70歳から警備員になれる?施設警備より交通誘導が狙い目な理由

警備員 交通誘導 高齢者 70歳 以上

「70歳からでも警備員になれる?」
「高齢者なら施設警備の方が楽?」
「交通誘導は外仕事だから、70代にはきついんじゃない?」

70歳を過ぎてから警備員の仕事を考える人は、意外と多いです。
年金の足しにしたい。
家にいるだけでは退屈。
まだ体が動くうちは働きたい。

結論から言うと、70歳からでも警備員になれる可能性はあります。
ただし、選ぶ現場を間違えるとかなりきついです。

もちろん、健康状態、通勤手段、希望する勤務日数によって向き不向きはあります。
70歳以上で警備員を目指すなら、「働けるか」だけでなく、「無理なく続けられるか」まで考えることが大切です。

そして、少し意外かもしれませんが、70歳以上で警備員を目指すなら、施設警備だけに絞るより、交通誘導も選択肢に入れた方が採用されやすく、働きやすい場合があります。

この記事では、警備会社で面接・配置・教育に関わっている立場から、70代に向いている警備の仕事、施設警備の現実、交通誘導が意外と狙い目になる理由を解説します。

目次

  【警備員の真夏対策】

真夏の警備は、本当に過酷です。
警備員は制服の関係で、暑くても簡単に服装を変えられません。

暑さでダウンしてしまう前に
『制服の下に着られる薄手のペルチェベスト』
などで、少しでも身体を冷やしてあげてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。

  👇制服の下に着られるモデルはこちら👇

70歳からでも警備員になれる可能性はある

警備員は、70歳からでも働ける可能性がある仕事です。
実際に、交通誘導や施設警備の現場では、70代の警備員が働いていることも珍しくありません。

ただし、「70歳でも誰でも採用される」という意味ではありません。
警備員は人の安全や現場の秩序に関わる仕事なので、年齢に関係なく、健康状態、受け答え、勤務態度、通勤手段、希望シフトなどを見られます。

特に70歳以上の場合、会社側が気にするのは、若い人と同じように動けるかどうかだけではありません。
無理をしない人か。
体調が悪い時に早めに言える人か。
決められた日にきちんと出勤できる人か。
現場で勝手な判断をしない人か。

このあたりを見られます。

警備員になる流れや必要なものを先に知りたい人は、「警備員になるには?未経験から働く流れと必要なものを解説」も参考にしてください。

高齢者には施設警備が向いている、は半分正解

一般的には、高齢者には施設警備が向いていると言われることがあります。
理由は分かります。

屋内の仕事がある。
受付や出入管理なら、交通誘導より体力的に楽そうに見える。
座れる時間がある現場もあります。

たしかに、条件が合えば施設警備は70代にも向いています。
人当たりがよく、来訪者対応が丁寧で、決められた確認をコツコツできる人なら、活躍できる可能性はあります。

ただし、ここで見落としやすい問題があります。
それは、施設警備は「向いているか」より先に、「雇ってもらえるか」という壁があることです。

施設警備は「雇ってもらえるか」問題がある

施設警備や機械警備などの1号業務は、シフト制の現場が多いです。
早番、遅番、夜勤、当務、固定曜日勤務など、現場の勤務表に合わせて人を配置していきます。

そのため、会社側としては、長期で働ける人、フルタイムに近く入れる人、シフトに柔軟に対応できる人を採用しやすい傾向があります。
もちろん、70歳以上だから絶対に雇わないという意味ではありません。

ただ、70歳以上で施設警備だけを希望して、さらに「週2日だけ」「夜勤はできない」「曜日固定がいい」「近場だけがいい」となると、会社側の反応が渋くなることはあります。

仕事内容としては高齢者に合いそうでも、勤務条件の面で合わない。
これが施設警備の難しいところです。

ホンネちゃん

施設警備は楽そうに見えるワケ。
でも、会社側から見ると「そのシフトに入れるか」がかなり大事なんだよ。

施設希望でも「交通誘導にも出られます」は強い

70歳以上で施設警備を希望すること自体は、悪くありません。
施設警備を受けてみる価値はあります。

ただ、面接で会社側の反応があまり良くないと感じたら、そこで終わりにしない方がいいです。
その時に、「施設警備を希望していますが、交通誘導でも出られます」と言えると、会社側の見る目が変わることがあります。

交通誘導は人手不足になりやすく、希望シフトに合わせて出てもらいやすい仕事です。
警備会社からすると、施設だけ希望の人よりも、交通誘導にも出られる人の方が配置の幅が広がります。

