中卒で人生終了?悲惨な末路が決まるのか実体験で答える

「中卒だと人生終了なの?」
「まともな仕事には就けない?」
「このまま悲惨な末路になるのかな」

中卒について調べると、「人生終了」「人生詰んだ」「末路」といった強い言葉が出てきます。

中卒で人生は終わりません。
止まったまま時間だけが過ぎると、応募しやすい仕事が減っていきます。

中卒には、高卒以上が条件の求人へ応募できない、学歴だけで選考から外れるといった不利があります。
学歴がまったく関係ないと言うつもりはありません。

私は高校中退後、約3年間ほとんど働かずに過ごしました。
その後、運送、アパレル、警備を経験し、現在は警備会社で管理や教育に関わっています。

順調に進んできたわけではなく、41歳で未経験の自動車業界へ応募した際には不採用になりました。

この記事では、中卒が不利になる現実と、何もなかった職歴欄をどう増やしてきたのかをお話しします。

目次

中卒だけで人生終了ではない

中卒という学歴だけで、その後の人生がすべて決まるわけではありません。
高卒以上が条件の求人には応募できませんが、社会へ出たあとの職歴、経験、資格、勤務態度は増やせます。

学歴欄は変えられません。
でも、職歴欄は今日から増やせます。

中卒が不利になる4つの場面

中卒による不利は実際にあります。
どこで不利になりやすいのかを知っておけば、自分が応募できる仕事まで諦めずに済みます。

応募できない求人がある

求人票に「高卒以上」「専門学校卒以上」「大卒以上」と書かれていれば、仕事内容をこなせる能力があっても応募できません。

私は高校を中退しているため、学歴条件だけで候補から外れる仕事があります。
努力や気持ちでは変えられない部分です。

すべての求人に学歴条件があるわけではなく、学歴不問や未経験可の仕事もあります。
求人票を確認し、自分が応募できる仕事まで最初から消さない方がいいでしょう。

職歴がないと学歴以外の判断材料が少ない

長く続けた仕事や説明できる経験があれば、会社側は学歴以外の部分も見られます。
職歴がほとんどなく、空白期間も長い場合は、その人がどのように働くのか判断する材料が少なくなります。

私も高校中退後は、学歴だけでなく職歴もない状態でした。
中卒そのものより、履歴書に書ける経験が何もなかったことの方が苦しかったです。

条件の悪い求人を選びやすい

学歴に自信がないと、「自分を雇ってくれる会社ならどこでもいい」と考えやすくなります。

給料が低い、休みが少ない、十分な教育もない会社へ入り、「中卒だから仕方がない」と我慢してしまう人もいるでしょう。

私も警備員になりたての頃には、日当7,500円ほどで働いていた時期があります。
収入は学歴だけでなく、業界、会社、雇用形態、役職によっても変わります。

ホンネちゃん

「中卒だから我慢しろ」は、
会社だけが得する理屈なのよね。

失敗を学歴のせいにされやすい

中卒の人が仕事を辞めたり、ミスをしたりすると、「やっぱり中卒だから」と言われる場合があります。

時間を守らない、連絡をしない、約束を破るといった行動は信用を失います。
これは学歴ではなく、本人の行動による問題です。

中卒という経歴と、人間性を一つにまとめる必要はありません。

高校中退後、3年間ほとんど働かなかった私の経歴

私も最初から働けていたわけではありません。
最終学歴は中学校卒業で、高校中退後は約3年間ほとんど働かずに過ごしました。

時期状況
高校中退後約3年間ほとんど働かなかった
その後運送業を経験
20歳ごろ〜27歳ごろレディースアパレルで店長・複数店舗管理
28歳ごろ〜警備業界へ転職
41歳未経験の自動車業界に応募して不採用
現在採用、教育、資格指導、隊員配置、現場調整を担当

何もない状態から運送業で職歴を作り、その後は20歳ごろから27歳ごろまでレディースアパレルで働きました。
接客や店舗運営を覚え、店長だけでなく複数店舗を管理する仕事も任されています。

28歳ごろに警備業界へ移り、交通誘導、施設警備、機械警備、雑踏警備、列車見張りを経験しました。
現在は、採用、教育、資格指導、隊員配置、現場調整に関わる立場です。

交通誘導警備業務2級、施設警備業務2級、雑踏警備業務2級、警備員指導教育責任者なども取得しました。

ここだけを見ると順調に見えるかもしれません。
実際には、41歳で未経験の自動車業界へ応募した際に不採用となっています。
管理経験があっても、年齢や経験が求人条件と合わなければ普通に落ちます。

