「警備員の給料だけでは将来が不安」
「副業を始めたいけど、夜勤や立ち仕事のあとにできるのか分からない」
「警備員に向いている副業って何があるの?」
警備員として働いていると、こう考える人は少なくないと思います。
正直な話、警備員の収入だけで将来を考えると不安になる人は多いです。
結論から言うと、警備員は副業と相性が良い部分もありますが、選び方を間違えると本業に響きやすい仕事でもあります。
特に、夜勤明けや屋外現場のあとに体力を使う副業を入れすぎると、疲れが抜けず、次の現場で集中力が落ちることもあります。 副業で収入を増やすつもりが、本業の信用を落としてしまったら本末転倒です。
この記事では、現役警備員・管理側の視点から、警備員に向いている副業、注意したい副業、本業と両立する考え方をわかりやすく解説します。
警備員の働き方全体を先に知りたい人は、警備員の仕事内容や働き方をまとめた総合ガイドも参考にしてください。
警備員が副業を考えるのは自然なこと
警備員の仕事は、会社や現場によって収入に差があります。
資格手当や夜勤、残業で稼げる人もいますが、誰でも自然に給料が上がっていく仕事ではありません。
特に、家族を持ちたい、将来のために貯金したい、住宅ローンを考えたいという人ほど、本業だけの収入に不安を感じやすいです。
私も、警備の仕事を続けながら「このままで大丈夫なのか」と考えたことがあります。 現場に出て、資格を取って、任される仕事が増えても、収入の伸びには会社ごとの差があるからです。
だから、副業を考えること自体は自然な流れです。 警備員として働きながら、収入源を増やす考え方はかなり現実的だと思います。
ただし、ここで無理をして副業を詰め込みすぎると、本業で評価を落とす人は多いです。 警備員は安全に関わる仕事なので、「稼げるか」だけでなく「本業に支障が出ないか」も必ず考える必要があります。
警備員が副業を選ぶときに大切な考え方
警備員が副業を選ぶときは、時給や稼ぎやすさだけで判断しない方がいいです。
勤務形態や体力の残り方によって、向いている副業は変わります。
本業の勤務形態に合わせて選ぶ
施設警備、交通誘導、雑踏警備では疲れ方が違います。
施設警備は長時間勤務になりやすく、夜勤や当務がある現場もあります。 交通誘導や雑踏警備は屋外勤務が多く、夏や冬は体力の消耗が大きくなりやすいです。
炎天下の交通誘導のあとに、さらに体力仕事を入れるとかなりきつくなります。 逆に、休日や空き時間に自宅でできる副業なら、体への負担を抑えやすいです。
ここで無理をすると、現場での判断力が落ちるリスクがあります。 副業は「空いている時間に全部入れるもの」ではなく、本業を崩さない範囲で組むものです。
警備の仕事がきついと感じる理由を知りたい人は、警備員の仕事がきついと言われる理由を解説した記事も参考にしてください。
すぐお金になる副業とあとから伸びる副業を分ける
副業には、大きく分けると働いた分だけすぐお金になる副業と、積み上げてあとから伸びる副業があります。
Uber Eatsやタイミー、短期バイトのような副業は、働いた分だけ収入になりやすいです。 一方で、ブログやサイト運営は、最初からすぐに稼げるわけではありません。
ここは勘違いされやすいんですよね。 副業と聞くと「早くお金を増やしたい」と考えがちですが、すぐお金になる副業と、あとから伸ばす副業は分けて考えた方が失敗しにくいです。
今すぐ収入が必要なら、配達系や短期バイトの方が分かりやすいです。 逆に、少しずつ記事や経験を積み上げていきたいなら、ブログのような副業も選択肢になります。
本業の信用を最優先にする
警備員は信用がすべての仕事です。
副業の疲れで遅刻やミスが増えると、一気に評価が下がります。 立哨中に集中できない、報告を忘れる、判断が遅れる。 こうなると、副業以前に本業の信用を落としてしまいます。
管理側で見ていても、疲れが溜まっている隊員は動きや表情に出ます。 副業が原因で現場から外されるケースも実際にあります。
副業をするなら、本業に穴をあけない範囲で続けることが大前提です。
警備員に向いている副業の例
ここでは、警備員が検討しやすい副業を紹介します。
どの副業にもメリットはありますが、向き不向きがあります。 「稼げそう」だけで選ばず、自分の勤務形態や体力に合うかを見ておきましょう。
ブログ・サイト運営
警備員と相性が良い副業の一つがブログです。
