中卒でも美容師になれる?美容師免許を取るまでの手順・美容専門学校の入り方

「中卒でも美容師になれる?」
「美容専門学校って、高卒じゃないと入れない?」
「美容師免許を取るには、何から始めればいい?」

中卒からでも美容師は目指せます。
ただし、どの美容専門学校でも中卒のまま入れるわけではありません。

厚生労働省は、美容師養成施設の入所資格を「高等学校卒業者(当分の間は中学校卒業者も可)」としています。
一方、文部科学省上の専門学校(専修学校専門課程)は、高校卒業程度が基本の入学資格です。

つまり、最初にやることは「中卒を受け入れている美容師養成施設を探す」か、「高卒認定などで専門学校の入学資格を作る」かを決めることです。

資格ステータス|サイト独自の100点評価
美容師
稼げる度39 /100
取得難易度35 /100
総合おすすめ度49 /100

試験の合格率は比較的高め。ただし、受験までに養成施設で学ぶ必要があります。

参考年収(厚生労働省job tag・令和7年賃金構造基本統計調査)
388.5万円
美容師を含む職業の統計
2026年・第54回美容師国家試験
受験者数 4,660人 / 合格者 3,024人 / 64.9%
採点方法・出典・資格取得上の注意

稼げる度=参考年収÷1,000万円×100(上限100)。取得難易度=100−合格率(税理士は5科目到達の単年度参考割合)。総合おすすめ度=稼げる度60%+取得しやすさ40%。合格率の集計母数・実施年度・資格取得前の教育や実務経験は資格ごとに異なるため、厳密な取得確率や優劣ではありません。 第54回は受験者層が第53回と異なり合格率にも差があります。

平均年収の出典(job tag) / 試験結果の出典
別の資格と比較: 保育士 ・ 介護福祉士
目次

まず結論|中卒から美容師免許を取るまでにやること

美容師免許を取るまでの基本は、次の3段階です。

  1. 都道府県知事が指定する美容師養成施設へ入る
  2. 昼間・夜間なら2年以上、通信なら3年以上学んで卒業する
  3. 美容師国家試験に合格し、免許申請をする

中卒だから国家試験を受けられないわけではありません。
国家試験を受ける前に、指定された美容師養成施設を卒業する必要があるという仕組みです。

中卒からの主なルート最初にやることその後
中卒対応の養成施設へ直接進む中卒を受け入れる美容師養成施設を探して受験養成課程修了 → 国家試験 → 免許申請
高卒認定から進む高卒認定に合格美容専門学校などへ入学 → 国家試験 → 免許申請
通信制高校などで高卒を取って進む高校卒業資格を取る美容専門学校などへ入学 → 国家試験 → 免許申請

中卒でも入れる美容師養成施設はある

厚生労働省の案内では、美容師養成施設の入所資格は高等学校卒業者で、当分の間は中学校卒業者も可とされています。

ただし、これは「全国の美容学校がすべて中卒を受け入れている」という意味ではありません。

中学校卒業者を受け入れる美容師養成施設では、施設が実施する入所試験に合格する必要があります。
さらに、高校卒業相当の学力を補うため、原則として現代社会・化学・保健の講習を受けます。

そのため、学校を探すときは名前だけで決めず、募集要項の「入学資格」「中学校卒業者の受け入れ」「中卒者向け講習」を確認してください。

「美容師養成施設」と「美容専門学校」は同じ意味ではない

ここが一番ややこしいところです。

美容師国家試験を受けるために必要なのは、都道府県知事が指定する美容師養成施設を卒業することです。

一方、「専門学校」は学校教育法上の専修学校専門課程です。
文部科学省によると、専門課程の入学資格は高校卒業、3年以上の高等専修学校修了、高卒認定合格などの高等学校卒業程度が基本です。

だから、「美容専門学校」と書いてある学校を見つけても、中卒のまま入れるとは限りません。

中卒から直接進みたいなら、学校名ではなく、その学校・課程が中学校卒業者を受け入れているかを確認するのが先です。

専門学校そのものの入学資格は、中卒でも専門学校に行ける?入学資格と進む方法を解説した記事で詳しく整理しています。

方法1|中卒を受け入れる美容師養成施設へ直接進む

高校卒業資格を先に取らず、美容師を目指す方法です。

  1. 中卒を受け入れる美容師養成施設を探す
  2. 募集要項で入所資格を確認する
  3. 学校の入所試験を受ける
  4. 必要な美容教育と中卒者向け講習を修了する
  5. 養成施設を卒業する
  6. 美容師国家試験に合格する
  7. 美容師名簿への登録・免許申請をする

昼間課程・夜間課程の通常課程は2年以上、通信課程の通常課程は3年以上です。

「中卒からできるだけ早く美容師を目指したい」という人は、まずこのルートを使える学校が近くにあるか調べると分かりやすいです。

方法2|高卒認定を取って美容専門学校へ進む

行きたい美容専門学校が中卒を直接受け入れていない場合は、高卒認定を取って専門学校の入学資格を作る方法があります。

文部科学省は、高等学校卒業程度認定試験の合格者を、専修学校専門課程へ入る資格を持つ人として認めています。

  1. 高卒認定に合格する
  2. 希望する美容専門学校の入学資格を満たす
  3. 指定された美容師養成課程で学ぶ
  4. 卒業後、美容師国家試験を受ける
  5. 合格後、免許申請をする

