警備員だけはやめとけと言われる理由|後悔する人と選んでいい人の違い

警備員 だけは やめとけ

「警備員だけはやめとけって、本当?」
「未経験でも入りやすそうだけど、転職したら後悔する?」
「警備員を続けているけど、このままでいいのか不安」

警備員について調べると、「やめとけ」「後悔する」「底辺」といった強い言葉が出てきます。

先に結論を言うと、何も調べず「入りやすそうだから」という理由だけで警備員を選ぶなら、やめとけと言いたくなる部分はあります。

暑さや寒さがあります。
夜勤や不規則な勤務で生活リズムが崩れることもあります。
給料、現場、人間関係、会社の管理体制にも大きな差があります。

世間からどう見られるかを気にする人には、警備員という肩書きそのものが負担になることもあります。

ただし、警備員という仕事を全員へ「やめとけ」と言うのも違います。

すぐに収入が必要な人。
過去の経歴に自信がなく、もう一度働き始めたい人。
次の道を決めるまで、まず生活を立て直したい人。

こうした人にとって、警備業界の入口の広さは助けになることがあります。

私自身も、最初は警備員を辞めたいと思っていました。
現在は管理職として、管制、隊員の配置、新人教育、資格取得を目指す人の指導などに関わっていますが、最初から警備業界で上を目指していたわけではありません。

この記事では、警備員だけはやめとけと言われる理由、選ぶと後悔しやすい人、それでも警備員を選んでいい人の違いを、私自身の失敗や現場経験も交えて本音でお話しします。

目次

  【警備員の真夏対策】

真夏の警備は、本当に過酷です。
警備員は制服の関係で、暑くても簡単に服装を変えられません。

暑さでダウンしてしまう前に
『制服の下に着られる薄手のペルチェベスト』
などで、少しでも身体を冷やしてあげてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。

