警備員の人間関係はきつい?うざい先輩との距離の取り方と対処法

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「警備員の人間関係ってきついの?」
「うざい先輩や怒鳴る人と一緒になったらどうすればいい?」
「今の現場がしんどいけど、警備会社を辞めるしかない?」

警備の仕事を調べていると、「変な人が多い」「人間関係がきつい」といった話を見かけます。

先に結論を言うと、警備員の人間関係は、現場によってかなり違います。

一人で淡々と働ける現場もあります。
反対に、「修学旅行のバスに濃い人間だけ詰め込んだのか?」みたいな空間になることもあります。

新人時代、私がしんどかったのは詰所より移動車でした。

狭い車内。
逃げ場なし。
そこへ始まる、濃い人たちの会話。

特に厄介だったのが、「自虐に見せかけた自分語り」を延々と続ける先輩です。

どれだけ車内が盛り上がっていても、一瞬で空気が静かになる。
しかも無視できない。

警備の人間関係には、こうした独特の距離感があります。

ただし、全員と仲良くなる必要はありません。
仕事に必要なやり取りを続け、危険な問題行動だけは管理側へ相談する。

この線引きができると、かなり楽になります。

この記事では、現役警備員として現場を経験し、現在は管理職として隊員の配置や教育にも関わる私が、うざい先輩との距離の取り方、やってはいけない対応、隊長や管制へ相談する目安を本音で解説します。