高卒認定は「高校を卒業した」という学歴にはなりません。
ただ、専門学校や大学などへ進むための入学資格を作れるため、選べる美容学校を増やしたい人には有力な方法です。

高卒認定の受験資格や取り方は、中卒でも高卒認定は取れる?受験資格・取り方・合格後の学歴を解説でまとめています。

方法3|高校卒業資格を取ってから進む

美容師になるまでの早さだけでなく、最終学歴として「高卒」も取りたいなら、通信制高校などを卒業してから美容専門学校へ進む方法もあります。

高卒認定と違い、高校を卒業すれば最終学歴は高卒になります。
時間はかかりますが、美容師以外の進路へ変えたくなったときにも選択肢を広げやすい方法です。

通信制高校と高卒認定の違いは、中卒でも通信制高校に入れる?高卒認定との違いを解説した記事で比較しています。

中卒から通信で美容師を目指せる?

美容師養成施設には通信課程もあります。
厚生労働省の案内では、通常課程の修業期間は3年以上です。

ただし、通信課程でも中卒を受け入れているか、入所試験や中卒者向け講習をどう行うかは学校ごとに確認が必要です。
「通信なら中卒でも自動的に入れる」とは考えず、募集要項を見てください。

美容師国家試験に合格しただけでは、まだ免許取得ではない

指定の美容師養成施設を卒業すると、美容師国家試験を受けられます。

国家試験に合格したあとは、美容師名簿への登録・免許申請が必要です。
登録されて美容師免許を取得して、はじめて美容師として美容を業にできます。

「学校を出れば美容師」「試験に受かればその日から美容師」というわけではなく、最後に免許申請まであると覚えておけばOKです。

中卒から美容師を目指すなら、最初に確認する3つ

学校を探すときは、パンフレットの雰囲気より先に次の3つを確認してください。

  1. 都道府県知事が指定する美容師養成施設か
  2. 中学校卒業者を直接受け入れているか
  3. 昼間・夜間・通信のどの課程で、何年かかるか

ここが分かれば、次にやることはかなり絞れます。

今の状況まずやること
中卒のまま早く美容師を目指したい中卒対応の美容師養成施設を探す
行きたい美容専門学校が決まっている募集要項の入学資格を確認する
高卒程度が必要と言われた高卒認定または高校卒業を検討する
働きながら学びたい通信課程の中卒受け入れ条件を確認する

中卒から美容師を目指すときのよくある質問

中卒のまま美容師国家試験を受けられる?

中学校を卒業しただけでは受けられません。
都道府県知事が指定する美容師養成施設を卒業し、国家試験の受験資格を得る必要があります。

中卒なら高卒認定を絶対に取る必要がある?

いいえ。
中学校卒業者を受け入れている美容師養成施設なら、中卒から直接進める制度があります。

中卒でも美容専門学校に入れる?

学校・課程によります。
学校教育法上の専門学校は高卒程度が基本ですが、美容師養成施設には中卒を受け入れる制度があります。学校名だけで判断せず、募集要項の入学資格を確認してください。

中卒から美容師になる最短ルートは?

中卒を直接受け入れる美容師養成施設へ入り、昼間・夜間の通常課程を2年以上修了して国家試験を受けるルートが、制度上は分かりやすいです。
ただし、入学時期や学校の募集条件によって実際にかかる期間は変わります。

まとめ|中卒でも美容師になれる。まず「入れる学校」を探そう

中卒からでも美容師は目指せます。
ただ、最初に見るべきなのは「美容師になれるか」ではなく、今の学歴で入れる美容師養成施設があるかです。

中卒を受け入れる養成施設が見つかれば、そこから美容師免許を目指せます。
希望する学校が高卒程度を条件にしているなら、高卒認定や通信制高校などで入学資格を作る方法もあります。

中卒だと、最初から入れない学校があるのは事実です。
でも、足りない入学資格はあとから作れます。入れるルートを一つずつ確認していけば、美容師までの道は残っています。

美容師以外も含めて中卒から取れる資格を見たい人は、中卒でも取れる資格一覧も参考にしてください。

参考にした公的情報

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この記事を書いた人

中卒・約3年ほぼ無職から、運送、レディースアパレルを経て警備員へ。
現在は警備会社の管理職として、現場・管制・新人教育などに携わっています。

警備員指導教育責任者1・2号、交通・施設・雑踏警備2級などを保有。

恋愛では、結婚・離婚・再婚も経験しました。

『こんな俺でも大丈夫だったんだから、みんな大丈夫。』

そんなスタンスで、警備の仕事、中卒・低学歴の生き方、男性の恋愛・結婚を実体験ベースで発信しています。

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