「結婚相談所で結婚すると離婚率が低いって本当?」
「離婚率10%ってどこから出た数字?」
「スピード婚が多いなら、むしろ離婚しやすい?」
結婚相談所の離婚率を調べると、「10%前後」「恋愛結婚より低い」といった数字が出てきます。
ただ、先に結論を書くと、結婚相談所で出会った夫婦だけを全国規模で追跡した公的な離婚率は確認できません。
厚生労働省や国立社会保障・人口問題研究所の離婚統計には、年齢・同居期間・初婚再婚などの集計はありますが、「結婚相談所経由かどうか」で分けた全国統計は掲載されていません。
つまり、「相談所婚の離婚率は○%」という数字を見るときは、誰が・何人を・何年間追跡して計算した数字なのかまで確認する必要があります。
結論|結婚相談所だけの公的な離婚率は確認できない
厚生労働省の人口動態統計では、婚姻件数や離婚件数を毎年集計しています。
国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2026年版)」でも、離婚について次のような統計があります。
- 種類別離婚数・離婚率
- 年齢別離婚数・離婚率
- 有配偶者に対する離婚率
- 同居期間別離婚数
- 国籍別離婚数
しかし、公開されている全国統計では、「出会いが結婚相談所だった夫婦」だけを分けた離婚率の区分は確認できません。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2026年版)」
ホンネちゃん「相談所婚10%」って数字だけ一人歩きしたら、出典が置いてけぼりなのさ。
2024年は婚姻48万5,092組・離婚18万5,904組
厚生労働省の2024年人口動態統計(確定数)では、
- 婚姻件数:485,092組
- 離婚件数:185,904組
でした。
出典:厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)」
単純に割ると、離婚件数は婚姻件数の約38.3%です。
でも、これを「結婚した夫婦の38.3%が離婚する」と読むのは間違いです。
「3組に1組が離婚」は単純な割り算では出せない
2024年に離婚した18万5,904組は、2024年に結婚した人だけではありません。
1年前に結婚した夫婦も、10年前・20年前に結婚した夫婦も含まれます。
一方、2024年の婚姻48万5,092組は、その年に婚姻届を出した別の集団です。
違う集団を割っても、「1組の夫婦が将来離婚する確率」にはなりません。



38%って割り算だけで「3組に1組離婚」は、さすがに話がワープしてるのさ。
なぜ「結婚相談所の離婚率10%」と言われるの?
相談所婚の離婚率について「10%前後」と紹介するサイトはあります。
ただ、公的な全国統計ではない以上、その数字を見るときは次を確認してください。
- どの相談所・連盟のデータか
- 何組を対象にしたか
- 成婚後何年間を追跡したか
- 回答がなかった人をどう扱ったか
- 「離婚率」の分母は何か
たとえば「成婚退会した100組へアンケートし、回答した50組のうち5組が離婚していた」なら、回答者ベースでは10%です。
でも残り50組の状況が分からなければ、100組全体の離婚率とは言えません。
数字が低いか高いかより、先に分母と追跡方法を見る。
これは結婚相談所の成婚率を見るときと同じです。
結婚相談所なら離婚しにくい、とも言い切れない
結婚相談所には、結婚前に年齢・仕事・収入・家族観などを確認しやすい仕組みがあります。
結婚を前提に活動するため、将来の話を早い段階でする人も多いでしょう。
ただ、それだけで離婚しない保証にはなりません。
- 一緒に暮らして初めて分かる生活習慣
- 家事やお金の価値観
- 仕事・転勤・収入の変化
- 子どもについての考え
- 親族との付き合い
こうした問題は、相談所で出会っても恋愛で出会っても起こります。
「相談所だから離婚しにくい」より、「結婚前に何を確認できたか」の方が大事です。
相談所で相手を探すなら、離婚率より確認したい5つ
| 確認すること | 話したい内容 |
|---|---|
| お金 | 収入・貯金・借金・家計管理 |
| 仕事 | 転勤・残業・働き方 |
| 子ども | 希望の有無・時期 |
| 生活 | 家事・休日・住む場所 |
| 家族 | 親との距離・介護・帰省 |
結婚相談所は、こうした条件を早めに確認しやすい場所として使う方が現実的です。
「成婚率が高い」「離婚率が低い」という数字だけで相談所を選ばず、実際にどこまで結婚後の生活を話せる仕組みがあるかを見てください。
結婚相談所選びでは「離婚率」より説明の透明性を見る
もし相談所が「うちの離婚率は低い」と説明しているなら、数字そのものを否定する必要はありません。
ただし、
- 調査対象
- 調査期間
- 回答率
- 計算方法
まで開示しているか確認してください。
料金・成婚率・会員数など、結婚相談所は数字が多いサービスです。
数字の見方をまとめて知りたい場合は、結婚相談所のからくりとは?会員数・成婚率・料金の仕組みをわかりやすく解説も参考になります。
結婚相談所の離婚率についてよくある疑問
結婚相談所の離婚率は10%ですか?
全国の結婚相談所婚を追跡した公的統計として「10%」を示すデータは確認できません。数字を見る場合は、その相談所や調査の対象・期間・分母を確認してください。
日本では3組に1組が離婚しますか?
年間の離婚件数を同じ年の婚姻件数で割った数字を、そのまま「結婚した夫婦が離婚する確率」と読むことはできません。婚姻した集団と離婚した集団が違うためです。
相談所婚は恋愛結婚より長続きしますか?
全国一律で比較できる公的データは確認できません。結婚相談所は条件や結婚観を確認しやすい仕組みがありますが、それだけで離婚しない保証にはなりません。
まとめ|結婚相談所の離婚率は「数字の出どころ」まで見る
結婚相談所で成婚した夫婦だけを全国規模で追跡した公的離婚率は、現在確認できません。
- 「10%」という数字だけで判断しない
- 年間婚姻数と年間離婚数の単純比較も離婚確率ではない
- 調査対象・期間・分母を見る
- 相談所選びでは結婚後の条件確認をサポートできるかを見る
離婚率が低そうだから入るのではなく、結婚前に確認すべきことを確認できる場所か。
その視点で結婚相談所を選ぶ方が実用的です。
相談所そのものを比較したい人は、結婚相談所おすすめ3選|料金・サポート・始めやすさでタイプ別に比較へ進んでください。
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