目次

  【警備員の真夏対策】

真夏の警備は、本当に過酷です。
警備員は制服の関係で、暑くても簡単に服装を変えられません。

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結論|警備員の人間関係は、仲良くなるより距離感が大事

警備の現場で大切なのは、全員と仲良くなることではありません。

必要な報告をする。
無線へ返事をする。
自分の持ち場を守る。
分からないことは確認する。

まずは、仕事に必要な関係を作れれば十分です。

雑談が苦手でも構いません。
休憩時間まで無理に輪へ入る必要もありません。

一方で、次のような行動まで「個性的な人だから」と我慢する必要はありません。

  • 特定の人だけを繰り返し怒鳴る
  • 危険な指示やルール違反を強要する
  • 責任転嫁、持ち場離脱、嫌がらせを繰り返す

無愛想な人と、現場へ実害を与える人は別です。
言葉遣いだけで判断せず、日々の行動を見てください。

警備員として働く人の人物像や、第一印象と信用の違いについては、「警備員にまともな人はいない?」の記事で詳しくお話ししています。

警備員の人間関係がきつくなりやすい理由

警備員の人間関係がしんどくなりやすい背景には、仕事特有の距離の近さがあります。

移動車や詰所では逃げ場が少ない

交通誘導や雑踏警備では、複数人で現場へ移動することがあります。

私の会社は事務所自体が広かったため、出発前はそこまで苦ではありませんでした。

問題は移動車です。

話が合う人同士なら楽しい時間ですが、延々と自分語りをする人や、誰かの悪口を続ける人と一緒になると、現場へ着く前から疲れます。

仕事が始まる前に、精神力を半分ほど移動車へ納品する日があります。

暇な時間ほど会話が濃くなりやすい

警備は、常に忙しく動き続ける仕事ではありません。

長い待機時間。
微妙な沈黙。
詰所で繰り返される、昨日も聞いた武勇伝。

忙しい現場では仕事へ集中できますが、少し暇な現場では、隊員同士の距離が必要以上に近くなることがあります。

その結果、聞いてもいない人生相談まで始まります。

ホンネちゃん

警備員、人間関係より
「距離感」のゲームなワケ。

現場のやり方や正義感が人によって違う

警備の現場では、安全やルールを大切にする必要があります。

ただし、「安全のためにどこまで声をかけるか」「通行者へどの程度強く伝えるか」は、人によって考え方が違います。

丁寧にお願いする人。
必要なことだけ伝える人。
ルール違反を一つも見逃したくない人。

方向性が違う人同士で正面からぶつかると、現場の空気が悪くなります。

どちらが正しいかだけでなく、誰へ、どの順番で確認するかも大切です。

固定された人間関係から離れにくい現場もある

施設警備や固定現場では、同じ隊員と長く働くことがあります。

関係が良ければ働きやすい一方で、相性の悪い人がいると毎回顔を合わせることになります。

反対に、交通誘導のように現場や組み合わせが変わりやすい仕事では、苦手な人と毎日一緒にならずに済むこともあります。

うざい先輩と同じ現場になったときの付き合い方

ここからは、実際に同じ現場になったときの対処法をお話しします。

警備の人間関係で大切なのは、相手に勝つことではありません。
現場を荒らさず、安全に一日を終えることです。

自虐に見せかけた自分語り先輩には、反応を増やしすぎない

警備歴が長くなると、なぜかこの道へ近づく人がいます。

「俺なんか、もう終わってるからさ……」

自虐で始まったはずなのに、気づけば長い自分語りへ突入します。

こちらが一つ質問すると、関連エピソードが三つ増える。
話の出口を探している間に、次の章が始まります。

このタイプには、深く質問を重ねず、

「そうだったんですね」
「大変でしたね」

と短く返し、仕事の話へ戻すのが無難です。

すべての話を受け止めようとすると、こちらの休憩時間まで消えていきます。

超ストイックマンには、指示を具体的に確認する

自分にも他人にも厳しい、超ストイックマン。

新人初日でも、「無線を聞け」「周囲を見ろ」「次の車を見ろ」と、指示が一気に飛んできます。
普通にパンクします。

このタイプへ感情的に「分かりません」と返すより、

「今は、周囲確認と無線のどちらを優先すればいいですか?」
「この場所では、どこまで車を出して大丈夫ですか?」

と、指示を具体的に確認した方が話が進みやすいです。

ただし、新人へ最初から多くを求めすぎる教え方まで受け入れる必要はありません。
混乱して危険を感じるなら、隊長や管理側へ相談してください。

男梅タイプとは、正面から正義をぶつけ合わない

ルールと正義感に全振りした、男梅タイプ。

新人時代、私はイベント警備でこのタイプの隊員と一緒になりました。

