今、ベッドの中でスマホを握りしめながら、そんな気持ちになっている人もいるかもしれません。
まず、ここだけは先に言わせてください。
心や体を壊すくらいなら、仕事より自分を守ることを優先してください。
警備の仕事は大事です。
現場に穴を開けないことも大事です。
でも、あなたの体や心より大事な現場はありません。
ただ、無断で連絡を断ってしまうと、あとから余計にしんどくなることがあります。
会社からの連絡。
制服や装備品の返却。
最後の給料確認。
そして、気まずさ。
会社へ直接連絡するのが本当に無理な場合は、第三者へ間に入ってもらう方法もあります。
退職代行に頼むという手もありますが、費用はかかりますし、会社との状況によって合う・合わないもあります。
だからこの記事では、まずお金をかける前にできること、
無断で全部を切る前に戻れる道を残す方法を話します。
もし、ほんの少しでも気力が残っているなら、この先を読んでみてください。
バックレる前に「出るのがしんどい。でも辞めたくない」と伝えてみてください
もし、現場に出るのがしんどい。
でも、警備を辞めたいわけではない。
そう思っているなら、そのまま会社に伝えてみてください。
「現場に出るのがしんどいです」
「でも、辞めたいわけではありません」
「少し休むか、現場を変えるか、何か方法はありませんか」
この言い方で大丈夫です。
まともな会社なら、何かしら方法を考えてくれるはずです。
勤務日数を減らす。
現場を変える。
しばらく休む。
会社の運用によっては、籍だけ残して様子を見る。
無断で飛ぶ前に、こういう相談をしてみる価値はあります。
私は、無断欠勤をした人や、バックレに近い状態になった隊員さんには、よくこの話をしていました。
無断で飛ぶくらいなら、まず会社に相談してほしい。
「少し休ませてください」
「しばらく現場に出られません」
「転職活動をしたいので、少し時間がほしいです」
これでいいんです。
警備会社によって対応は違います。
でも、会社によっては、籍だけ残してしばらく現場を離れられることがあります。
その間に転職活動をしてもいい。
少し休んでもいい。
自分の気持ちを整理してもいい。
もし上手くいかなかった時に、戻れる場所を残しておく。
これが、本人にとってかなり大きな保険になります。
籍だけ残せるなら、本人の保険にもなります
籍だけ残しておくことは、会社のためだけではありません。
本人にとっても、かなり大きな保険になります。
たとえば、少し休んで転職活動をしてみる。
別の仕事を探してみる。
心や体を落ち着かせる時間を作る。
その時に、完全に無断で飛んでしまうと、戻る場所がなくなります。
でも、会社と話をして「しばらく現場を外れたい」「少し休ませてほしい」と相談できていれば、状況が変わった時に戻れる可能性が残ります。
転職活動がうまくいかなかった時。
やっぱり警備の方が自分に合っていたと気づいた時。
生活のためにすぐ働きたい時。
その時に戻れる場所があるのは、かなり大きいです。
もちろん、籍を残せるかどうかは会社の考え方にもよります。
どの会社でも必ずできる、とは言えません。
ただ、無断でバックレる前に相談しておけば、会社も本人も動きやすくなります。
もし相談しても一切聞いてくれない。
休む選択肢もない。
現場を外れることも許されない。
そういう会社なら、その時はスパッと辞める判断をしてもいいと思います。
大事なのは、無断で飛んで全部を気まずくする前に、自分の保険を残せるか試してみることです。
無断欠勤は、結局本人もしんどいです
無断でバックレると、会社が困ります。
これは事実です。
でも、それだけではありません。
本人もあとからしんどくなります。
会社から電話が来る。
制服や装備品の返却が残る。
最後の給料や交通費の確認が必要になる。
気まずくて、ますます連絡しづらくなる。
一度無断で飛ぶと、その後の連絡がどんどん重くなるんですよね。
最初は「今日だけ無理」だったはずが、次の日には「もう連絡できない」になっていく。
これが一番もったいないです。
本当は辞めたいだけだったのに、無断欠勤になって、気まずさまで背負うことになります。
だから私は、バックレそうになっている人には、できれば一言だけでも連絡してほしいと思っています。
管制側では、無断欠勤が出た瞬間に全部同時進行で動きます
無断欠勤やバックレが起きた時、管制側は一つずつ順番に動いているわけではありません。
本人に連絡する。
隊長や現場へ確認する。
代わりに行ける隊員を探す。
必要なら契約先への連絡も考える。
これを、ほぼ全部同時進行でやります。
理由はシンプルです。
現場に穴を開けられないからです。
警備の現場は、人が商品です。
その時間、その場所に、必要な人数が立っていることが仕事になります。
だから管制側は、無断欠勤が出た瞬間から必死です。
意地でも穴は開けない。
意地でも。
そのくらいの気持ちで、代わりの隊員を探します。
どうしても足りなければ、最後は自分が出ることも考えます。
現場を止めないために、裏側ではかなりバタバタ動いているんです。
ただし、これを言いたいのは「会社が困るから無理して来い」という意味ではありません。
本当に行けないなら、行けないでいいんです。
でも、連絡だけはほしい。
一言あるだけで、管制側は動き方を変えられます。
連絡がつかない時に一番しんどいのは、安否が分からないことです
無断欠勤で本人と連絡がつかない時、管制側としてしんどいのは現場の穴だけではありません。
本当にきついのは、安否が分からないことです。
「生きているのか」
「倒れているのか」
「何かあったのか」
そこが分からない時間が、一番しんどいんです。
