「中卒でも取れる資格には、何がある?」
「資格を取れば、就職で不利にならない?」
「どの資格が仕事につながるのか分からない」
中卒でも、学歴を問われず取得できる仕事関連資格はあります。
自動車運転免許、フォークリフト運転技能講習、危険物取扱者乙種、第二種電気工事士、登録販売者、警備業務検定2級などが候補です。
ただし、資格を取れば必ず採用されるわけではありません。
希望する仕事で使わない資格を集めても、就職や収入につながらないことがあります。
私は高校を中退し、約3年間ほとんど働かなかったあと、運送、レディースアパレル、警備の3業界で働きました。
現在は警備会社で、現場勤務、採用、隊員配置、現場管理、教育に関わっています。
この記事では、中卒でも取得を検討できる資格と、仕事とのつながりを紹介します。
自動車免許が私の仕事と収入をどう支えたのか、会社負担で取得した警備資格が働き方をどう変えたのかもお話しします。
中卒でも取れる資格はあるが、資格だけで採用は決まらない
資格ごとに、年齢、学歴、実務経験などの条件は異なります。
高卒以上の学歴が必要な資格もありますが、中卒でも受験・受講できる仕事関連資格はあります。
ただし、「取得できる資格」と「取るべき資格」は別です。
資格名だけで選ばず、自分が進みたい仕事の求人で、応募条件や歓迎条件になっているかを確認してください。
物流や倉庫で働きたいならフォークリフト、電気関係へ進みたいなら第二種電気工事士、警備を続けるなら警備業務検定というように、仕事から逆算して選ぶ方が現実的です。
まだ進みたい仕事が決まっていない人は、先に中卒でも応募を検討できる仕事と探し方を解説した記事も確認してください。
ホンネちゃん資格を何個持っているかより、
仕事で使える一個がある方が強いってワケ。
中卒でも取れるおすすめ資格一覧
私が実際に取得し、仕事で使ってきたのは、自動車運転免許と警備資格です。
フォークリフト、危険物取扱者、第二種電気工事士、登録販売者については、中卒でも取得を検討できる仕事関連資格として紹介します。
| 資格・免許 | 関連する仕事 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 普通自動車運転免許 | 運送、配送、営業、警備、介護、建設、清掃など | 年齢、AT限定・MT、費用、日程 |
| 準中型自動車免許 | 配送、運送、建設など | 年齢、運転する車両、求人の必要免許 |
| フォークリフト運転技能講習 | 物流、倉庫、工場など | 年齢、講習時間、会社の取得支援 |
| 危険物取扱者乙種第4類 | ガソリンスタンド、工場、設備、運送など | 希望する求人で資格が必要か |
| 第二種電気工事士 | 電気工事、設備管理、建物管理など | 学科・技能試験、工具、練習費用 |
| 登録販売者 | ドラッグストア、医薬品を扱う販売店など | 販売従事登録、勤務や管理者の条件 |
| 警備業務検定2級 | 交通誘導、施設警備、雑踏警備 | 警備の区分、取得方法、会社の支援 |
普通免許と準中型免許に学歴条件はありません。
2026年4月1日から、仮免許と運転免許試験は17歳6か月から受けられるようになりましたが、免許が交付されるのは18歳になってからです。
18歳未満の人は、教習所へ入校できる時期や、試験・免許交付までの日程を確認してください。
そのほかの資格制度も変更される可能性があるため、申し込む前に試験実施機関や講習機関の最新情報を確認しましょう。
中卒の仕事探しで、自動車免許は最強クラスの資格
私にとって自動車免許は、中卒という学歴の不利を補い、仕事の選択肢を広げてくれた最強クラスの資格です。
最初に働いた運送会社では、家具配送と単身引越しを担当しました。
運送や配送では、免許が応募条件や仕事そのものに直結します。
自動車免許が役立ったのは、運送会社だけではありません。
警備でも、現場への移動、会社車両の運転、機械警備など、免許が必要になる場面があります。
私の勤務先では、免許がなくても配置できる現場はあります。
ただし、免許があれば自家用車を持っていなくても、社用車を借りて一人の現場へ行けます。
免許がない場合は、送迎してもらえる現場や、ほかの隊員と一緒に移動できる現場などに配置が限られます。
会社が任せられる現場と本人が入れる勤務が変わるため、結果として勤務日数や収入に大きな差が出ることもあります。



