「警備員の初日って、何をするの?」
「いきなり一人で現場に出されるの?」
「初日から車を止めたり、人を案内したりするの?」
警備員の仕事を始める前は、初日の流れが分からなくて不安になりますよね。
ここでいう「初日」は、面接の日や新任教育の日ではなく、新任教育が終わって初めて現場に出る日のことです。
先に言うと、警備員の初日は、いきなり完全放置で一人前扱いされる日ではありません。
まともな会社なら、先輩やベテラン警備員が近くでフォローできる形で現場に入ることが多いです。
ただし、初日がまったく緊張しないかというと、そんなことはありません。
初めて誘導灯や旗を持って、初めて現場の人に挨拶して、初めて自分の合図で車を止める。
普通に生活していたら、まずやらないことばかりです。
私自身の警備員初日は、片側交互通行の現場でした。
午前中は先輩の動きを見て、午後から実際に車を止める側をやらせてもらいました。
普通に生きていて、自分の合図で車を止める経験なんて、ほとんどありません。
「本当に自分が止めていいのか」
最初はそんな気持ちになります。
この記事では、現役警備員・教育側の目線から、警備員の初日の流れ、実際にやること、緊張しやすいポイント、初日に新人が伸びやすくなる考え方まで、本音で解説します。
警備員バイト全体の仕事内容・給料・求人選びまで先に知りたい人は、こちらの警備員バイトの仕事内容・持ち物・求人選びをまとめた記事も参考にしてください。
ホンネちゃん初日は緊張して当たり前なのさ。
最初から完璧に動ける新人なんて、ほぼ幻想ってワケ。
警備員の初日は何をする?基本は先輩について現場を覚える日です
警備員の初日は、いきなり何でも一人でやらされる日ではありません。
基本的には、先輩やベテラン警備員について、現場の流れを覚える日です。
会社によって「現場研修」「実地訓練」「OJT」など呼び方は違うかもしれませんが、やることはだいたい同じです。
- 現場に集合する
- 隊長や先輩に挨拶する
- 現場のルールを聞く
- 先輩の動きを見る
- 簡単な動きから少しずつやってみる
- 分からないことを質問する
初日は、完璧に動く日ではありません。
どこに立つのか、何を見るのか、誰の指示を聞くのか、危ない時はどう止めるのか。
そういう現場の見方を、少しずつ覚えていく日です。
警備員になるまでの全体の流れを先に確認したい人は、こちらの警備員になるには何をすればいいのかをまとめた記事も参考にしてください。
私の警備員初日は片側交互通行の現場でした
私の警備員初日は、さっそく片側交互通行の現場でした。
片側交互通行というのは、工事などで道路の片側をふさいで、車を交互に流す誘導です。
普通に考えると、初日からなかなか緊張する現場ですよね。
ただし、いきなり完全に任されたわけではありません。
本来は2人で注文を受けている現場に、訓練枠として私が入り、3人で行く形でした。
午前中は、まず流れを見るだけ。
どのタイミングで車を止めるのか、反対側の警備員とどう合図を合わせるのか、作業員がどこで動いているのか。
最初は、先輩の動きを見ながら、現場の空気を覚える時間でした。
午後からは、実際に片側交互通行をやらせてもらいました。
これ、かなり緊張します。
普通に生きていて、自分の合図で車を止める経験なんて、ほとんどありません。
「本当に自分が止めていいのか」
「ちゃんと伝わっているのか」
「反対側とタイミングが合っているのか」
頭の中では、そんなことをずっと考えていました。
でも、すぐ隣にはベテラン警備員が立っていました。
危ない時は、いつでもフォローに入れる体制です。
初日から現場で動くことはあります。