本命は施設警備でもかまいません。
ただ、採用される可能性を上げたいなら、交通誘導も選択肢に入れておくと強いです。

70代で警備員求人を探すなら、施設警備だけに絞らず、交通誘導や週2〜3日勤務の求人も一緒に見ておくと選択肢が広がります。
「屋内がいい」「外でも短時間なら出られる」「週2〜3日だけ働きたい」など、自分に合う条件を比べながら探すのがおすすめです。

70代に交通誘導が合う場合もある

交通誘導と聞くと、炎天下で立ちっぱなし、車を止める、重労働というイメージを持つ人も多いと思います。
もちろん、きつい現場はあります。

ただ、交通誘導のすべてが、激しい現場ばかりではありません。
道路工事の規模、交通量、配置人数、作業内容によって負担は大きく変わります。

私の会社で見る限り、70代から80代の交通誘導隊員は、驚くほど辞めません。
辞める時も、会社が嫌で辞めるというより、「そろそろ自分の体が厳しい」と自分で限界を悟って引退する人が多い印象です。

「体が動くうちは出るよ」
そんなスタンスで、楽しそうに働いている人もいます。

70代にとって、仕事に求めるものは若い世代と少し違うことがあります。
年金の足し。
生活リズム。
社会とのつながり。
体を動かす理由。
誰かに必要とされる感覚。

このあたりが、交通誘導の働き方と合う人はいます。

交通誘導は希望シフトで働きやすい

70歳以上で働く場合、毎日フルタイムで働きたい人ばかりではありません。
週2〜3日だけ働きたい。
体調を見ながら出たい。
病院や家庭の予定に合わせたい。
年金の足しになればいい。

こういう希望がある人には、交通誘導の方が合う場合があります。
交通誘導は、現場ごとに必要人数が変わり、日ごとに配置を組むことも多いからです。

もちろん、会社によって違います。
ただ、施設警備のように固定シフトへきっちり入るより、交通誘導の方が希望勤務日を相談しやすい会社はあります。

70代で長く続けるなら、「たくさん稼げるか」よりも「無理なく出られるか」が大事です。
この点では、交通誘導は意外と相性がいい仕事です。

交通誘導は複数名現場が多いのも安心材料になる

高齢者が働く時に、体調面の不安はどうしてもあります。
急に気分が悪くなる。
暑さでふらつく。
転倒する。

これは、どの仕事でもゼロにはできません。

ただ、交通誘導は複数名で行う現場も多いです。
相方の警備員、工事関係者、職長、作業員など、周囲に人がいる現場では、異変に気づいてもらいやすいことがあります。

一方で、施設警備でも1人勤務の現場では、もし倒れてもすぐに発見されない可能性があります。
屋内だから絶対に安心、交通誘導だから絶対に危険、とは単純に言えません。

大切なのは、仕事内容だけでなく、1人勤務なのか、複数名現場なのか、周囲に人がいるのかまで確認することです。

ただし、70代にきつい交通誘導現場もある

交通誘導が70代に向いている場合があるとはいえ、どの現場でも大丈夫という意味ではありません。
70歳以上には、避けた方がいい現場もあります。

  • 真夏の炎天下で休憩が取りにくい現場
  • 交通量の多い国道や幹線道路の規制
  • 判断スピードが求められる片側交互通行
  • 夜勤や長時間の通行止め
  • トイレが遠い現場
  • 長時間立ちっぱなしで逃げ場がない現場
  • 遠方で移動負担が大きい現場

特に夏場は注意が必要です。
若い人でも熱中症になることがあります。
70代であれば、無理をすると本当に危険です。

交通誘導を選ぶなら、会社に対して「体力に合わせた現場を考えてもらえるか」「夏場の休憩や空調服の対応はあるか」「複数名現場が多いか」を確認した方がいいです。

特に夏場や交通量の多い現場については、「自分には少し厳しいかもしれない」と思った時点で、早めに会社へ相談することが大切です。
70代で長く続けるなら、無理をして頑張るより、続けられる現場を選ぶ方が現実的です。

30代〜50代の方が辞めやすいこともある

これは現場を見ていて感じることですが、70代の警備員より、30代〜50代の方が辞めやすいこともあります。
もちろん人によります。

ただ、30代〜50代は、まだ先の人生を考える年代です。
警備員として働きながらも、「このままでいいのか」「将来どうなるのか」「別の仕事を探した方がいいのでは」と不安になる人もいると思います。

