「警備員指導教育責任者講習って、どうやって受けるの?」
「受講資格や必要書類が分かりにくい」
「講習の日程や申し込みで気をつけることを知りたい」
そんな人に向けて、この記事を書きます。
警備員指導教育責任者講習は、警備員指導教育責任者資格者証を取るために受ける講習です。
ただ、交通誘導2級などの検定と比べると、少し空気が違います。
受講資格があります。
会社側の証明書類が必要になることもあります。
講習日数も数日間にわたります。
さらに、地域によっては申し込み枠を取るところから戦いが始まります。
私自身、1号の追加講習を申し込もうとして、受付開始5分後に生活安全課へ行ったのに、すでに定員上限だった経験があります。
しかも、それが2年連続。
正直、3年目もダメだったら「もう要らないかな」と思うくらい、申し込みの時点で心が折れかけました。
この記事では、警備員指導教育責任者講習の基本、受講資格、日程、必要書類、申し込み時の注意点を、現役警備員の目線で解説します。
警備員指導教育責任者そのものを先に知りたい人は、「警備員指導教育責任者とは?講習・合格率・求人・年収まで現役が解説」も参考にしてください。
警備員指導教育責任者講習とは?資格者証を取るための講習です
警備員指導教育責任者講習とは、警備員指導教育責任者資格者証を取得するための講習です。
警備員指導教育責任者は、警備員への指導・教育を行う立場の資格です。
警備会社では、営業所ごと、さらに取り扱う警備業務の区分ごとに、警備員指導教育責任者を選任する必要があります。
警備業務の区分は、1号・2号・3号・4号に分かれます。
| 区分 | 主な警備業務 |
|---|---|
| 1号警備 | 施設警備、機械警備など |
| 2号警備 | 交通誘導、雑踏警備など |
| 3号警備 | 貴重品運搬警備など |
| 4号警備 | 身辺警備など |
たとえば、施設警備や機械警備を扱うなら1号。
交通誘導や雑踏警備を扱うなら2号です。
資格者証は都道府県公安委員会から交付されます。
ただし、実際の講習日程、申込方法、必要書類、受付窓口は、都道府県によって違います。
ここはかなり大事です。
この記事では全体の流れを説明しますが、実際に申し込む時は、自分が受ける都道府県の警察、警備業協会、公安委員会の最新公告を必ず確認してください。
講習には新規取得講習と追加取得講習があります
警備員指導教育責任者講習には、大きく分けて新規取得講習と追加取得講習があります。
| 講習の種類 | 内容 |
|---|---|
| 新規取得講習 | 新しく警備員指導教育責任者資格者証を取得するための講習 |
| 追加取得講習 | すでに資格者証を持つ人が、別の警備業務区分を追加するための講習 |
たとえば、2号の指導教育責任者を持っている人が、1号も取りたい場合は、追加取得講習を受ける流れになります。
私も、先に2号を取り、そのあと1号を追加講習で取得しました。
追加講習は新規取得講習より日数が短くなります。
ただし、短いから楽というわけではありません。
日数が少ないぶん、短い時間で必要な内容を押さえる必要があります。
追加講習だからといって、気を抜いていい講習ではありません。
警備員指導教育責任者講習の受講資格
警備員指導教育責任者講習は、誰でも気軽に申し込める講習ではありません。
受講資格があります。
代表的なのは、受けようとする警備業務の区分について、一定期間以上その警備業務に従事していることです。
ほかにも、当該警備業務の検定1級を持っている人、2級取得後に一定期間その業務に従事している人など、複数のルートがあります。
ただし、受講資格の細かい条件は、都道府県や講習案内で必ず確認してください。
ここを自己判断で進めると危ないです。
特に指導教育責任者講習は、交通誘導2級などの検定とは入口の重さが違います。
検定は、会社の運用にもよりますが、本人の意思で動ける余地があります。
一方で、指導教育責任者講習は、会社側の証明書類が必要になることがあり、自分の意思だけでは受けに行きにくい資格という印象があります。
会社の従事証明や所属証明が必要になることがあります
