「中卒でも介護福祉士になれる?」
「高卒認定を取らないと無理?」
「介護の仕事を何年すれば国家試験を受けられる?」
中卒のままでも介護福祉士になれます。
介護福祉士国家試験の実務経験ルートには、学歴の制限がありません。
中卒からなら、介護の仕事で実務経験を積み、実務者研修を修了して国家試験を受ける方法が分かりやすいです。
この記事では、2026年10月時点の厚生労働省・社会福祉振興・試験センターの情報をもとに、介護福祉士資格を取るまでの手順を整理します。
合格率は高め。ただし、中卒からなら実務経験など受験資格を満たす準備も必要。
採点方法・出典・資格取得上の注意
稼げる度=参考年収÷1,000万円×100(上限100)。取得難易度=100−合格率(税理士は5科目到達の単年度参考割合)。総合おすすめ度=稼げる度60%+取得しやすさ40%。合格率の集計母数・実施年度・資格取得前の教育や実務経験は資格ごとに異なるため、厳密な取得確率や優劣ではありません。 年収は介護福祉士だけではなく「施設介護員」の統計を代理利用。資格保有者のみの平均年収ではありません。
平均年収の出典(job tag) / 試験結果の出典まず結論|中卒から介護福祉士になる手順
中卒の人が実務経験ルートで介護福祉士を目指すなら、やることは次の5つです。
- 実務経験の対象になる介護の仕事に就く
- 3年以上(1,095日以上)かつ従事日数540日以上の実務経験を積む
- 実務者研修を修了する
- 介護福祉士国家試験に合格する
- 介護福祉士として登録する
社会福祉振興・試験センターは、実務経験ルートの受験資格について「国籍、性別、年齢、学歴等の制約はありません」と明記しています。
つまり、介護福祉士になるために高校へ戻ったり、高卒認定を取ったりすることは必須ではありません。
中卒なら実務経験3年+実務者研修が分かりやすい
厚生労働省が示す介護福祉士の資格取得ルートには、実務経験、養成施設、福祉系高校などがあります。
すでに中学校を卒業して働く段階にいる人なら、介護職として働きながら受験資格を作れる実務経験ルートが使えます。
| 必要なもの | 条件 |
|---|---|
| 学歴 | 制限なし |
| 実務経験 | 3年以上(1,095日以上) |
| 実際に介護業務をした日数 | 540日以上 |
| 研修 | 実務者研修の修了 |
| 最後に必要なもの | 国家試験合格+登録 |
「3年間在籍した」だけでは足りません。
従業期間1,095日以上と、実際に介護等の業務へ従事した日数540日以上の両方を満たす必要があります。
どんな介護の仕事でも実務経験になるわけではない
実務経験として数えられるのは、対象となる施設・事業で、主な仕事が介護等の業務になっている場合です。
社会福祉振興・試験センターは、高齢者分野だけでなく、障害者分野や児童分野などについても対象施設・職種を細かく定めています。
これから介護の仕事を選ぶなら、求人名だけで判断せず、その勤務先・職種が介護福祉士国家試験の実務経験に入るかを確認しておくと確実です。
中卒から応募しやすい仕事全体を見たい人は、中卒でもできる仕事をまとめた記事も参考にしてください。
実務者研修は国家試験を受けるために必要
実務経験ルートでは、3年以上働くだけでは国家試験を受けられません。
実務者研修の修了も必要です。
厚生労働省によると、実務者研修は原則6か月以上・450時間。
すでに初任者研修などを修了している場合は、履修済みの内容に応じて一部科目が読み替えられます。
実務経験と実務者研修は、どちらかを先に終わらせる必要はありません。
働きながら並行して進めることもできます。
初任者研修を先に取らないとダメ?
介護職員初任者研修は、実務者研修を受けるための必須条件ではありません。
初任者研修を修了していると実務者研修の一部科目が読み替えられますが、介護福祉士になるために必ず「初任者研修→実務者研修」の順で取る必要はありません。
資格名が似ているのでややこしいですが、介護福祉士国家試験の実務経験ルートで重要なのは、必要な実務経験と実務者研修をそろえることです。
高卒認定を取って介護福祉士養成施設へ進む方法もある
働きながら3年待つのではなく、学校で介護を学びたい人には養成施設ルートもあります。
介護福祉士養成施設の一般的な入学資格は高卒程度です。
中卒・高校中退から進むなら、高卒認定などで入学資格を作ってから養成施設を目指す方法があります。
高卒認定の取り方は、中卒から高卒認定を取る方法で詳しく整理しています。
なお、養成施設ルートは制度移行中です。社会福祉振興・試験センターによると、令和9年度以降に養成施設を卒業する人は国家試験合格が必要になります。
国家試験に合格したら登録して介護福祉士になる
受験資格を満たしたら、介護福祉士国家試験を受けます。
現在の介護福祉士国家試験は筆記試験で、第37回試験から実技試験は廃止されています。
第39回試験からは、合格したパートを翌年・翌々年まで免除できるパート合格制度も始まりました。
国家試験に合格しただけでは、まだ「介護福祉士」として登録されたことにはなりません。
合格後に登録申請まで終えて資格取得となります。
中卒から介護福祉士を目指すなら、まず何をする?
まだ介護の仕事をしていないなら、最初にやることはシンプルです。
- 実務経験の対象になる介護求人を探す
- 応募前に仕事内容と実務経験の対象になるか確認する
- 働き始めたら、実務者研修をいつ受けるか考える
最初から国家試験の勉強だけを始めても、受験資格は作れません。
まず対象になる介護の仕事へ入ることが、資格取得への1歩目です。
よくある質問
中卒でも介護福祉士国家試験を受けられる?
受けられます。実務経験ルートには学歴の制限がありません。
対象となる実務経験3年以上(1,095日以上・540日以上)と実務者研修などの条件を満たす必要があります。
高卒認定は必要?
実務経験ルートなら必要ありません。
介護福祉士養成施設へ進みたい場合は、学校の入学資格を満たすために高卒認定が選択肢になります。
介護職で3年働けば自動的に受験できる?
3年働くだけでは足りません。
実務経験は従業期間1,095日以上・従事日数540日以上の両方が必要で、実務者研修も修了する必要があります。
初任者研修を持っていなくても介護福祉士を目指せる?
目指せます。初任者研修は実務者研修の必須条件ではありません。
ただし、修了済みなら実務者研修の一部科目が読み替えられます。
まとめ|中卒でも、働きながら介護福祉士を目指せる
中卒からでも介護福祉士になれます。
実務経験ルートなら、高卒認定を取る必要もありません。
対象になる介護の仕事で3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了し、国家試験に合格して登録する。
やることはこの順番です。
中卒という学歴はすぐ変わらなくても、職歴・経験・資格はあとから増やせます。
足りない条件を一つずつ埋めていけば、国家資格まで届く道は残っています。
ほかの資格も比較したい人は、中卒でも取れる資格一覧も参考にしてください。

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