彼は、横断歩道の信号が点滅した瞬間、すべての歩行者を止めようとしました。
さらに、すでに渡り始めた人まで連れ戻そうとしていました。

警備員だからといって、歩行者を強制的に止めたり、連れ戻したりできる特別な権限が与えられているわけではありません。

急に歩行者の流れを止める方が危ない。
そこまで強く止める必要はない。

そう考え、本人へ真正面から意見しました。

新人のクセに、私にも狂った正義感があったわけです。

結果、現場の空気はかなり険悪になりました。

今思えば、いきなり本人へ噛みつくのではなく、まず隊長へ、

「あの対応は、この現場の決まりですか?」

と確認するべきでした。

正しいと思うことでも、伝える相手と順番は大切です。

忍者休憩君は、自分だけで追いかけない

休憩時間になると、自らの存在と痕跡を霧散させる忍者休憩君。

ついさっきまでいたはずなのに、気づけば消えています。
そして、なかなか帰ってこない。

「……あれ?休憩長くね?」

と現場がざわつき始めます。

まずは無線で、

「○○さん、どうぞ。そちらの状況を教えてください」

と普通に呼び出します。

返事がなく、持ち場へ影響が出るなら、早めに隊長や管制へ報告してください。

自分だけで探し回ると、今度はこちらの持ち場まで空きます。

無線まで切っていたら、かなり厄介です。
上忍です。

戦闘民族警備員へは、感情で返さない

驚くほど短気な、戦闘民族警備員。

通行車がウインカーを出さない。
誘導に従わない。
無線の返事が少し遅い。

それだけで、自分のプライドをかけた戦争のように怒ります。

このタイプへ感情で言い返すと、大体燃えます。

新人のうちは、無線を早めに返し、必要な報告を省略しない。
理不尽な言い方をされても、その場では短く返事をして仕事へ戻る。

ただし、怒鳴り方が続く、人格を否定される、危険な指示を出される場合は、我慢だけで解決しようとしないでください。

警備員の人間関係でやってはいけないこと

人間関係で失敗すると、仕事そのものまでしんどくなります。

初日から正論でぶつかる

新人時代の私は、これをやりました。

内容が正しくても、相手や現場の事情を確認せず、最初から正面衝突すると話を聞いてもらいにくくなります。

明らかに危険な場合を除き、まずは隊長や先輩へ確認してください。

陰口グループへ深く入る

警備の現場は狭いです。
隊員同士の組み合わせも変わるため、噂は想像以上に早く回ります。

軽い愚痴へ相づちを打つくらいならまだしも、誰かを攻撃する側へ深く入ると、別の現場で自分が困ります。

昨日まで一緒に悪口を言っていた人が、今日は相手側の移動車へ乗っています。

警備業界の情報伝達網は、ときどき無線より速いです。

無理に仲良くなろうとする

警備は、全員と仲良くなるゲームではありません。

休憩時間を一人で過ごしても構いません。
仕事に必要な会話ができていれば、無理にプライベートまで付き合う必要はありません。

近づきすぎると、聞きたくない相談や揉め事へ巻き込まれることもあります。

我慢だけで全部解決しようとする

多少の言い方や性格の違いなら、距離を取ることで対応できます。

ただし、怒鳴る、嫌がらせをする、危険な行動を繰り返すなど、距離だけでは解決できない問題もあります。

「自分が我慢すれば現場が回る」と抱え続けると、問題を起こしている側だけが何も変わりません。

距離を取るだけでは解決しない問題行動

無愛想、雑談が苦手、少しクセが強い。
この程度なら、仕事上の距離を保つことで付き合える場合があります。

一方で、次の行動は単なる個性ではありません。

  • 新人や特定の人だけを繰り返し怒鳴る
  • 人格を否定する言葉や脅すような発言をする
  • 危険なやり方やルール違反を強要する
  • 持ち場を離れ、ほかの隊員へ負担を押しつける
  • 自分のミスを新人や別の隊員の責任にする
  • 相談したことを理由に無視、嫌がらせ、報復をする

こうした行動が続くなら、一人で解決しようとせず、隊長、管制、管理側へ相談してください。

明確な問題行動をする警備員の特徴については、警備員にいる「やばい人」と対処法で詳しく解説しています。

隊長や管制へ相談するときの伝え方

管理側へ相談するときは、「あの人が嫌いです」だけでは状況を判断しにくいです。

次の内容を、分かる範囲で整理してください。

  • いつ、どの現場で起きたか
  • 誰が、どんな言葉や行動をしたか
  • 一度だけか、繰り返しているか
  • 仕事や安全へどんな影響が出たか
  • ほかに見ていた人がいるか
  • 現場変更や組み合わせ変更を希望するか

例えば、

「○月○日の現場で、無線の返事が遅いと言われ、作業員やほかの隊員の前で何度も怒鳴られました。
その後も同じことが続いており、無線を使うこと自体が怖くなっています」