  👇制服の下に着られるモデルはこちら👇

結論|「警備員は全員やめとけ」ではなく、選び方を間違えると後悔しやすい

警備員が合うかどうかは、仕事の名前だけでは決まりません。

どの警備業務を選ぶのか。
どんな会社へ入るのか。
警備員へ何を求めているのか。

ここが合っていなければ、「警備員だけはやめとけ」という感想になりやすいです。

次のような人は、応募前に慎重になった方がいいでしょう。

  • 入りやすさだけを理由に決めようとしている
  • 世間体、給料、勤務条件を確認していない
  • 暑さ、夜勤、人間関係などで、すでに心身が限界に近い

一方、次のような人には現実的な選択肢になりやすいです。

  • まず働いて収入を作り、生活を立て直したい
  • 決められた時間やルールを守る仕事が苦ではない
  • 警備業務や会社ごとの違いを調べたうえで選べる

警備員が悪いのではなく、自分に合わない働き方を、何も確認せずに選ぶことが危ないのです。

警備員だけはやめとけと言われる5つの理由

警備員が「やめとけ」と言われる背景には、世間体、労働環境、給料、会社や現場の差があります。

警備員という職業を周囲へ言いにくい人がいる

警備員は、人から見える場所で働く仕事です。

工事現場で旗を振る。
駐車場で車を誘導する。
施設の入口に立つ。

働いている姿は外から見えますが、何を確認し、どんな事故や異常を防いでいるのかまでは伝わりにくいです。

そのため、「立っているだけ」「誰でもできる」「年配の人がやる仕事」と、仕事内容を知らない人から雑に見られることがあります。

仕事の大変さよりも、家族や友人へ「警備員をしている」と言いにくいことが、あとから心へ効いてくる人もいます。

警備員という職業への世間の評価については、警備員は底辺なのかを現役の視点で解説した記事で詳しくお話ししています。

暑さ・寒さ・夜勤だけでなく、雑に扱われる日もある

交通誘導や雑踏警備では、天候の影響をまともに受けます。

真夏は、アスファルトの照り返しと排気ガス。
冬の夜勤は、寒いを通り越して感情が消える。
大雨の日は、カッパを着ていても靴の中まで水が入ります。

しかし、停止をお願いした運転手から怒鳴られたり、通行人から邪魔者のように扱われたりすると、人として雑に扱われたような気持ちになります。

滅多にないことでも、一度の強い言葉が長く残ることがあります。

ホンネちゃん

暑い寒いより、
雑に扱われた日の方が
心へ残ることもあるのさ。

仕事内容別の大変さについては、警備員はきついのかを仕事内容別に解説した記事も参考にしてください。

給料や仕事量が会社によって大きく違う

警備員の給料や勤務日数は、会社による差がかなり大きいです。

日給が安い。
雨で現場が中止になると収入が減る。
短時間で終わると日当を削られる。
資格を取っても手当がほとんど増えない。

仕事量が少なく、希望した日数に入れない会社もあります。

一方で、短時間終了でも一日分を保証する会社や、資格手当、交通費、装備品、教育制度が整っている会社もあります。

条件の悪い会社へ入れば、「こんな給料なら警備員だけはやめとけ」と言いたくなるのも無理はありません。

その不満が警備員という仕事の問題なのか、今いる会社の問題なのかは分けて考えた方がいいです。

人間関係と現場の相性に左右されやすい

警備員は、一人で立っているように見えて、人間関係の影響もかなり受けます。

隊員同士の相性。
隊長や管制との相性。
契約先や現場担当者との相性。
会社の考え方。

このあたりが合わないと、同じ警備員でもかなりしんどくなります。
反対に、現場や会社が合えば、警備の見え方が変わることもあります。

警備業界にいる人の人物像については、警備員にまともな人はいないのかを解説した記事でお話ししています。
具体的な付き合い方や対処法は、警備員の人間関係を解説した記事も参考にしてください。

入りやすさだけで選ぶと、あとから迷いやすい

警備員は、未経験から応募しやすい求人が多い仕事です。

これは、過去の経歴に自信がない人や、すぐに働き始めたい人にとって大きな長所です。

ただし、「ほかより入りやすそうだから」という理由だけで選ぶと、世間体、給料、働き方へ不満が出たときに、何のために続けているのか分からなくなりやすいです。

一生続けると決める必要はありません。
それでも、生活を立て直すためなのか、資格を取りたいのか、次の仕事までのつなぎなのかは、自分の中で決めておいた方が働きやすくなります。

