「交通誘導警備業務2級って、どうやって取るの?」
「直接検定と特別講習は何が違う?」
「2級を受けるには、実務経験が必要?」
交通誘導警備業務2級の取り方は、大きく分けて公安委員会が行う直接検定と、登録講習機関の特別講習の2つです。
2級そのものに「交通誘導の実務経験1年以上」といった受検要件はありません。
ただし、申込方法や日程、対象者、必要書類などは、受ける地域や講習によって違います。
私は交通誘導警備業務2級を持ち、現在は警備員の教育や配置、資格取得にも関わっています。
この記事では、2つの取得ルートから合格発表、合格後の手続きまで順番に解説します。
「そもそも交通誘導員に資格は必要?」「1級と2級は何が違う?」という人は、先に交通誘導員の資格についてまとめた記事を確認してください。
交通誘導警備業務2級の取り方は2つある
交通誘導警備業務2級を取得する主なルートは、次の2つです。
| 取得ルート | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 直接検定 | 公安委員会の学科・実技試験を受ける | 学科・実技を自分で準備して受検したい人 |
| 特別講習 | 講習を受け、最後の修了考査に合格する | 会社から案内された人、講習を受けながら準備したい人 |
どちらを選んでも、最終的に目指すのは交通誘導警備業務2級の合格証明書の交付です。
ただし、そこへ至るまでの流れが違います。
直接検定で交通誘導2級を取る流れ
直接検定は、公安委員会が実施する検定へ申し込み、学科試験と実技試験に合格する方法です。
- 受検する公安委員会・都道府県警察の募集案内を確認する
- 受付期間内に申し込む
- 学科試験を受ける
- 学科合格後、実技試験を受ける
- 合格後、成績証明書の交付を受ける
- 合格証明書の交付を申請する
直接検定では、特別講習のように事前に本講習を受けてから試験へ進むわけではありません。
学科だけでなく、実技も自分で準備して受検します。
日程、受付方法、定員、必要書類、手数料などは全国一律ではありません。
直接検定を選ぶ人は、受検する地域の公安委員会や都道府県警察が出している最新の案内を確認してください。
特別講習で交通誘導2級を取る流れ
もう一つが、登録講習機関が行う特別講習を受講する方法です。
- 受講できる特別講習を探す
- 募集要項を確認して申し込む
- 学科・実技の講習を受ける
- 修了考査の学科・実技を受ける
- 合格すると講習会修了証明書が交付される
- 合格証明書の交付を申請する
特別講習は、講習へ参加すれば自動的に資格がもらえる制度ではありません。
最後の修了考査で、学科と実技の両方に合格する必要があります。
2級には、すでに警備員として働いている人を対象とした講習のほか、警備員以外の一般の人も対象になる講習があります。
ただし、すべての開催で誰でも申し込めるわけではないので、受けたい講習の対象者を確認してください。
会社に所属している警備員なら、まず勤務先へ交通2級を取りたいと伝えて、受講機会があるか確認するのが早いです。
交通誘導2級に1年以上の実務経験は必要?
2級を受けるために、交通誘導警備の実務経験が1年以上必要というわけではありません。
公安委員会が行う2級の直接検定には、1級のような実務経験の受検要件はありません。
特別講習も2級自体に1年以上の実務経験を求める制度ではなく、警備員対象と一般も対象になる講習があります。
「2級を取るには1年以上働かないといけない」と混同しやすいのは、1級の条件です。
1級は原則として、同じ種別の2級合格証明書の交付を受けたあと、その警備業務へ1年以上従事していることが関係してきます。
ホンネちゃん1年以上って話を2級まで持ってくると、受ける前から迷子になるのさ。
まず2級。その先に1級ってワケ。
なお、実務経験とは別に、直接検定では住所地や所属営業所の所在地などによって申請できる公安委員会が決まる場合があります。
受検する地域の募集要項は必ず確認してください。
直接検定と特別講習はどちらを選ぶ?
