中卒でも保育士になれる?資格を取るまでの手順・高卒認定と5年実務ルート

「中卒でも保育士になれる?」
「保育士資格を取るには、まず何をすればいい?」
「保育補助で働けば、いつか保育士試験を受けられる?」

中卒からでも保育士になれます。
ただし、中卒のまますぐ保育士試験を受けられるわけではありません。

中卒からなら、主に「高卒認定を取って指定保育士養成施設へ進む方法」と、「対象となる児童福祉施設などで実務経験を積んで保育士試験を受ける方法」があります。

2026年10月時点の公的情報をもとに、何をすれば保育士資格まで行けるのかを順番に見ていきます。

資格ステータス|サイト独自の100点評価
保育士
稼げる度43 /100
取得難易度81 /100
総合おすすめ度33 /100

子どもと関わる国家資格。試験の合格率だけでなく、受験資格を満たす方法が重要。

参考年収(厚生労働省job tag・令和7年賃金構造基本統計調査)
427.6万円
保育士職の統計
2025年・2025年度保育士試験(前期+後期の合計)
申請者数(延べ) 54,807人 / 合格者 10,621人 / 19.4%
前期・後期の延べ申請者数から計算した参考割合です。
採点方法・出典・資格取得上の注意

稼げる度=参考年収÷1,000万円×100(上限100)。取得難易度=100−合格率(税理士は5科目到達の単年度参考割合)。総合おすすめ度=稼げる度60%+取得しやすさ40%。合格率の集計母数・実施年度・資格取得前の教育や実務経験は資格ごとに異なるため、厳密な取得確率や優劣ではありません。 申請者数は前後期の延べ人数で、同じ人が重複する場合があります。全科目免除者1,996人は別集計。資格取得には指定養成施設卒業のルートもあります。

平均年収の出典(job tag) / 試験結果の出典
別の資格と比較: 介護福祉士 ・ 美容師
目次

まず結論|中卒から保育士になる主な3ルート

ルートやること向いている人
高卒認定から養成施設へ進む高卒認定 → 指定保育士養成施設へ入学 → 卒業 → 保育士登録学校で学んで資格を取りたい人
中卒のまま実務経験を積む対象施設で5年以上・7,200時間以上勤務 → 保育士試験 → 合格 → 保育士登録働きながら受験資格を作りたい人
高卒同等+実務経験で試験を受ける高卒認定など → 対象施設で2年以上・2,880時間以上勤務 → 保育士試験 → 合格 → 保育士登録学校卒業ではなく試験合格を目指したい人

すでに高校を離れていて、これから保育士を目指すなら、まず「高卒認定を取って養成施設へ進むか」「働いて受験資格を作るか」を決めると動きやすくなります。

方法1|高卒認定を取って指定保育士養成施設へ進む

保育士資格は、指定保育士養成施設を卒業する方法と、保育士試験に合格する方法の2通りです。
大学・短大・専門学校などの指定養成施設を卒業すれば、保育士試験は必要ありません。

中卒・高校中退の人が専門学校や短大などへ進む場合、まず入学資格を満たす必要があります。
高卒認定に合格すると、文部科学省から大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。

  1. 高卒認定に合格する
  2. 入学資格を満たす指定保育士養成施設を探す
  3. 学校を受験して入学する
  4. 必要な課程・実習を修了して卒業する
  5. 保育士登録を行う

学校によって修業年限や入学条件は違います。
候補を見つけたら、「指定保育士養成施設か」「高卒認定で出願できるか」を募集要項で確認してください。

高卒認定の受験資格や取り方は、中卒から高卒認定を取る方法を解説した記事で詳しく整理しています。

方法2|中卒のまま5年・7,200時間働いて保育士試験を受ける

全国保育士養成協議会の受験資格では、児童福祉施設で5年以上勤務し、総勤務時間が7,200時間以上で、児童の保護に従事した人は保育士試験を受験できます。

  1. 受験資格の対象になる施設を確認する
  2. 5年以上・7,200時間以上、児童の保護に関わる仕事をする
  3. 勤務証明書など必要書類をそろえる
  4. 保育士試験へ申し込む
  5. 筆記試験に合格する
  6. 実技試験に合格する
  7. 保育士登録を行う

働きながら受験資格を作れますが、5年と7,200時間の両方を満たす必要があります。

「保育補助で5年働けばOK」とは限らない

保育に関係する仕事なら、どこでも5年で受験できるわけではありません。
小規模保育、放課後児童クラブ、認可外保育施設、放課後等デイサービスなどは、施設によって受験資格認定(知事認定)が必要です。

保育補助から試験を目指すなら、働き始める前にその勤務先が受験資格の対象になるか確認しておきましょう。

方法3|高卒認定を取れば、実務経験2年・2,880時間で試験を目指せる

高卒認定を取ると、この実務ルートの条件も変わります。
高校卒業者や高卒同等と認定された人は、対象施設で2年以上・2,880時間以上児童の保護に従事すると、保育士試験を受けられます。

  1. 高卒認定に合格する
  2. 対象施設で2年以上・2,880時間以上働く
  3. 保育士試験を受ける
  4. 筆記・実技試験に合格する
  5. 保育士登録を行う

勤務先によっては知事認定が必要なので、2年働けば必ず受験できるわけではありません。

保育士試験では何を受ける?