将来への不安が強い人は、警備員は人生終了なのかを自分の経歴とともに解説した記事も読んでみてください。

私も最初は警備員を辞めたかった

ここまで偉そうに書いていますが、私も最初から警備員という仕事を好きだったわけではありません。

むしろ、最初の頃は普通に辞めたかったです。

警備員への偏見はなかったと言いたいけど、あった

私は高校中退後、トラックドライバーやレディースアパレルの仕事を経て、警備業界へ入りました。

だから、「警備員への偏見なんてなかった」と言いたいところですが、正直に言います。

あった。
あったよ。

停止をお願いした運転手から暴言を吐かれたり、警備員同士の人間関係で悩んだりして、なんとも言えないつらさがありました。

当時は、

「お金を貯めて、自分で服屋をやる」

と、謎に息巻いていました。

本気だった部分もあります。
ただ、今思えば「あれは警備を辞めたい」を、少し格好よく言い換えていただけかもしれません。

勘違いで班長に選ばれた大型店舗オープン警備

警備の見え方が変わり始めたきっかけがあります。

他県で、大型店舗のオープン警備がありました。
全体で50人規模の現場です。

最初は1週間の予定で出張へ行きましたが、隊長から「班長を3人選びます」と言われ、そのうちの一人に選ばれました。

それと同時に、出張期間も半年へ延長されました。

私が任されたのは、10人ほどをまとめる立体駐車場の班長です。

入社して1か月も経っていないアルバイト。
周りは大先輩ばかり。
正直、自信なんてありません。

断ろうかとも思いましたが、これも経験だと思って引き受けました。

ちなみに、なぜ私が選ばれたのか。

後から聞いた話では、出張先の営業所長が私を「入社数年のエリート隊員」だと勘違いしていたそうです。

理由は、若いのに妙に落ち着き払っていたから。

実際は、入社1か月未満の新人アルバイトです。

完全に、勘違いから始まった班長抜擢でした。

ホンネちゃん

入社1か月未満の新人を、
入社数年のエリートと勘違いする。
警備業界の謎イベントってワケ。

期待されたことで、警備の見え方が変わった

班長になってからは、とにかく走りました。

立体駐車場の構造を見る。
車の流れを見る。
どこで詰まりやすいのかを探す。

どうすれば効率よく回せるのか。
入社1か月未満のアルバイトなりに、必死で考えていました。

でも、すぐに大きな壁へぶつかります。

自分以外は、みんな大ベテラン。
年齢も一回り、二回り上の人ばかりです。

「班長に選ばれた」と言えば聞こえはいいですが、肩書きだけで隊員さんが動いてくれるわけではありません。

当時の私は、隊員さんの倍は動くつもりで、ひたすら現場を見て回りました。

その姿勢が伝わったのか、少しずつベテラン隊員さんたちも話を聞いてくれるようになりました。

結果として、大きな事故やクレームもなく、その出張現場を終えることができました。

あの経験が大きかったのは、班長という肩書きを得たからではありません。

期待されたことが嬉しかった。
自分なりに考えて動けば、誰かが見てくれると分かった。

それが、警備の仕事を少しずつ楽しくしてくれたのだと思います。

警備員を選ぶ前に慎重になった方がいい人

警備員は、誰にでもおすすめできる仕事ではありません。

私が管理側として隊員を見てきたなかで、次の人は応募前に一度立ち止まった方がいいと思います。

初めての正社員を、入りやすさだけで決めようとしている人

初めての正社員として、警備員を選ぶこと自体が悪いわけではありません。

ただ、「受かりやすそう」「自分にもできそう」という理由だけで、ほかの仕事を見ずに警備一本へ絞るのは慎重になった方がいいです。

興味がある仕事や条件が合いそうな仕事も一度見たうえで、「それでも警備が合いそうだ」と選ぶ方が、入社後も納得しやすくなります。

教育やキャリアの仕組みが整った警備会社を目的を持って選ぶなら、最初の正社員としても十分に選択肢になります。

世間体で強く傷つきやすい人

「警備員だと言ったら、どう思われるだろう」
「親や友人へ説明しにくい」
「もっと立派な仕事に見られたい」

こうした気持ちが強い人は、仕事内容よりも周囲の目で削られやすいです。

世間体を気にすることが悪いわけではありません。
ただ、警備員は見た目だけで軽く扱われることもあります。

そのたびに自分の価値まで否定されたように感じるなら、長く続けるのはしんどいかもしれません。

給料やキャリアを確認せずに入る人

警備会社によって、日給、仕事量、資格手当、昇給、役職への道は違います。

「頑張っていれば、いつか給料が上がるだろう」
「資格を取れば、自然に管理側へ進めるだろう」

そう思っていても、会社に制度や空いている役割がなければ進めません。

応募前や面接では、資格手当、仕事量、日当保証、役職への道があるかを確認してください。

心身が限界に近い人

警備員は、人生を壊してまでしがみつく仕事ではありません。

暑さや寒さで体調を崩している。
夜勤で眠れなくなっている。
現場へ行こうとすると、強い不安や苦しさが出る。

まだ余力があるなら、現場、勤務日数、会社を変える方法もあります。

しかし、心身が限界に近いなら、無理に続けることを前提にしないでください。

勤務の調整だけでは改善しないほど不調が続くなら、仕事の問題だけとして抱え込まず、医療機関や相談先を頼ることも考えてください。

警備が合わないと思ったら、現場・会社・業界を分けて考える

「警備員を辞めたい」と思ったとき、警備業界を丸ごと嫌いになる必要はありません。

合わない原因は、大きく次の3つに分かれます。

  • 今の現場や警備業務が合わない
  • 今の警備会社が合わない
  • 警備員という働き方そのものが合わない

何が合わないのか自分でも分からない

暑さが嫌なのか。
人間関係が嫌なのか。
給料が不満なのか。
警備員と見られることが嫌なのか。

いくつもの不満が重なると、自分でも何を変えればいいのか分からなくなることがあります。

求人を眺めても決められないなら、今の仕事を続けるかどうかも含めて、経験や希望を一度整理する方法があります。

👇警備を続けるか、別の仕事へ進むか迷ってる人へ

オンライン相談・転職を決めていなくてもOK

今の現場や警備会社が合わない

交通誘導が合わなくても、施設警備や機械警備なら続けやすい人がいます。
反対に、屋内で長時間待機するより、外で動く交通誘導の方が合う人もいます。

自分に合う警備業務を考えたい人は、向いている警備業務を診断する記事も参考にしてください。

また、警備の仕事自体は嫌いではなく、給料、人間関係、仕事量、管理体制に不満があるなら、会社を変える選択肢があります。

同じ警備員でも、会社が変われば現場、待遇、教育、隊員への対応は変わります。

会社を比較するときの確認ポイントは、警備会社の選び方を管理側の視点で解説した記事にまとめています。

今の会社だけで警備業界全体を判断する前に、自分の地域にどんな警備求人があるのか確認してみてください。

警備員という働き方そのものが合わない

外仕事、夜勤、立哨、警備員として見られることなど、警備特有の働き方そのものがつらい人もいます。

その場合は、無理に警備会社だけを比較し続ける必要はありません。

工場・製造・軽作業・物流・事務・清掃・配送など、未経験から探せる派遣求人もあります。

今すぐ辞めると決めなくても、自分の地域にどんな仕事があるかを確認し、警備と条件を比べることはできます。

未経験から始められる仕事を探したい人へ

ワークスタッフナビでは
『工場・製造・軽作業・物流・事務・清掃・配送』
など、幅広い職種の派遣求人を探せます。
今の仕事を辞めるかまだ決めていない人も、まずは自分の地域で募集されている仕事を確認できます。

