「体力がないけど警備員になれる?」
「ずっと立ちっぱなしで、自分には無理そう」
そんな不安がある人もいると思います。
結論から言うと、一般隊員なら、体力に自信がなくても務まる現場はかなりあります。
私は交通誘導・施設警備・雑踏警備・機械警備・列車見張りを経験し、現在は隊員の手配や配置もしています。
そこで感じるのは、警備のきつさは「交通誘導だから」「施設警備だから」と業務名だけでは決まらないこと。
同じ業務でも、現場と配置で体力の負担はかなり変わります。
一方で、機械警備や列車見張りは少し別です。
体力よりも、覚えることや特殊な仕事に慣れる大変さがあります。
警備員は体力がないと無理?一般隊員なら務まる仕事は多い
私の経験では、かなり年齢を重ねた隊員でも無理なく担当できる配置は珍しくありません。
もちろん、真夏の交通誘導や歩き回る施設、忙しいイベント警備など、体力を使う現場もあります。
でも、それが警備のすべてではありません。
一般隊員として一つの持ち場を担当するなら、動きの少ない配置もあります。
「警備員=一日中歩き回る体力仕事」と考えると、実際よりきつく見えてしまいます。
警備全体のきつさを先に知りたい人は、警備員はきつい?業務ごとの大変さを解説した記事も参考にしてください。
交通誘導・施設・雑踏は「配置」で体力の負担が変わる
この3つは、同じ業務の中でもしんどさの差が大きいです。
交通誘導|暑さ・寒さはきつい。でも動かない配置もある
交通誘導は、真夏の炎天下や冬の夜勤になると確かにきついです。私もかなりしんどい現場を経験しました。
ただ、全員が現場中を歩き回るわけではありません。
一般隊員なら、決められた場所を担当するなど動く量が少ない配置もあります。
施設警備|立哨と巡回の量でかなり違う
施設警備も「屋内だから楽」とは限りません。
立哨が長い、巡回が多い、勤務時間が長い。そんな現場は身体にきます。
反対に、動きが少ない持ち場なら負担はかなり変わります。
雑踏警備|あれだけ「きつい」と言ってきた仕事にも楽な配置はある
私はこのブログで、雑踏警備はきついと何度も書いています。
人が一気に動く場所では気を抜けませんし、配置によってはかなり忙しいです。
それでも、一般隊員として見れば比較的動きの少ない持ち場はあります。
雑踏警備ですら「全員がずっと走り回る仕事」ではありません。
交通誘導と施設警備の違いは、施設警備と交通誘導はどっちがきつい?でも詳しく比較しています。
体力がない隊員をどこへ置くかは、手配者の腕でもある
ここは、管理側にいるとよく分かります。
隊員を配置するとき、私は空いている人を機械的に入れているわけではありません。
体力、経験、得意不得意、その現場との相性を見ながら考えます。
体力がない人を動きっぱなしの持ち場へ入れれば、そりゃきつい。
逆に、その人でも無理なく担当できる場所へ入れればいい。
そこら辺は、手配者の腕の見せどころです。
だから私は、警備員の向き不向きを体力だけでは判断しません。
ただし、会社に持っている現場が少なければ、合わない人を別の現場へ動かす余地も小さくなります。
体力に不安がある人ほど、どんな現場を持っている会社なのかは大事です。
機械警備は体力より「覚えること」と臨機応変な対応が大変
体力だけを見ると、機械警備のほうが楽そうに見えるかもしれません。
でも、私は高齢の人へ単純に「機械警備のほうが楽ですよ」とは言いにくいです。
理由は、物件ごとに覚えることが多いから。
建物も違えば、鍵や設備、操作するものも違います。
しかも毎回同じ内容で出動するわけではありません。
現場へ着いて状況を確認し、「今回は何が起きているのか」「次にどう動くのか」をその場で考える場面もあります。
私自身、機械警備は体力より、覚えることと場当たり的な対応に慣れるまでが大変だと感じました。
年齢にかかわらず、新しい操作を覚えるのが苦手な人や、その場で対応を組み立てるのが負担な人は、慣れるまで苦労しやすい仕事だと思います。
詳しくは、機械警備はきつい?私が経験して感じた大変さでも書いています。
列車見張りは、特殊な仕事に慣れるまでが大変
列車見張りも「体力が少なくて済みそう」という理由だけで選ぶと、想像と違うかもしれません。
私の経験では、資格を取ってすぐ普通の警備と同じ感覚で働ける仕事ではありませんでした。
資格取得から実際に現場へ出るまでにも時間がかかり、仕事内容そのものも特殊です。
現場へ出てから慣れるまでにも時間が必要でした。
身体の強さより、決められたルールを理解して、特殊な環境の中で動けるようになるまでの負担が大きい仕事だと感じています。
仕事内容は、列車見張り員の仕事内容を解説した記事で詳しく紹介しています。
体力に自信がない人が求人・面接で確認したいこと
求人票に「交通誘導」「施設警備」と書かれているだけでは、実際の身体への負担までは分かりません。
体力が不安なら、応募や面接のときに次を確認してみてください。
- 立ちっぱなしになる時間は長いか
- 巡回や歩く量は多いか
- 屋外勤務が中心か
- 休憩はどのように取るか
- 夜勤や長時間勤務はあるか
- どんな現場へ配置されることが多いか
- 合わない現場だった場合に配置を相談できるか
特に最後は大事です。
一つの現場が合わなかっただけで「警備員そのものが向いていない」とは限りません。
別の配置なら普通に続けられる人もいます。
会社選びで迷っている人は、失敗しにくい警備会社の選び方も参考にしてください。
まとめ|体力がないからと警備員を諦めなくていい
警備員には、体力を使うきつい現場もあります。
ただ、一般隊員なら、年齢を重ねた人や体力に自信がない人でも担当しやすい配置はあります。
逆に、機械警備や列車見張りのように、身体の強さより覚えること・判断すること・特殊な仕事に慣れることが大変な業務もあります。
大切なのは「警備員ができる体力があるか」ではなく、自分に合う現場と配置を選べるかです。
体力だけを理由に候補から外さず、応募前に「実際はどんな現場へ入るのか」まで聞いてみてください。


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