ぶっちゃけ、俺にとっては
大卒の学歴に匹敵する資格。
免許がなかったら、絶対ここまで人生を戦えてない。
MT車を使う仕事も候補にするなら、MT免許を検討する
AT限定免許でも応募できる求人はあります。
一方で、運送、建設、設備などでは、MT車を使っている会社もあります。
MT免許を選ぶかは、希望する仕事、取得費用、教習日数の差を見て決めてください。
早く取得したい人や費用を抑えたい人には、AT限定も現実的な選択です。
必要になったときに、後からAT限定を解除する方法もあります。
必要な教習や費用は、教習所などの最新情報を確認してください。
運送会社を考えるなら必要な免許区分を確認する
普通免許を持っていても、すべての配送車両を運転できるわけではありません。
車両の大きさや免許を取得した時期によっては、準中型免許などが必要です。
運送や配送の求人では、「普通免許で応募できるか」「準中型免許が必要か」「入社後の取得支援があるか」を確認してください。
通学だけでなく、まとまった期間で取得を目指す合宿免許もあります。
まだ申し込むと決めていなくても、料金と入校日を見れば、必要な期間や予算を考えやすくなります。
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仕事につながりやすい資格を個別に解説
ここから紹介するフォークリフト、危険物取扱者、第二種電気工事士、登録販売者は、私が取得した資格ではありません。
中卒でも取得を検討でき、仕事とのつながりを考えやすい候補として紹介します。
フォークリフト運転技能講習
最大荷重1トン以上のフォークリフトを仕事で運転するには、フォークリフト運転技能講習の修了が必要です。
18歳未満は、フォークリフトの運転業務に就けません。
保有する自動車免許や実務経験などにより、講習時間が異なる場合があります。
採用後に会社負担で取得できることもあるため、求人票の資格取得支援を確認してください。
危険物取扱者乙種第4類
危険物取扱者乙種第4類は、ガソリン、灯油、軽油などの引火性液体に関係する仕事で使われる国家資格です。
乙種には学歴や実務経験による受験制限がなく、中卒でも受験できます。
ガソリンスタンド、工場、設備、燃料を扱う運送会社などが候補になります。
資格を取る前に、希望する求人で必要条件や歓迎条件になっているかを確認しましょう。
第二種電気工事士
第二種電気工事士試験には、年齢や学歴による受験資格がありません。
学科試験だけでなく技能試験もあり、工具を使った練習が必要です。
受験料のほか、工具や練習材料の費用も考えておきましょう。
合格しただけで実務経験者になるわけではありませんが、電気工事や設備関係へ進みたい人には、使い道が分かりやすい資格です。
登録販売者
登録販売者試験は、学歴や実務経験を問わず受験できます。
ドラッグストアなどで、一般用医薬品の販売に関わるための資格です。
ただし、試験合格と販売従事登録は別です。
店舗管理者になるための勤務経験などにも、別の条件があります。
私自身に登録販売者として働いた経験はありません。
アパレル販売を経験した立場から、接客や商品知識を覚えることが好きな人には、確認する価値のある選択肢だと考えています。
警備業務検定2級
警備業務検定には、交通誘導警備業務、施設警備業務、雑踏警備業務などの区分があります。
2級そのものに、「警備経験が何年以上必要」といった実務経験要件はありません。
取得方法には、公安委員会が行う直接検定と、登録講習機関が行う特別講習があります。
申込方法や対象者、実施日程は異なるため、実施機関の案内を確認してください。
ただし、警備員になる前に自費で資格だけを取ることは、私はあまり勧めません。
まず警備の仕事を続けられそうか確認し、資格取得を支援してくれる会社で必要な資格を目指す方が現実的です。
警備資格の種類や選び方は、警備員の資格一覧とおすすめ資格を解説した記事で詳しく紹介しています。
私が中卒から取得した警備資格
私は最初から警備資格を持って入社したわけではありません。
現場で働きながら、次の順番で取得しました。
- 施設警備業務2級
- 交通誘導警備業務2級
- 警備員指導教育責任者1号
- 警備員指導教育責任者2号
- 雑踏警備業務2級
受講料や試験にかかった費用は、すべて会社が負担してくれました。
働きながら必要な資格を取れたため、最初から自費で警備資格を集める必要はありませんでした。