どちらがいいかは、受ける人の状況によります。
直接検定は、講習を受けずに公安委員会の検定へ挑戦する方法です。
学科だけでなく、実技の型や手順まで自分で準備できる人なら選択肢になります。
一方、すでに警備会社で働いていて会社から特別講習の案内があるなら、私はそちらを利用する方が現実的だと思っています。
講習で学科と実技を確認でき、会社によっては申込みや費用、事前練習などを支援してもらえるためです。
ただし、特別講習を受ければ必ず合格できるわけではありません。
どちらのルートでも、学科と実技の対策は必要です。
具体的な勉強方法や落ちやすいポイントは、交通誘導2級に落ちる人の特徴と試験対策で詳しく解説しています。
交通誘導2級の合格発表はいつ?
交通誘導2級の合格発表日は、全国一律ではありません。
「試験から○日後」「毎月○日」と、交通2級すべてに共通する日付は決まっていません。
直接検定は受検した公安委員会の案内を確認する
直接検定は各公安委員会が実施するため、結果が分かる時期や案内方法も、受検した地域の情報を確認する必要があります。
学科と実技が別日で行われる場合もあるため、申込時にもらった案内や都道府県警察の公式サイトを確認してください。
特別講習は受講した実施機関の案内を確認する
特別講習も、合否の発表時期や確認方法を全国一律には決められません。
受講した講習機関や申込窓口から案内された方法で確認してください。
ネットで見つけた別地域・別講習の「○日後に発表された」という情報より、自分が受けた検定・講習の案内を見るのが確実です。



「交通2級の結果は○日に出る!」って全国共通じゃないのさ。
ここは自分が受けたところを見るってワケ。
合格したら合格証明書の交付申請をする
試験や修了考査に合格したら、それで手続きがすべて終わるわけではありません。
直接検定に合格した場合は成績証明書が交付されます。
特別講習の課程を修了した場合は講習会修了証明書が交付され、検定に合格したものとみなされます。
その後、公安委員会へ合格証明書の交付申請を行います。
申請先や必要書類、手数料などは、申請する公安委員会の最新案内を確認してください。
つまり、ざっくり言えば、
- 直接検定または特別講習で合格する
- 成績証明書または講習会修了証明書を受け取る
- 合格証明書の交付を申請する
という流れです。
会社経由で交通2級を取るなら、希望は伝えておく
すでに警備会社で働いているなら、会社経由で特別講習を受ける機会があるか確認してみてください。
会社によっては、申込み、受講費用、事前練習、講習日の勤務扱いなどを支援している場合があります。
一方で、誰を受講させるか、どこまで費用を負担するかは会社ごとに違います。
私の会社では、本人が「取りたい」と強く希望し、やる気があるなら、機会があれば警備歴に関係なく交通2級へ挑戦させることがあります。
資格を取りたいなら、言える職場では自分から希望を伝えておいた方がいいです。
ただ、入社したばかりで警備の仕事を続けられるかも分からない段階なら、資格だけを急ぐ必要はないと思っています。
まず実際に働いてみて、自分が交通誘導を続けられそうかを見ることも大切です。
試験内容や勉強方法は対策記事で詳しく解説
交通誘導2級には、学科と実技があります。
ただ、この記事で試験科目や勉強方法まで詳しく説明すると、「取り方」と「試験対策」が混ざってしまいます。
学科の勉強順、問題集の使い方、実技で自己流を出さない理由などは、交通誘導2級に落ちる人の特徴と試験対策へまとめています。
受検・受講することが決まったら、次はこちらを確認してください。
まとめ|交通誘導2級は取得ルートと合格後の手続きまで確認する
交通誘導警備業務2級の取り方は、公安委員会の直接検定と、登録講習機関の特別講習の2つです。
2級そのものに1年以上の実務経験が必要というわけではありません。
日程や申込方法、対象者、合格発表は地域や実施機関によって異なります。
ネット上の別地域の情報だけで判断せず、自分が受ける公安委員会や講習機関の最新案内を確認してください。
また、合格後は成績証明書や講習会修了証明書を受け取って終わりではなく、合格証明書の交付申請があります。
「どう受けるか」から「合格後に何をするか」まで把握しておけば、取得までの流れはかなり分かりやすくなります。








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