このように伝えると、管理側も状況を確認しやすくなります。

管理側としては、相談者だけでなく、相手の隊員や隊長、必要であれば現場側からも話を聞きます。

内容に応じて、組み合わせの変更、現場変更、指導や教育などを検討します。

相談したからといって、必ず相手がすぐ処分されるわけではありません。
それでも、会社が状況を知っているかどうかで、その後の対応は変わります。

人間関係がきついときは、現場・組み合わせ・会社を順番に見直す

一人の隊員と合わないからといって、すぐに警備業界全体を辞める必要はありません。

まずは現場や組み合わせを変えられないか相談する

人間関係が原因なら、現場や組み合わせを変えるだけで楽になることがあります。

特定の隊員と離す。
別の隊長の現場へ入る。
一人現場や少人数現場を増やす。

会社に相談できる余地があるなら、退職を決める前に確認してみてください。

相談しても放置されるなら、会社側にも問題がある

何度相談しても、

「警備員なんて、そんなもんよ」
「人がいないから我慢して」
「お前にも原因があるんじゃない?」

だけで終わる会社もあります。

クセの強い隊員がいること自体より、問題行動を会社が放置し続けることの方が深刻です。

警備の仕事自体は嫌いではなく、今の会社の管理体制だけがしんどいなら、ほかの警備会社を見る方法があります。

会社を比べるときは、日給だけでなく、相談したときに管理側が動いてくれるか、現場変更へ対応してくれるかも確認してください。

詳しくは、警備会社の選び方も参考にしてください。

今の会社以外にどんな警備求人があるのか、条件を比べてみる方法もあります。

警備員の人間関係が比較的楽な現場もある

ここまで読むと、「警備業界、ヤバすぎるだろ」と思うかもしれません。

半分正解です。
ただし、必要最低限の会話だけで淡々と働ける現場もあります。

一人現場や少人数現場

一人現場や少人数現場では、隊員同士の人間関係によるストレスが少なくなりやすいです。

ただし、一人で異常時の判断や報告を行う責任もあります。
一人なら必ず楽というわけではありません。

落ち着いた施設警備の現場

施設警備には、交通誘導より落ち着いた雰囲気の現場もあります。

一方で、固定された隊員と長く働くため、人間関係が合わないと離れにくい面もあります。
施設警備も現場ごとの差が大きいです。

施設警備の現場差については、施設警備は楽なのかを解説した記事にまとめています。

組み合わせが変わりやすい交通誘導

交通誘導では、現場ごとに隊員の組み合わせが変わる会社もあります。

苦手な人と毎日顔を合わせずに済む場合があり、固定された関係より、その日ごとに切り替わる方が楽な人もいます。

自分に合う警備業務を考えたい人は、向いている警備業務を診断する記事も参考にしてください。

警備員の人間関係で悩んでいる人へ

警備員の人間関係に関する悩みは、問題行動の内容や、今の現場、会社の管理体制によって対処法が変わります。

まとめ|警備員の人間関係は、距離を取りながら必要なら会社へ相談する

警備員の人間関係は、現場によってかなり違います。

淡々と働ける現場もあります。
移動車へ濃い人間だけ詰め込まれ、現場へ着く前に疲れる日もあります。

それでも、全員と仲良くなる必要はありません。

仕事に必要な報告と返事をする。
無理にプライベートへ踏み込まない。
正論をぶつける前に、隊長や管制へ確認する。

まずは、この距離感で十分です。

ただし、怒鳴る、危険な指示を出す、責任を押しつける、嫌がらせを続ける。
これは単なる個性ではありません。

一人で抱え込まず、隊長や管理側へ相談してください。

現場を変える。
組み合わせを変える。
会社を変える。

警備の仕事まで嫌いになる前に、まず人との距離と働く場所を変えてみてください。

空調服を着られない警備員へ

真夏の警備は、本当に過酷です。
炎天下やアスファルトの照り返しの中でも、警備員は決められた制服を着て仕事をしなければなりません。

最近は空調服を支給する警備会社も増えてきました。
ただ、会社や現場によっては、空調服タイプの制服が用意されていなかったり、自由に着用できなかったりすることもあります。

「制服を変えられない警備員でも、何かできる暑さ対策はないか」

私もずっと考えた結果、たどり着いたのが、薄手のペルチェベストを制服の下に着る方法です。

インナーとして着用できる薄手のタイプなら、外から見える警備制服を大きく変えずに、冷却プレートで身体を冷やせます。
商品によっては、空調服と組み合わせて使いやすいものもあります。

もちろん、ペルチェベストを着れば熱中症にならないわけではありません。
水分や塩分の補給、こまめな休憩、体調が悪いときの早めの申告も必要です。

それでも、毎年気合いだけで猛暑に耐えるより、身体を冷やせる装備をひとつ持っておく方が安心です。

空調服を着られない現場で働いている人は、制服の下から冷やすという方法も一度チェックしてみてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。ご安全に!

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この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

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