ただ、まともな会社なら、事故が起きないようにフォローできる形で新人を立たせます。
初日は教本通りの動きより、まず安全にできる形を覚える
初日に地味に苦戦しやすいのが、誘導灯や旗、無線機の扱いです。
教本通りに旗を持つ場面では、左手に赤旗、右手に白旗を持つように教わることがあります。
ただ、現場ではそこに無線機も加わります。
両手に旗を持って、さらに無線で反対側とやり取りする。
これ、初日の新人には普通に難しいです。
私も最初は、「これ手が足りなくない?」と思いました。
慣れるまでは、赤旗一本で停止をしっかり出して、進行はお辞儀や手の合図で伝える形でもいいと思います。
もちろん、会社や現場のルールに従うことが前提です。
でも初日から教本通りの形を全部きれいに再現しようとして、頭の中が真っ白になるくらいなら、安全を崩さない範囲で、まずできる形から始めた方がいい。
初日は、教本通りの形を全部きれいに再現する日ではありません。
まずは事故を起こさず、安全を崩さない形で「自分にもできた」という感覚を作る日です。
新人は、最初に小さくても成功体験があった方が間違いなく伸びます。
警備員の初日の流れ
現場によって違いはありますが、警備員の初日はだいたい次のような流れになります。
集合場所へ行く
まずは、指定された集合場所へ向かいます。
事務所集合の場合もあれば、現場集合の場合もあります。
初日は、時間に余裕を持って行きましょう。
警備員の仕事では、時間を守ることがかなり大事です。
遅刻すると本人の印象が悪くなるだけでなく、現場全体に迷惑がかかります。
初めて行く現場なら、道に迷う可能性もあります。少し早めに到着するくらいでちょうどいいですね。
隊長や先輩に挨拶する
現場に着いたら、隊長や先輩に挨拶します。
難しいことを言う必要はありません。
「今日から入ります。よろしくお願いします」
これで十分です。
初日は、仕事ができるかどうかよりも、まず普通に挨拶できるか、話を聞けるかを見られます。
警備は一人で好き勝手に動く仕事ではありません。
現場の人と連携して動く仕事です。
現場のルールや立ち位置を教わる
挨拶が終わったら、現場のルールや立ち位置を教わります。
どこに立つのか、車はどこから来るのか、歩行者はどこを通るのか、作業員はどこで動くのか。
このあたりは、現場によってまったく違います。
同じ交通誘導でも、片側交互通行、出入口誘導、通行止め、駐車場誘導では見る場所が変わります。
だから初日は、自己判断で動きすぎないことが大事です。
まずは先輩の説明を聞いて、現場の形を頭に入れましょう。
最初は先輩の動きを見る
初日は、いきなり動くよりも、まず先輩の動きを見る時間が大事です。
ただし、ぼーっと眺めるだけではもったいない。
「自分が同じ立場なら、どう動くか」
これをイメージしながら見ると、覚えるのがかなり早くなります。
先輩はどこに立っているのか、いつ車を止めているのか、歩行者が来た時にどう声をかけているのか。
こういうところを見ておきましょう。
良いと思ったことは、素直に真似して大丈夫です。
初日は、自分だけのやり方を出す日ではありません。
まずは、現場でうまく回している人の動きを見て、良いところを取り入れる日です。
簡単な動きから実際にやってみる
流れが少し分かってきたら、簡単な動きから実際にやってみることがあります。
車を止める、歩行者に声をかける、誘導灯や旗で合図を出す。
最初はかなり緊張します。
でも、隣に先輩がいて、すぐフォローできる形なら、そこまで怖がりすぎなくても大丈夫です。
大事なのは、分からないまま自己流で動かないこと。
不安なら、その場で確認してください。
初日にいきなり一人で任されることはある?
