中卒でも大学受験できる?高卒認定など大学へ進む方法を解説

中卒 大学受験

「中卒でも大学受験できる?」
「高校を卒業していなくても大学に行ける?」
「高卒認定を取れば受験できるの?」

私は高校を中退しているので、最終学歴は中卒です。
大学受験や大学進学をした経験はありません。

そのため、この記事では大学生活の体験談ではなく、文部科学省の公式情報をもとに、中卒から大学受験へ進むための入学資格を整理します。

先に答えると、中卒でも大学受験へ進む道はあります。
一方、中学校を卒業しただけの状態では、原則として大学の入学資格を満たしていません。

高校を卒業するほか、高卒認定に合格する、文部科学大臣指定の専修学校高等課程を修了する、18歳以上で大学の個別入学資格審査に認められるなどの方法があります。

目次

中卒でも大学受験できる|大学入学資格を満たせばいい

文部科学省では、大学の入学資格として「高等学校または中等教育学校を卒業した者」のほか、高卒認定の合格者など複数の条件を定めています。

高校を卒業していなくても、別の方法で大学入学資格を満たせば大学受験へ進めます。

現在の状態大学入学資格
中学校卒業のみ原則そのままでは満たさない
高校卒業
高卒認定合格
文部科学大臣指定の専修学校高等課程修了
18歳以上で大学の個別入学資格審査に認められる

これは中卒から関係しやすい主なルートを整理したものです。
大学入学資格には、このほかにも文部科学省が定める条件があります。

中卒だから大学へ行けないのではなく、大学入学資格をどう満たすかを考える話です。

文部科学省|大学入学資格について

中卒から大学受験を目指す主な4つのルート

中卒から大学受験を目指す場合、主に次の4つの方法があります。

1.高校を卒業して大学を受験する

一番分かりやすいのは、高校を卒業して大学を受験する方法です。

高校には全日制だけでなく、定時制や通信制もあります。
高校を卒業すれば大学入学資格を得られ、「高卒」という学歴も残ります。

高校中退後にもう一度高校卒業を目指す場合、以前の高校で修得した単位などの扱いは学校によって確認が必要です。

2.高卒認定に合格して大学を受験する

高校を卒業していない人にとって大きな選択肢になるのが、高等学校卒業程度認定試験、いわゆる高卒認定です。

文部科学省によると、高卒認定は、高校を卒業できなかった人などについて、高校卒業者と同等以上の学力があるかを認定するための試験です。
合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。

つまり、高校中退で最終学歴が中卒でも、高卒認定を利用して大学受験を目指せます。

高卒認定は、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人が受験できます。
大学入学資格としての効力は原則18歳からですが、18歳の誕生日を迎える前でも、その年度内に18歳になる場合は大学受験が可能です。

文部科学省|高等学校卒業程度認定試験 概要・パンフレット等

3.文部科学大臣指定の専修学校高等課程を修了する

中学校卒業後に高等専修学校へ進み、そこから大学を目指すルートもあります。

大学入学資格が認められるのは、文部科学大臣が指定した専修学校高等課程を修了した場合です。
高等専修学校なら、どの課程を修了しても大学入学資格が得られるという意味ではありません。

大学進学まで考えて高等専修学校を選ぶなら、その課程が文部科学大臣の指定を受けているか、学校の公式情報で確認してください。

文部科学省|高等専修学校から大学へ

4.18歳以上なら大学の個別入学資格審査という方法もある

18歳以上なら、大学の個別入学資格審査を利用できる場合もあります。

大学が個別に審査し、高校卒業者と同等以上の学力があると認めた18歳以上の人について、大学入学資格が認められる制度です。

個別入学資格審査を利用したい場合は、志望大学の募集要項や入試窓口で確認してください。

大学入学資格を得ることと、大学の入学者選抜に合格することは別です。

高卒認定でも大学入学共通テストや大学受験へ進める

高卒認定の合格者には大学の受験資格が与えられるため、大学入学共通テストや志望大学の入試へ進めます。

文部科学省のQ&Aでは、11月の高卒認定試験を受験する場合でも、その年度の大学入学共通テストへ出願できると案内されています。

高卒認定は、大学そのものに合格するための試験ではなく、大学を受験するための資格を得る制度です。
大学入学資格を満たしたら、次は志望大学の出願資格、試験科目、必要書類、入試日程を確認して、大学ごとの入試へ備えることになります。