警備員指導教育責任者講習では、受講資格を証明するために、会社側に作成してもらう書類が必要になることがあります。
たとえば、警備業務従事証明書や営業所所属証明書のような書類です。
つまり、本人が「取りたいです」と思っただけで、すぐに申し込める資格ではないんですよね。
私の会社では、指導教育責任者講習を受ける人は、完全に会社が選んだ人でした。
会社からその警備業務区分や教育・管理を任される人が、講習を受けに行く。
そんな感覚です。
もちろん、会社によって運用は違います。
ただ、指導教育責任者は警備会社にとってかなり重要な資格です。
警備業を営むうえで、営業所ごと、警備業務の区分ごとに指導教育責任者を選任する必要があります。
資格者がいるかどうかは、会社の運営にも関わる部分です。
だからこそ、会社から「この人に任せたい」と思われる人が受ける資格に近いと感じています。
講習日数は都道府県・区分で違います
警備員指導教育責任者講習の日数は、都道府県や警備業務の区分、新規取得講習か追加取得講習かによって違います。
新規取得講習は、数日間にわたる講習になることが多いです。
追加取得講習は、新規取得講習より短い日程で組まれることがあります。
ただし、ここも地域差があります。
私の地域では、新規取得講習は数日間にわたって行われる形でした。
体感としては、1週間近く通常業務から外れるような重みがありました。
期間が長い地域は、かなりしんどいと思います。
単に「講習を受ける日数が多い」というだけではありません。
会場までの移動、朝の早さ、長時間座学、通常業務から外れる日数。
このあたりが全部乗ってきます。
特に遠方の会場へ通う人は、講習内容の勉強だけでなく、睡眠や移動時間の管理も大事です。
私の体感では、時間と眠気もかなりしんどかったです
指導教育責任者講習は、時間的にもけっこうしんどかったです。
私の場合、講習会場が遠かったので、朝も早く出る必要がありました。
数日間、いつもの勤務とは違うリズムで動く。
そして、長時間座って講習を受ける。
これが思った以上に眠いんですよね。
現場仕事に慣れている人ほど、長時間座学がきつく感じることもあると思います。
講習内容を聞き逃すと、修了考査にも響きます。
前日は早めに寝る。
会場までの移動時間を確認する。
眠気対策をしておく。
こういう地味な準備も、かなり大事です。
申込方法や受付窓口は地域によって違います
警備員指導教育責任者講習の申込方法や受付窓口は、地域によって違います。
私の地域では、本人が警察署の生活安全課へ行って申し込む流れでした。
交通誘導2級などの検定とは、少し手続きの空気が違いました。
ただし、これは私の地域での話です。
ほかの都道府県では、電話受付、電子申請、警備業協会での受付など、違う方法が案内されていることもあります。
だから、申し込み前には必ず最新公告を確認してください。
確認するべきなのは、日程だけではありません。
- 受付開始日
- 受付開始時間
- 定員
- 申込方法
- 受付窓口
- 必要書類
- 手数料
- 講習場所
このあたりを先に見ておかないと、せっかく受ける気になっても申し込めないことがあります。
指導教育責任者講習は、申し込みの時点で戦いが始まっています
私が指導教育責任者講習の申し込みで強く覚えているのは、1号の追加講習を申し込もうとした時のことです。
私の地域では、本人が生活安全課へ行って申し込む流れでした。
受付開始は9時。
私は9時5分に生活安全課へ到着しました。
すると、すでに定員上限に達していました。
「キャンセルが出たら連絡します」
そう言われて、その年は終わりです。
しかも、それが2年連続でした。
正直、2年連続で申し込めなかった時は、
「3年目もダメだったら、もう要らないかな」
くらいに思っていました。
講習の勉強が大変とか、修了考査が不安とか、そういう話の前に、そもそも申し込み枠を取れない。
これはかなりきつかったです。
この時に思いました。
指導教育責任者講習は、講習が始まってから戦う資格ではありません。
申し込みの時点で、すでに戦いは始まっています。
地域によって運用は違います。
ただ、私の経験では「受付開始日に早めに行けばいい」くらいの感覚では甘かったです。