警備員の初日で、多くの人が不安に思うのがこれです。
「いきなり一人で現場に出されるのでは?」
普通の会社なら、初日から完全に一人で放置されることは少ないです。
特に未経験者なら、先輩や隊長が近くで見てくれる形が自然ですね。
もちろん、現場によっては最初からある程度動くことはあります。
私も初日から片側交互通行を実際にやりました。
でも、それはベテラン警備員がすぐ隣でフォローできる体制だったからです。
ここが大事です。
初日から現場で動くこと自体はあります。
ただし、何も分からない新人を、完全に一人で危ない場所へ立たせるのは別問題です。
もし初日から何の説明もなく、フォローもなく、一人で現場へ行かされるようなら、その会社はかなり注意した方がいいですね。
警備会社選びで不安がある人は、こちらの警備会社の選び方を現役目線でまとめた記事も参考にしてください。
警備員の初日にきついのは体力より緊張です
警備員の初日は、体力的なきつさよりも、精神的な疲れの方が大きいかもしれません。
知らない現場で、知らない先輩と一緒に、初めて着る制服で立つ。
そのうえ、交通誘導なら自分の合図で車が止まります。
これは最初、本当に緊張します。
でも、その緊張は悪いことではありません。
むしろ、最初から何も怖くない方が危ないです。
「自分の動きで車が止まる」
「タイミングを間違えると危ない」
そう感じられる人の方が、現場では慎重に動けます。
初日は、緊張して当たり前。
大事なのは、緊張しながらでも先輩の話を聞き、分からないことを確認することです。
初日の新人は「分からないことが分からない」で当たり前
初日の新人さんは、「分からないことが分からない」状態で当たり前です。
どこを見ればいいのか、どのタイミングで動けばいいのか、何を質問すればいいのか。
最初は、それすら分かりません。
だからこそ、ふわっとしたまま時間を過ごさないことが大事です。
「これで合っていますか?」
「今の時は、どこを見ればよかったですか?」
「自分がやるなら、どのタイミングで止めればいいですか?」
こうやって、最初のうちに聞いていきましょう。
時間が経ってからだと、「今さら聞きにくい」「もう教えてもらえない」と感じてしまうことがあります。
初日は、完璧に動く日ではありません。
質問しながら、現場の見方を覚える日です。



最初から全部わかる新人なんていないのさ。
でも、聞かずにふわっと時間だけ過ぎると、あとで聞きにくくなるってワケ。
初日の新人が気をつけたいこと
初日は、誰でも失敗しやすいです。
ただ、よくあるつまずきを先に知っておくと、少し落ち着いて動けます。
分からないのに分かったふりをしない
一番危ないのは、分からないのに分かったふりをすることです。
警備の現場では、分かったふりが事故につながることがあります。
「たぶん大丈夫」
この判断は、初日の新人にはかなり危ないです。
分からない時は、その場で聞きましょう。
聞くことは恥ずかしいことではありません。
むしろ、聞かずに自己判断で動く方が怖いです。
声や動きは相手に伝わる大きさを意識する
初日は緊張して、声や動きが小さくなりがちです。
でも、警備員の合図は相手に伝わらないと意味がありません。
車に止まってほしいのか、歩行者に待ってほしいのか、作業員に注意してほしいのか。
相手に伝える仕事です。
最初から大きく完璧に動けなくても大丈夫です。
ただ、先輩に言われた合図や声かけは、できるだけはっきり出す意識を持ちましょう。
車や歩行者から目を離さない
交通誘導では、車や歩行者から目を離さないことが大事です。
初日は、作業の方を見てしまったり、先輩の動きばかり気にしてしまったりすることがあります。
もちろん先輩の動きを見ることも大事です。
でも、自分が立っている場所で見るべきものから目を離すと危ないです。
どこを見るべきかは現場によって違います。
だからこそ、最初に先輩へ確認しておきましょう。
集合時間ギリギリに行かない
初日は、集合時間ギリギリに行かない方がいいです。
初めての現場は、道に迷うことがあります。
駐車場所が分からないこともありますし、集合場所が少し分かりにくいこともあります。
初日からバタバタすると、それだけで余計に緊張します。
少し早めに着いて、気持ちを落ち着かせるくらいでちょうどいいです。
