「警備員の診断書って何を書くの?」
「普通の健康診断書とは違う?」
「交通誘導2級などの資格でも必要?」
警備員関係で出てくる診断書は、会社の健康診断で使う結果票とは目的が違います。
主に、警備業法の欠格事由に該当しないことを医師に診断してもらうための書類です。
私は交通誘導・施設・雑踏警備の2級検定と、警備員指導教育責任者1号・2号を取得し、現在は警備会社で採用や教育にも関わっています。
この記事では、現在の法令と広島県警の手続案内、自社での確認方法を分けて、診断書の内容・必要な場面・取り方・料金を整理します。
結論|警備員の診断書は資格申請などで使う書類
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 何を確認する? | 警備業法の欠格事由に該当しないか |
| 健康診断と同じ? | 目的が違う |
| 検定で必要? | 合格後の合格証明書交付申請で必要 |
| 指導教育責任者は? | 資格者証の交付申請で必要 |
| どこで取る? | 対応する医療機関で医師に作成してもらう |
| 料金は? | 医療機関によって異なる |
警備業法第3条には、欠格事由として「アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者」などが定められています。
第14条では、18歳未満の人や第3条第1号から第7号までに該当する人は警備員になれません。
欠格事由全体は、警備員になれない8つの条件を解説した記事で詳しく整理しています。
ホンネちゃん血圧測って「健康ですね」で終わる診断書じゃないのさ。
診断内容は申請する資格によって違う
警備関係の診断書は、全部が同じ内容ではありません。
広島県警の案内では、主な資格申請ごとに次のように分かれています。
| 手続き | 診断する内容 |
|---|---|
| 検定合格証明書の交付 | 警備業法第3条第6号または第7号に該当しない旨 |
| 警備員指導教育責任者資格者証 | 第3条第6号に該当しない旨 |
| 機械警備業務管理者資格者証 | 第3条第6号または第7号に該当しない旨 |
第6号はアルコール・麻薬・大麻・あへん・覚醒剤の中毒者に関する項目、第7号は心身の障害によって警備業務を適正に行えない場合に関する項目です。
何の申請に使う診断書なのかを先に確認することが大切です。
診断書が必要になる主な場面は「検定合格後」と「資格者証の交付申請」
交通誘導2級などは合格証明書の交付申請で必要
交通誘導警備業務2級・施設警備業務2級・雑踏警備業務2級などでは、受検時ではなく、合格後に公安委員会から合格証明書の交付を受ける手続きで診断書が必要です。
広島県警の案内でも、合格証明書交付申請の添付書類として医師の診断書が明記されています。
交通誘導2級の受検から合格後までの流れは、交通誘導警備業務2級の取り方を解説した記事でまとめています。
警備員指導教育責任者も資格者証の交付申請で必要
警備員指導教育責任者も、講習を修了しただけで手続きがすべて終わるわけではありません。
資格者証の交付申請では、警備業法第3条第6号に該当しないことを確認する医師の診断書が必要です。
私は1号・2号の資格者証を持っています。講習や資格者証取得までの流れは、警備員指導教育責任者講習の受け方を解説した記事で詳しく解説しています。
入社前の確認方法は会社によって違う|私の会社ではまず口頭確認
資格申請とは別に、「警備会社へ入るときも診断書が必要なのか」が気になる人もいると思います。
私の会社では、入社前の段階では欠格事由に該当していないかをまず口頭で確認しています。
入社時にどの書類を、どのタイミングで提出するかは会社の運用によって違うため、応募先から案内された内容を確認してください。
住民票・身分証明書・誓約書なども含めた入社書類全体は、警備員の必要書類をまとめた記事で整理しています。
警備員の診断書はどこで取る?指定様式を持って医療機関へ
診断書は医師に作成してもらいます。
資格申請で使うなら、先に申請先の警察・公安委員会の案内を確認し、公開されている様式や渡された用紙を用意してから医療機関へ連絡するのが確実です。
- 警備業の資格申請用診断書に対応しているか
- 所定の用紙を持参すればよいか
- 予約が必要か
- 料金はいくらか
この4点を電話などで確認しておけば、病院へ行ってから用紙や対応方法で困りにくくなります。
診断書の料金は全国一律ではありません。
一例として、広島市の祇園わだ内科クリニックでは、警備員の資格申請用診断書を3,300円(税込)と案内しています。料金は医療機関によって違うため、受診前に確認してください。



病院まで行って「その用紙じゃないです」は、かなり悲しいってワケ。
薬物検査や血液検査は必須?様式には検査方法の指定はない
「薬物等の中毒者ではないことを診断するなら、尿検査や血液検査を必ずするの?」と気になる人もいるでしょう。
広島県警が公開している診断書の様式例には、尿検査や血液検査を一律に必須とする記載はありません。
どのような診察・確認で診断するかは医療機関側の判断になるため、必要なら受診先で確認してください。
まとめ|病院へ行く前に「何の申請に使う診断書か」を確認する
警備員関係の診断書は、一般的な健康診断書とは目的が違います。
まず申請先の案内を見て、必要な診断内容と様式を確認してから病院へ行くのが確実です。
- 検定は合格証明書の交付申請で診断書が必要
- 指導教育責任者は資格者証の交付申請で必要
- 申請する資格によって診断内容が違う
- 料金・予約・対応可否は医療機関へ事前確認する
資格全体を確認したい人は、警備員の資格一覧で検定・指導教育責任者などをまとめて確認できます。










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