2026年の保育士試験は前期・後期の年2回実施され、筆記試験は9科目。
筆記の全科目に合格すると、音楽・造形・言語の3分野から2分野を選ぶ実技試験へ進みます。

筆記・実技とも、原則として各科目・各分野で満点の6割以上が合格基準です。
受験する年度の日程や科目は、全国保育士養成協議会の最新案内で確認してください。

指定保育士養成施設と保育士試験、どっちを選ぶ?

どちらがいいかは、学校へ通えるか、働きながら進みたいかで変わります。

こんな人まず検討したい方法
できるだけ分かりやすい道で保育士を目指したい高卒認定 → 指定保育士養成施設
学校で保育を学び、実習も経験したい指定保育士養成施設
現在すでに児童福祉施設で働いている勤務先が受験資格の対象か確認 → 実務経験ルート
学校へ通うのが難しく、働きながら資格を目指したい実務経験 → 保育士試験
中卒のまま5年は長いと感じる高卒認定を取った場合の進路も比較

専門学校そのものの入学資格については、中卒でも専門学校に行けるのかを解説した記事でも詳しく整理しています。

今日からやることは3つ

保育士の制度を全部覚える必要はありません。
まずは次の3つだけ確認すれば、進む方向が決まります。

  1. 学校へ通うか、働きながら試験を目指すか決める
  2. 学校ルートなら高卒認定と指定保育士養成施設を調べる
  3. 実務ルートなら、勤務先が受験資格の対象になるか先に確認する

すでに保育補助などで働いている人は、まず勤務先名と施設種別を確認してください。
これから仕事を探す人は、求人へ応募する前に「この勤務は保育士試験の実務経験として認められるか」を確認しておくと無駄がありません。

中卒から保育士を目指すときのよくある質問

中卒のまま保育士試験を受けられる?

中学校を卒業しただけでは、すぐ受験できません。
対象となる児童福祉施設で5年以上・7,200時間以上、児童の保護に従事するなど、受験資格を満たす必要があります。

中卒から保育士になるには高卒認定が必須?

必須ではありません。
中卒のままでも、対象施設で5年以上・7,200時間以上の実務経験を積めば保育士試験を目指せます。

ただし、高卒認定を取れば専門学校などの受験資格が得られ、指定保育士養成施設へ進む選択肢も増えます。

保育補助なら資格なし・中卒でも働ける?

保育補助の求人には、保育士資格を必須としていないものもあります。
ただし、求人ごとに学歴・年齢・経験などの応募条件は違います。

また、保育補助として働いた期間を保育士試験の実務経験に使いたい場合は、勤務先が受験資格の対象になる施設かを別に確認してください。

「保育士免許」と「保育士資格」は違う?

一般に「保育士免許」と検索されることもありますが、制度上は保育士資格です。
指定保育士養成施設を卒業するか保育士試験に合格し、その後、都道府県の保育士登録簿へ登録して保育士として働きます。

まとめ|中卒から保育士になる道はある。まず受験資格を作ろう

中卒からでも保育士になれます。
ただし、最初に必要なのは試験勉強ではなく、自分がどのルートで資格取得条件を満たすかを決めることです。

学校で学ぶなら、高卒認定を取って指定保育士養成施設へ進む。
中卒のまま働いて目指すなら、対象施設で5年以上・7,200時間以上の実務経験を積んで保育士試験へ進む道があります。

中卒という学歴はすぐ変わらなくても、入学資格や受験資格はあとから作れます。
足りない条件を一つずつ埋めれば、保育士資格までの道は残っています。

ほかの資格も比較したい人は、中卒でも取れる資格一覧も参考にしてください。

参考にした公的情報

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この記事を書いた人

中卒・約3年ほぼ無職から、運送、レディースアパレルを経て警備員へ。
現在は警備会社の管理職として、現場・管制・新人教育などに携わっています。

警備員指導教育責任者1・2号、交通・施設・雑踏警備2級などを保有。

恋愛では、結婚・離婚・再婚も経験しました。

『こんな俺でも大丈夫だったんだから、みんな大丈夫。』

そんなスタンスで、警備の仕事、中卒・低学歴の生き方、男性の恋愛・結婚を実体験ベースで発信しています。

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