警備業界で仕事につながりやすいと感じるのは交通誘導警備業務2級
私が警備業界で働く中で、仕事につながりやすいと感じるのは交通誘導警備業務2級です。
資格者の配置が必要になる道路や現場があり、交通誘導を続けるなら取得する価値があります。
取得方法や受検条件については、交通誘導警備業務2級の取り方を解説した記事で詳しく説明しています。
私の転換点になったのは警備員指導教育責任者
私自身の働き方を変えたのは、警備員指導教育責任者です。
取得したことが、現場中心の働き方から、内勤、管理、教育へ進む転換点になりました。
警備員指導教育責任者は、誰でも入社直後に受講できる資格ではありません。
警備業務の区分ごとに、実務経験や検定取得後の従事経験などの受講資格があります。
仕事内容や取得後の変化は、警備員指導教育責任者について実体験で解説した記事で紹介しています。
施設警備業務2級と雑踏警備業務2級については、次の記事で試験内容や取得する価値を解説しています。
資格を取っても、資格手当で大きく稼げるとは限らない
資格手当の金額は、会社や現場によって異なります。
少なくとも私の勤務先では、資格を取っただけで生活が大きく変わるほどの手当は付きませんでした。
そのため、資格手当だけを目的に警備資格を取ることは勧めません。
警備資格の価値は、手当だけではありません。
配置できる現場が増える、資格者として必要とされる、隊長や教育を任される可能性が生まれるなど、仕事と役割を広げることにもあります。



資格手当で一発逆転?
警備では期待しすぎない方がいいってワケ。
先に取るか入社後に取るかは、求人の条件で決める
資格が応募条件なら、入社前に取得する必要があります。
歓迎条件であれば、無資格でも応募でき、入社後に取得できる場合があります。
電気工事や医薬品販売など、進みたい仕事が決まっているなら、先に資格を取ってから応募する方法もあります。
フォークリフトや警備資格は、採用後に会社負担で取得できる求人もあります。
求人を見るときは、次の点を確認してください。
- 資格が応募条件か、歓迎条件か
- 入社後に取得できるか
- 受験料や講習費を会社が負担するか
- 講習日や試験日が出勤扱いになるか
- 不合格だった場合の費用負担はどうなるか
- 資格手当や配置手当があるか
「資格取得支援あり」と書かれていても、すべての費用が会社負担とは限りません。
対象資格と負担条件を、応募前や面接時に確認しましょう。
合宿免許が向いている人
合宿免許は、まとまった期間を使って運転免許の取得を目指す方法です。
仕事や家庭の事情で長期間空けられない人は、地元の教習所へ通う方が続けやすいでしょう。
一方で、次のような人は合宿免許を比較する価値があります。
- まとまった期間を確保できる
- 通学すると教習の間隔が空きそう
- 地域を広げて料金や入校日を比較したい
- 一人部屋、自炊、友人との参加など、宿泊方法も選びたい
合宿免許受付センターでは、地域、料金、入校日、取得できる免許、宿泊プランなどから教習所を確認できます。
早割、学割、グループ割などは、対象となる教習所や時期が限られます。
料金だけで決めず、交通費、食事、追加教習の保証、入校できる年齢や住所の条件も確認してください。
地元の教習所へ通う場合の総額や日程と比べてから決めることが大切です。
合宿へ行けば、全員が予定どおり安く、早く卒業できるとは限りません。
まずは参加できそうな日程と、必要な総額を確認してみてください。
まとめ|中卒なら資格の数より仕事につながるかで選ぶ
中卒でも、学歴を問われず取得できる仕事関連資格はあります。
ただし、資格を取れば採用や高収入が保証されるわけではありません。
私が実際に取得し、仕事で使ってきたのは、自動車運転免許と警備資格です。
特に自動車免許は、運送だけでなく警備でも、行ける現場と勤務機会を増やしてくれました。
警備資格は、会社に費用を負担してもらい、現場で働きながら取得しました。
手当は大きくありませんでしたが、配置される現場や任される役割が増え、警備員指導教育責任者は管理・教育へ進む転換点になりました。
取れる資格を片っ端から集める必要はありません。
進みたい仕事の求人を確認し、実際に使える資格を一つずつ選んでください。










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