文部科学省|高卒認定試験「大学受験等について」

高卒認定に合格しても最終学歴は「高卒」にならない

高卒認定に合格しても、高校を卒業していなければ最終学歴は「高卒」になりません。
私のような高校中退者が高卒認定に合格した場合も同じです。

ホンネちゃん

「高卒認定」の名前、
高卒になる感が強すぎるのよね。

大学を受験する資格を得ることと、高校卒業という学歴を得ることは別です。
「高卒」という学歴そのものが必要なら、高校卒業を目指します。

文部科学省|高等学校卒業程度認定試験とは

中卒から大学を目指すなら、今の状況でルートを選ぶ

どの方法が合うかは、年齢や現在の状況、「高卒」という学歴そのものが必要かによって変わります。

現在の状況・目的考えられる選択肢
中学卒業後から大学進学まで考えたい高校、文部科学大臣指定の専修学校高等課程などを検討する
高校中退後に大学を受験したい高卒認定、高校卒業などを検討する
18歳以上で志望大学が決まっている個別入学資格審査の有無も確認する
「高卒」という学歴そのものが欲しい高校卒業を目指す

18歳以上で志望大学が決まっているなら、高卒認定の勉強を始める前に、その大学で個別入学資格審査を利用できるか確認してもいいでしょう。

大学だけでなく専門学校なども含めて進学先を広く考えたい場合、高卒認定は大学・短大・専門学校の受験資格に使えます。

専門学校への進学も考えている人は、中卒から専門学校へ進むための入学資格を解説した記事も参考にしてください。

大学へ行くこと自体ではなく、その先まで考えた方がいい

私は高校中退なので最終学歴は中卒ですが、高校を卒業しなかった時点で大学への道まで全部なくなるわけではありません。

大学を目指すなら、「何を学びたいのか」「その先で何をしたいのか」まで考えたいところです。

仕事によっては大学卒業が応募条件になるものもあれば、資格が必要な仕事、学歴や資格がなくても始められる仕事もあります。

進学だけでなく仕事や資格も含めて考えたい人は、中卒でもできる仕事をまとめた記事や、中卒でも取れる資格をまとめた記事も参考にしてください。

まとめ|中卒でも大学受験へ進む道はある

中学校を卒業しただけの状態では、原則として大学入学資格を満たしていません。
それでも、中卒から大学受験へ進む方法はあります。

  • 高校を卒業する
  • 高卒認定に合格する
  • 文部科学大臣指定の専修学校高等課程を修了する
  • 18歳以上で大学の個別入学資格審査に認められる

高卒認定に合格しても、最終学歴そのものが「高卒」になるわけではありません。
高校卒業という学歴が必要なのか、大学を受験できる資格が必要なのかによって、選ぶ方法も変わります。

中卒でも、大学入学資格を満たせば大学受験へ進めます。
自分に使えるルートを確認したら、次は志望大学の募集要項を確認してください。

大学ごとに出願資格や試験科目、入試日程は異なります。
個別入学資格審査を利用する場合も、志望大学へ直接確認してください。


参考資料
文部科学省「大学入学資格について」
文部科学省「高等学校卒業程度認定試験 概要・パンフレット等」
文部科学省「高等学校卒業程度認定試験とは」
文部科学省「大学受験等について」
文部科学省「高等専修学校から大学へ」

空調服を着られない警備員へ

真夏の警備は、本当に過酷です。
炎天下やアスファルトの照り返しの中でも、警備員は決められた制服を着て仕事をしなければなりません。

最近は空調服を支給する警備会社も増えてきました。
ただ、会社や現場によっては、空調服タイプの制服が用意されていなかったり、自由に着用できなかったりすることもあります。

「制服を変えられない警備員でも、何かできる暑さ対策はないか」

私もずっと考えた結果、たどり着いたのが、薄手のペルチェベストを制服の下に着る方法です。

インナーとして着用できる薄手のタイプなら、外から見える警備制服を大きく変えずに、冷却プレートで身体を冷やせます。
商品によっては、空調服と組み合わせて使いやすいものもあります。

もちろん、ペルチェベストを着れば熱中症にならないわけではありません。
水分や塩分の補給、こまめな休憩、体調が悪いときの早めの申告も必要です。

それでも、毎年気合いだけで猛暑に耐えるより、身体を冷やせる装備をひとつ持っておく方が安心です。

空調服を着られない現場で働いている人は、制服の下から冷やすという方法も一度チェックしてみてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。ご安全に!

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この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

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