👇履歴書なしでカンタン登録はコチラ

警備員から別の業界へ出る現実については、41歳で他業種転職へ挑戦して不採用になった体験をまとめた記事も参考にしてください。

それでも警備員を選んでいい人

ここまで読むと、「やっぱり警備員はやめた方がいいのかな」と思うかもしれません。

でも、警備員を選ぶことで助かる人もいます。

まず働いて収入を作りたい人

すぐに収入が必要。
家賃や生活費を払いたい。
長く働いていなかったけれど、もう一度仕事を始めたい。

こうした人にとって、未経験から応募できる警備求人が多いことは大きな利点です。

仕事量のある会社へ入り、希望する勤務日数を確保できれば、まず収入を作りながら生活を整えられます。

過去の学歴や職歴に自信がなくても、時間を守り、出勤を続け、現場で信用を積むことで任される仕事が増える可能性があります。

次の目標までの腰掛けとして働きたい人

警備を一生の仕事にすると決めてから入る必要はありません。

次の仕事が決まるまで。
お金を貯めるまで。
資格や、やりたいことへ挑戦する準備ができるまで。

その間の仕事として、警備員を選ぶのもありです。

腰掛けとして働くなら、何のために働くのか、いつ頃次の道を考えるのかを、自分なりに決めておいた方がいいです。

ただし、腰掛けだからといって現場を雑にやっていいわけではありません。

時間を守る。
ルールを守る。
異常があれば報告する。
事故を起こさないように周囲を見る。

腰掛けでも、働いている間の責任は同じです。

派手さより、決められた役割を続ける方が合う人

警備員は、毎日大きな成果を発表するような仕事ではありません。

決められた時間に現場へ行く。
周囲を確認する。
何かあれば報告する。
事故や異常が起きないように持ち場を守る。

こうした仕事を地道に続けられる人は、現場で信用されます。

話し上手でなくても構いません。
華やかな経歴がなくても、きちんと役割を果たせる人には居場所があります。

警備員のイメージや向き不向きに関する記事

「警備員はやめとけ」という不安には、職業への評価、働く人の人物像、将来、適性など、異なる悩みが含まれています。

まとめ|警備員はやめとけな人もいる。でも、助けられる人もいる

警備員は、誰にでもおすすめできる仕事ではありません。
入りやすさだけで決めると、世間体、給料、勤務条件の違いで後悔することがあります。

一方で、まず収入を作り、生活を立て直したい人にとっては現実的な選択肢になります。

私も最初は警備員を辞めたかったです。
それでも、勘違いから班長を任され、期待してもらった経験から、少しずつ警備の見え方が変わりました。

警備を続けるか。
現場や会社を変えるか。
警備以外の仕事を見るか。

どれを選んでも構いません。

大切なのは、警備にしがみつくことでも、勢いで警備を捨てることでもありません。
自分が壊れず、納得して働ける場所を探すことです。

空調服を着られない警備員へ

真夏の警備は、本当に過酷です。
炎天下やアスファルトの照り返しの中でも、警備員は決められた制服を着て仕事をしなければなりません。

最近は空調服を支給する警備会社も増えてきました。
ただ、会社や現場によっては、空調服タイプの制服が用意されていなかったり、自由に着用できなかったりすることもあります。

「制服を変えられない警備員でも、何かできる暑さ対策はないか」

私もずっと考えた結果、たどり着いたのが、薄手のペルチェベストを制服の下に着る方法です。

インナーとして着用できる薄手のタイプなら、外から見える警備制服を大きく変えずに、冷却プレートで身体を冷やせます。
商品によっては、空調服と組み合わせて使いやすいものもあります。

もちろん、ペルチェベストを着れば熱中症にならないわけではありません。
水分や塩分の補給、こまめな休憩、体調が悪いときの早めの申告も必要です。

それでも、毎年気合いだけで猛暑に耐えるより、身体を冷やせる装備をひとつ持っておく方が安心です。

空調服を着られない現場で働いている人は、制服の下から冷やすという方法も一度チェックしてみてください。

今年の夏も、無理だけはしないでくださいね。ご安全に!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現役警備員として働きながら、警備業界のリアルを発信しています。
交通誘導・施設・雑踏警備を経験し、現在は管理職として現場と人材育成に携わっています。

保有資格:
・警備員指導教育責任者(1号・2号)
・交通誘導警備業務2級
・施設警備業務2級
・雑踏警備業務2級
・列車見張り(列車防護員)
・踏切監視員

これから警備員を目指す方や、現役で悩んでいる方に向けて「きついこともリアルに」分かりやすく発信していきます。

コメント

コメントする

目次