一方で、70代の場合は、仕事に求めるものが少し違うことがあります。
無理なく働ける。
生活リズムができる。
年金の足しになる。
人と話せる。
体を動かせる。

この目的がはっきりしている人は、意外と長く続きます。

ホンネちゃん

70代の方が強いこともあるワケ。
「無理なく働く目的」がはっきりしてる人は、ほんとに長いよ。

70代が警備員求人を見る時の早見表

70歳から警備員を始めるなら、施設警備か交通誘導かだけで決めるより、勤務日数、現場の人数、休憩環境、体力への負担まで見ておくと失敗しにくくなります。

働き方70代との相性注意点
施設警備屋内勤務や受付中心なら体力面で合う場合がある固定シフト、夜勤、長時間勤務が合わないことがある
交通誘導希望シフトで働きやすく、週2〜3日でも相談しやすい場合がある暑さ、交通量、立ちっぱなしの現場には注意が必要
複数名現場周囲に人がいるため、体調不良時に気づいてもらいやすい配置内容や休憩体制を事前に確認する
1人勤務現場落ち着いて働ける場合もある体調不良時に発見が遅れるリスクがある
週2〜3日勤務年金の足しや生活リズム作りには合いやすい会社によって希望日数で入れる現場が限られることがある

70代の場合、「どの仕事が一番楽か」よりも、「自分の体力と生活リズムに合う現場を選べるか」が大事です。
面接では、無理に若い人と同じように働けると言うより、希望日数や避けたい現場を正直に伝えた方が長続きしやすくなります。

70歳から警備員をするなら面接で確認したいこと

70歳から警備員を始めるなら、面接では遠慮しすぎない方がいいです。
無理に若い人と同じように働けると言うより、自分が無理なく働ける条件を正直に伝えた方が長続きします。

確認しておきたいのは、次のような点です。

  • 週何日から働けるか
  • 希望シフトを聞いてもらえるか
  • 70代の隊員が実際に働いているか
  • 体力に合わせた現場を考えてもらえるか
  • 交通誘導の場合、複数名現場が多いか
  • 施設警備の場合、1人勤務が多いか
  • 夏場の空調服や休憩体制はあるか
  • 短時間で現場が終わった時の日当保証はあるか
  • トイレや休憩場所に配慮してもらえるか

良い会社ほど、こういう聞きにくい条件をきちんと説明してくれます。
逆に、年齢や体調の話を軽く流して、どんな現場でも大丈夫と言ってくる会社は注意した方がいいです。

警備会社の見極め方は、「警備会社の選び方|未経験が失敗しないために見るべきポイント」でも詳しく解説しています。

採用されやすい70代は、体力自慢より無理なく続けられる人

採用する側から見ると、70代で大事なのは、若い人と同じように動けることだけではありません。
むしろ、無理をしない人の方が安心です。

体調が悪い時に早めに言える。
遅刻や無断欠勤をしない。
分からないことを勝手に判断しない。
会社や隊長の指示を聞ける。
現場で怒鳴ったり、我を通したりしない。

こういう人は、年齢が高くても助かります。

逆に、「昔は体力があった」「自分は大丈夫」と言って無理をする人は危ないです。
70歳から警備員を続けるなら、根性よりも自己管理が大切です。

まとめ|70歳から警備員をするなら、施設だけでなく交通誘導も見てみよう

70歳からでも、警備員として働ける可能性はあります。
ただし、施設警備が必ず高齢者に向いているとは限りません。

施設警備は屋内で楽そうに見えますが、シフト制や長時間勤務、固定勤務の面で、70代には合わないこともあります。
まず「雇ってもらえるか」という壁があるのも現実です。

一方で、交通誘導は外仕事のイメージほど、すべてが重い現場ばかりではありません。
希望シフトで働きやすく、複数名現場で周囲に気づいてもらいやすい場合もあります。

70歳から警備員を目指すなら、施設警備だけに絞らず、交通誘導も選択肢に入れてみてください。
大切なのは、どの警備が一番楽かではなく、今の自分の体力と生活に合う現場を選べるかです。

空調服を着られない警備員へ

真夏の警備は、本当に過酷です。
炎天下やアスファルトの照り返しの中でも、警備員は決められた制服を着て仕事をしなければなりません。

最近は空調服を支給する警備会社も増えてきました。
ただ、会社や現場によっては、空調服タイプの制服が用意されていなかったり、自由に着用できなかったりすることもあります。

「制服を変えられない警備員でも、何かできる暑さ対策はないか」

私もずっと考えた結果、たどり着いたのが、薄手のペルチェベストを制服の下に着る方法です。

インナーとして着用できる薄手のタイプなら、外から見える警備制服を大きく変えずに、冷却プレートで身体を冷やせます。
商品によっては、空調服と組み合わせて使いやすいものもあります。

もちろん、ペルチェベストを着れば熱中症にならないわけではありません。
水分や塩分の補給、こまめな休憩、体調が悪いときの早めの申告も必要です。

それでも、毎年気合いだけで猛暑に耐えるより、身体を冷やせる装備をひとつ持っておく方が安心です。

空調服を着られない現場で働いている人は、制服の下から冷やすという方法も一度チェックしてみてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。ご安全に!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

コメント

コメントする

目次