中卒は経歴の一部です。
人生を決める判決ではありません。

中卒より苦しいのは、何も積み上がらないまま時間が過ぎること

中卒という経歴以上に苦しくなりやすいのは、職歴や経験が増えないまま時間が過ぎることです。

私自身も約3年間ほとんど働かなかったため、応募する怖さや、自分にできる仕事がないと感じる気持ちは分かります。
読者を責めたいわけではありませんが、空白期間が長くなるほど仕事へ戻るハードルは上がります。

「中卒だから無理」と自分で応募先を消す

高卒以上が条件の求人には応募できません。
学歴不問の求人まで「自分には無理」と消してしまえば、働くきっかけも失います。

落とすかどうかは会社が決めます。
応募する前から、自分で自分を不採用にする必要はありません。

ホンネちゃん

応募してないのに不採用。
ひとり採用面接が厳しすぎるってワケ。

短期離職が続き、説明できる経験が残らない

転職回数が多いだけで、不採用になるとは限りません。
私も複数の業界を経験しています。

問題になりやすいのは、短期間で辞めた仕事が続き、そこで何を経験したのか説明できない状態です。
次の会社から見れば、採用後に仕事を続けられるか判断しにくくなります。

最初から一生続ける仕事を見つける必要はありません。
任された仕事や身につけたことを、次へ持っていける働き方を目指せば十分です。

条件の悪い会社から動けなくなる

学歴に自信がないと、「ここを辞めたら次はない」と考えてしまいます。

今の会社が合わないことと、働く能力がないことは別です。
同じ業界でも、会社が変われば給料、教育、人間関係が変わる場合があります。

今すぐ辞める必要はありません。
「中卒だから我慢するしかない」と決めつけず、ほかの求人条件も確認してみてください。

中卒から状況を変えるために積み上げたもの

学歴欄は変えられません。
でも、職歴欄は今日から増やせます。

私の中卒という経歴は、今も消えていません。
変わったのは、学歴以外に見てもらえる経験が増えたことです。

最初の仕事を一生の仕事だと決めなかった

職歴がない状態で、給料、休み、仕事内容、将来性のすべてが理想どおりの会社へ入るのは簡単ではありません。

私もそのとき応募できる仕事から始め、運送、アパレル、警備へと進みました。
最初の会社で一生働く必要はなく、次の仕事へ持っていける経験を増やす方が現実的です。

学歴以外で信用される行動を続けた

仕事を始めると、学校名より日々の行動を見られる場面が増えます。

  • 遅刻や無断欠勤をしない
  • 分からないことを確認する
  • ミスや異常を報告する
  • 注意された内容を次の仕事へ反映する
  • 周囲と必要なやり取りをする

現在、私は警備会社で採用や配置にも関わっています。
学歴が高くても、時間を守れず連絡が取れない人は現場へ配置しにくいです。

学歴や職歴に不安があっても、約束を守り、分からないことを確認できる人には仕事を任せやすくなります。

仕事につながる経験や資格を増やした

資格を取っても学歴は変わらず、高収入が保証されるわけでもありません。
実際の仕事で必要とされる資格なら、任される業務や応募できる求人を増やす助けになります。

私の場合は、警備業務検定や警備員指導教育責任者の資格によって、担当できる仕事が広がりました。

名前が立派な資格を集めるより、今の仕事や進みたい業界で使える経験を増やす方が大切です。

今の状況によって、仕事の探し方は変わる

全員が同じ順番で就職活動をする必要はありません。
今の悩みに合った探し方を選ぶ方が、次にやることが分かりやすくなります。

今の状況次にできること
何が向いているか分からないキャリア相談サービスの担当者へ相談し、仕事の方向性を整理する
具体的な仕事を見たい学歴不問・未経験可の求人を確認する
収入と住む場所を変えたい寮付き求人を探し、給料や費用条件を比較する
空白期間が長い続けられる勤務から職歴を作る
警備員に興味がある警備の種類と会社ごとの条件を確認する