受けたい講習があるなら、公告、受付開始日、受付時間、定員、申込方法を必ず確認してください。
資格者証の交付申請まで考えると、身分証明書にも注意が必要です
警備員指導教育責任者講習は、講習を受けて終わりではありません。
修了考査に合格したあと、警備員指導教育責任者資格者証の交付申請を行う流れになります。
この資格者証の交付申請まで考えると、注意しておきたい書類の一つが身分証明書です。
警備業の手続きでいう身分証明書は、運転免許証やマイナンバーカードのような本人確認書類ではありません。
本籍地の市区町村で発行される書類です。
私の場合、住所地と本籍地が違っていたので、これが少し面倒でした。
住所地の役所で全部そろうと思っていると、
「あれ、本籍地の方で取るやつだったのか」
となる可能性があります。
講習の申し込み時だけでなく、合格後の資格者証交付申請まで見越して、必要書類は早めに確認しておいた方がいいです。
特に、住所と本籍地が違う人は、身分証明書をどこで取得するのかを先に見ておきましょう。
講習前に確認しておきたい必要書類・費用・持ち物
必要書類や費用、持ち物は都道府県や講習案内によって違います。
そのため、ここでは一般的に確認しておきたい項目として整理します。
| 確認項目 | 見ておきたいポイント |
|---|---|
| 受講申込書 | 記入漏れや押印、提出先を確認する |
| 従事証明・所属証明 | 会社側に作成してもらう必要があるか確認する |
| 身分証明書 | 資格者証の交付申請まで見越して、本籍地の市区町村で取得する書類か確認する |
| 写真 | サイズ、枚数、撮影時期を確認する |
| 手数料 | 金額、納付方法、返還の有無を確認する |
| 持ち物 | 筆記用具、教科書、法令集などを確認する |
| 講習場所 | 会場までの移動時間、駐車場、集合時間を確認する |
特に、会社に作成してもらう書類は、自分だけでは準備できません。
ギリギリになって頼むと、会社側も慌てます。
講習を受けることが決まったら、必要書類は早めに確認して、会社にも早めに相談しておきましょう。
交通誘導2級などの検定とは手続きの空気が違います
警備員指導教育責任者講習は、交通誘導2級などの検定とは手続きの空気が違います。
検定は、現場で使う技能や知識を証明する資格という印象があります。
会社が受けさせる場合もありますし、条件を満たした本人が自分から動く場合もあります。
一方で、指導教育責任者講習は、会社からその警備業務区分や教育・管理を任される流れの中で受ける資格に近いです。
会社の従事証明や所属証明が必要になることもあります。
生活安全課などが窓口になる地域もあります。
数日間、業務から外れる必要もあります。
このあたりを見ると、指導教育責任者講習は「自分が取りたいからフラッと受けに行く資格」というより、会社から任される重みのある講習だと感じます。
まとめ|指導教育責任者講習は、申し込み前から準備が必要です
警備員指導教育責任者講習は、資格者証を取るために必要な講習です。
ただし、誰でも気軽に受けられる講習ではありません。
受講資格があります。
会社の従事証明や所属証明が必要になることもあります。
講習日数も数日間にわたり、地域によっては期間が長くなることもあります。
さらに、申込方法や受付窓口、必要書類、手数料、講習場所は都道府県によって違います。
私自身、1号の追加講習を申し込もうとして、受付開始5分後に生活安全課へ行ったのに、すでに定員上限だった経験があります。
しかも、それが2年連続でした。
この経験から強く思うのは、指導教育責任者講習は、講習が始まる前から準備が必要だということです。
公告を確認する。
受付開始日と時間を見る。
定員を確認する。
必要書類を早めにそろえる。
会社に証明書類を相談する。
会場までの移動時間や眠気対策も考えておく。
ここまでやって、ようやく講習に集中できます。
警備員指導教育責任者講習は、会社から任される重みのある講習です。
受けたい講習があるなら、「そのうち申し込めばいい」ではなく、一刻も早く動いてください。
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