警備員は、一人暮らしの人も少なくありません。
だから連絡がつかないと、ただの寝坊なのか、本当に何かあったのか分かりません。
こちらもかなり心配します。
責めたいから連絡してほしいわけではありません。
無事かどうかを知りたい。
現場をどうするか判断したい。
そのために、行けない時は一言だけでも連絡してほしいんです。
「すみません、今日は行けません。」
これだけでもいいです。
それだけで、こちらは安心して現場対応に動けます。
ホンネちゃん怒りたいから電話してほしいんじゃないのさ。生きてるか分からない時間が、一番しんどいってワケ。
あとから連絡が来たら、まず安否確認から入ります
無断欠勤をした本人からあとで連絡が来た時、私はいきなり怒るより先に、まず安否確認から入ります。
無事なのか。
倒れていないのか。
何かあったのか。
そこを確認したいからです。
もちろん、無断欠勤を何度も繰り返したり、現場に迷惑がかかると分かっていて連絡しなかったりすれば、きちんと注意はします。
でも、最初から「ただサボったんだろ」と決めつけることはしません。
実際、連絡できない人の中には、かなり追い込まれている人もいます。
気まずくなって電話できない。
心が折れて動けない。
どう説明していいか分からない。
そういう状態の人もいます。
だから、まずは無事かどうか。
そこから話をします。
明らかに限界に近そうなら、責めすぎても意味がありません。
「とりあえず生きててよかった」
「現場のことは何とかするから、まず落ち着こう」
そういう温度で話すこともあります。
無断欠勤はよくありません。
でも、無断欠勤した人を最初から悪者にしても、解決しないことが多いんです。
辞めるなら返却物と給料だけは確認しておきましょう
本当に警備会社を辞めるなら、返却物と給料だけは確認しておいた方がいいです。
警備会社では、制服、装備品、誘導棒、ヘルメット、無線機、身分証などを借りていることがあります。
無断で飛んだあとに、これらの返却が残ると、余計に気まずくなります。
最後の給料や交通費、資格手当、立替金がある場合も、うやむやにしない方が安心です。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 返却物 | 制服、装備品、誘導棒、ヘルメット、無線機、身分証など |
| お金 | 最後の給料日、交通費、資格手当、立替金の精算 |
| 連絡先 | 退職手続きや返却の窓口になる担当者 |
| 今後 | 休むのか、辞めるのか、籍だけ残せるのか |
ここを先に確認しておくと、あとからのモヤモヤがかなり減ります。
外仕事まで限界なら、働き方ごと変えてみるのも一つです
ここまで読んで、「もう警備そのものがしんどい」と感じている人もいると思います。
今の会社が嫌なだけではなく、現場に立つこと自体がきつい。
暑さ、寒さ、雨、風。
外仕事そのものが体に合わない。
そこまで来ているなら、警備会社を変えるだけでは足りないかもしれません。
心機一転、働き方ごとガラッと変えるチャンスだと考えてもいいと思います。
警備で身についた、時間を守る力、ルールを守る力、地道に続ける力は、別の仕事でも評価されることがあります。
もちろん、誰でもすぐ完全在宅で働けるという話ではありません。
でも、外仕事以外の働き方を知っておくだけでも、「今の現場だけが全部じゃない」と分かります。
バックレて一人で抱え込む前に、屋根と冷暖房のある働き方を目指せるのか、一度相談してみるのもありです。
外仕事や夜勤がしんどい人へ
外仕事以外の働き方を相談する
警備そのものが嫌いじゃないなら、会社や現場を変える手もあります
一方で、警備そのものが嫌いじゃない人もいると思います。
ただ、今の会社が合わない。
今の現場が合わない。
人間関係がしんどい。
そういう場合は、警備を完全に辞める前に、会社や現場を変える選択肢もあります。
警備は、会社と現場の相性でかなり変わる仕事です。
今の場所でうまくいかなくても、別の警備会社や別の現場で楽になることはあります。
「自分は警備員に向いてないのかな」と感じている人は、こちらの記事も参考にしてください。
警備員を辞めたい気持ちをもう少し整理したい人は、こちらもどうぞ。
警備員を辞めたいと思ったら?現役が理由と判断基準を本音で解説
もう少しだけ警備で頑張ってみたい人は、別の警備求人を見てみるのも一つです。
まとめ|バックレる前に、戻れる道を残してほしい
警備員をバックレたいほど追い込まれているなら、まず自分を責めすぎなくて大丈夫です。
ただ、無断で飛ぶと、会社もしんどいです。
そして、本人もあとからしんどくなります。
会社からの連絡。
制服や装備品の返却。
最後の給料の確認。
気まずさ。
そういうものが残ります。
だから、飛ぶ前に一言だけでも連絡してほしいんです。
「今日は行けません」だけでもいい。
「少し休ませてください」でもいい。
「しばらく現場に出られません」でもいい。
無断で消えるより、相談してくれた方が、会社も本人も動きやすくなります。
もし籍だけ残せるなら、それは本人の保険にもなります。
転職活動をしてもいい。
休んでもいい。
気持ちを立て直してもいい。
でも、上手くいかなかった時に戻れる場所がある。
それはかなり大きいです。
バックレる前に、戻れる道を残してください。
それでも無理なら、ちゃんと辞める。
警備以外の仕事を見る。
別の会社へ移る。
選択肢はあります。
一番避けてほしいのは、誰にも言えないまま一人で抱え込んで、全部を気まずくしてしまうことです。



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