ここまで読んでも、自分一人では仕事を決められない人もいると思います。
無理に一つの職種へ絞らず、今の状況に合った探し方を選んでください。

警備員になる前に、ほかの仕事も確認してほしい

「中卒だから警備しかない」と決めるのは早いです。

私は警備業界へ入ったことで生活が安定し、資格や管理職の経験も得られました。
警備員になったことを後悔していません。

それでも、中卒や高校中退の人へ、最初から警備だけを勧めるつもりはありません。

学歴不問や未経験可の仕事には、製造、物流、運送、接客、清掃、介護などもあります。
若いうちや未経験で応募しやすいうちに、警備以外の仕事も一度確認してほしいです。

警備員は学歴不問の求人が多く、未経験から入りやすい仕事です。
後からでも比較的選びやすいからこそ、急いで最初の進路にする必要はありません。

ホンネちゃん

警備は逃げも隠れもしないのさ。
最初から一択にしなくていいってワケ。

何が向いているか分からないなら、キャリア相談サービスで整理する

次のような人は、一人で求人を見続けるより、キャリア相談サービスの担当者へ相談する方法があります。

  • 何の仕事へ応募すればよいか分からない人
  • 自分の経験をどの仕事に生かせるか分からない人
  • 一人で求人を見続けても決められない人

転職先を決めてもらうのではなく、現在の経験や希望を話しながら、自分に合う仕事の方向性を探すために使います。
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ワークスタッフナビは、製造、物流、軽作業、事務、販売、配送などの求人を扱う派遣求人サイトです。
学歴不問や未経験可の仕事も確認できます。

求人によっては、寮付き、家具家電付き、高収入を目指せる仕事が掲載される場合もあります。
仕事と住む場所を一緒に探したい人にも、条件の合う求人が見つかるかもしれません。

給料、寮費、光熱費、家具家電、赴任費用などは求人ごとに異なります。
応募前に詳細条件を必ず確認してください。

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それでも警備員を選ぶなら、後からでも遅くない

ほかの仕事を確認したうえで、警備が自分に合うと思えたなら納得して選べばいいです。

警備員は、学歴や職歴に不安がある人にとって再スタートしやすい仕事の一つです。
誰でも無条件で採用される仕事ではなく、採用後には法律で定められた教育を受けます。

仕事では、時間を守る、必要な連絡をする、指示を理解するといった基本も欠かせません。

交通誘導、施設警備、機械警備では仕事内容が大きく違います。
屋外勤務、夜勤、長時間勤務など、現場によっては体力的にきつい仕事もあります。

警備員の採用については、警備員は誰でも受かるのかを採用側から解説した記事で、採用されやすい理由と面接で落ちるケースをまとめています。

警備員になった後の将来が不安な人は、警備員になったら人生終了なのかを解説した記事も参考にしてください。

まとめ|中卒で人生は終わりじゃない。今日から職歴は増やせる

中卒には、高卒以上の求人へ応募できない、学歴だけで選考から外れるといった現実的な不利があります。
一方、職歴、経験、資格、勤務態度は、その後の働き方によって増やせます。

私も高校中退後、約3年間ほとんど働きませんでした。
そこから運送、アパレル、警備で職歴を作り、現在は採用や教育に関わっています。

中卒だから警備しかないと決めず、製造、物流、運送、接客などの求人も確認してみてください。
そのうえで警備が自分に合うと感じるなら、納得して選べばいいです。

中卒で人生は終わりません。
終わったと決めて、動く前から自分を不採用にしないでください。

空調服を着られない警備員へ

真夏の警備は、本当に過酷です。
炎天下やアスファルトの照り返しの中でも、警備員は決められた制服を着て仕事をしなければなりません。

最近は空調服を支給する警備会社も増えてきました。
ただ、会社や現場によっては、空調服タイプの制服が用意されていなかったり、自由に着用できなかったりすることもあります。

「制服を変えられない警備員でも、何かできる暑さ対策はないか」

私もずっと考えた結果、たどり着いたのが、薄手のペルチェベストを制服の下に着る方法です。

インナーとして着用できる薄手のタイプなら、外から見える警備制服を大きく変えずに、冷却プレートで身体を冷やせます。
商品によっては、空調服と組み合わせて使いやすいものもあります。

もちろん、ペルチェベストを着れば熱中症にならないわけではありません。
水分や塩分の補給、こまめな休憩、体調が悪いときの早めの申告も必要です。

それでも、毎年気合いだけで猛暑に耐えるより、身体を冷やせる装備をひとつ持っておく方が安心です。

空調服を着られない現場で働いている人は、制服の下から冷やすという方法も一度チェックしてみてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。ご安全に!

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この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

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