教育側から見た「初日に印象が良い新人」
教育する側から見ると、初日に印象が良い新人は、完璧に動ける人ではありません。
むしろ、完璧に動けなくて普通です。
印象が良いのは、こういう人ですね。
- 時間を守る人
- 挨拶ができる人
- 話を聞ける人
- 分からないことを質問できる人
- ミスを隠さない人
- 良いと思った先輩の動きを真似できる人
特に大事なのは、素直さです。
警備の仕事は、最初から全部できる必要はありません。
ただ、先輩の話を聞かない、自己流で動く、ミスを隠す。
これはかなり危ないです。
初日は、できる人アピールをする日ではありません。
教わりながら、少しずつ現場の型を覚える日です。
初日に持っていく物
警備員の初日は、持ち物も確認しておきましょう。
会社から制服や基本装備を支給されることは多いですが、自分で準備しておいた方がいい物もあります。
- 飲み物
- タオル
- ボールペン
- メモ帳
- 身分証
- 少しの現金
- 季節に応じた暑さ・寒さ対策
特にボールペンは、地味に使う場面があります。
新規入場やKY、安全書類の確認などで書くことがあるからです。
「現場仕事なのにペン?」と思うかもしれませんが、持っておくと安心ですね。
初出勤の持ち物を詳しく知りたい人は、こちらの警備員の持ち物リストを現場目線でまとめた記事も参考にしてください。
初日で危ない会社のサイン
初日だからといって、会社側が何をしてもいいわけではありません。
新人に対する扱いで、少し危ない会社かどうかが見えることもあります。
たとえば、
- 新任教育を受けていないのに現場へ出される
- 何の説明もなく一人で立たされる
- 危ない場所なのにフォローがない
- 分からないことを聞ける雰囲気がない
- 装備や持ち物の説明が雑すぎる
このあたりは注意した方がいいです。
警備員は、現場に出る前に新任教育を受ける必要があります。
教育を軽く見る会社は、現場でも安全や人の扱いを軽く見る可能性があります。
初日から不安が強すぎる場合は、無理に我慢せず、会社へ相談してください。
警備会社選びで失敗したくない人は、こちらの警備会社の選び方を現役目線でまとめた記事も読んでおくと安心です。
警備員の初日に関するよくある質問
警備員の初日は見学だけですか?
現場や会社によります。
午前中は見学、午後から簡単な業務をやってみるようなケースもあります。
私自身も、初日は午前中に片側交互通行の流れを見て、午後から実際に車を止める側をやらせてもらいました。
ただし、ベテラン警備員がすぐ隣でフォローできる体制でした。
初日から一人で現場に出されますか?
普通の会社なら、未経験の新人を初日から完全に一人で放置することは少ないです。
先輩や隊長が近くで見てくれる形が多いですね。
もし何の説明もなく一人で危ない現場に立たされるなら、会社へ確認した方がいいです。
初日に一番大事なことは何ですか?
一番大事なのは、分からないことをそのままにしないことです。
初日は、分からないことが分からなくて当たり前。
だからこそ、先輩の動きを見て、良いところを真似して、気になったことは早めに質問しましょう。
まとめ|警備員の初日は怖くて普通。大事なのは素直に聞くこと
警備員の初日は、誰でも不安になります。
初めての現場で、初めての制服を着て、初めて先輩の前で動く。
交通誘導なら、初めて自分の合図で車を止める場面もあります。
怖くて普通です。
ただし、まともな会社なら、いきなり完全放置で一人前扱いされることは少ないです。
先輩の動きを見て、簡単なことから少しずつやっていく。
分からないことを質問する。
良いと思った動きを真似してみる。
それで十分です。
初日は、完璧に動く日ではありません。
現場の見方を覚える日です。
もし不安なら、初出勤前に持ち物や集合場所、新任教育後の流れを会社へ確認しておきましょう。
準備しておくだけでも、初日の緊張はかなり減ります。
警備員バイトとして働く前に、仕事内容・給料・求人選びまでまとめて確認したい人は、こちらの警備員バイトの総合ガイドも参考にしてください。
ここまで読んだら、もう仲間。
警備の世界を覗いてみない?



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