理由は、警備の現場経験がそのまま記事のネタになるからです。 仕事内容、きつい現場、資格、会社選び、給料、持ち物、人間関係など、実際に働いた人だから書ける内容があります。
私自身も警備ブログを作る中で、現場で見てきたことや管理側で感じたことが、そのまま記事になると感じています。 ただし、ブログはすぐに稼げる副業ではありません。
正直、最初に気になるのは収益よりもアクセスです。 検索1位になったと思ったら、次に2ページ目まで落ちることもあります。 そういうときは普通に落ち込みます。
それでも、記事は積み上げていけます。 私の場合はAIを使うことで、以前なら考えられない作業量を維持できるようになりました。 ただし、睡眠を削ってまでやるものではありません。 本業に影響が出るなら、作業量を減らす判断も必要です。
途中でやめる人が多いのも事実です。 だからこそ、ブログは「すぐ稼ぐ副業」ではなく、「少しずつ育てる副業」と考えた方が続けやすいです。
警備員がブログを始めるメリットや注意点を詳しく知りたい人は、警備員が副業ブログを始めるメリットを解説した記事も参考にしてください。
配達系の副業
Uber Eatsなどの配達系副業は、働く時間を選びやすく、すぐ収入につながりやすいのが特徴です。
休日や空いた時間に動けるため、シフト制の警備員でも取り組みやすい面があります。 今すぐ収入を増やしたい人には分かりやすい副業です。
ただし、交通誘導や雑踏警備で体力を使ったあとに配達を入れると、かなり疲れます。 自転車やバイクを使う場合は事故リスクもあります。
私の同僚で、警備と配達をかなり頑張っていた人がいました。 昼は交通誘導、夜は配達という生活を続けていたのですが、ある日、現場で立ちながら明らかに集中力が落ちている場面がありました。
車の流れを見ているはずなのに、反応が遅れている。 見ていて「これは危ないな」と感じたのを覚えています。 本人も「最近ちょっと寝れてない」と言っていました。
その後、配置を外される一歩手前までいきました。
この経験から言えるのは、副業は「できるかどうか」ではなく「続けても安全か」で考えるべきということです。 何事もバランスが大切です。 本業あっての副業なので、睡眠を削りすぎる働き方はおすすめしません。
短期バイト・単発バイト
短期バイトや単発バイトは、すぐに収入を増やしたい人には分かりやすい選択肢です。
イベント設営、倉庫作業、軽作業、清掃など、探せばいろいろな仕事があります。 働いた分だけ収入になりやすいので、急な出費があるときには使いやすいです。
ただし、肉体労働を詰め込みすぎると本業に響きます。 特に夜勤明けや連勤中に入れるのはおすすめしません。
ここで無理をすると、疲れが抜けず連鎖的にパフォーマンスが落ちます。 警備員は立ち仕事が多いので、休日まで体を酷使すると、疲れが抜けないまま次の現場に入ることになります。
副業を探すなら、まずは副業にできそうな求人情報を見て、無理のない働き方を比較してみるのがおすすめです。
不用品販売・フリマアプリ
不用品販売は、比較的始めやすい副業です。
家にある使っていない物を売るだけなら、初期費用も少なく、空き時間で作業できます。 警備員のように勤務時間が不規則な人でも、出品や発送のタイミングを調整しやすいです。
ただし、継続的に大きく稼ぐには仕入れや販売の知識が必要になります。 売る物がなくなれば収入も止まりやすいので、安定収入というよりは、最初の副業体験として考える方が現実的です。
SNS・動画発信
警備員の経験を発信するという選択肢もあります。
ただし、警備員がSNSや動画で発信する場合は、かなり注意が必要です。 現場名、会社名、契約先、勤務内容、トラブルの詳細などを出すと、守秘義務や会社の信用に関わる可能性があります。
現場の写真を軽い気持ちで投稿するのも危険です。 警備業務は安全や契約に関わる仕事なので、発信内容にはかなり気を使う必要があります。
発信をするなら、特定の会社や現場が分からないようにし、一般化した経験として伝えることが大切です。
警備員にあまりおすすめしにくい副業
相性が悪い副業もあります。
稼げそうに見えても、本業に支障が出るなら慎重に考えた方がいいです。
夜勤明けの肉体労働
夜勤明けに肉体労働の副業を入れるのは、かなり危険です。
眠気や疲労が残った状態で体を動かすと、ケガや事故につながる可能性があります。 そのまま次の警備現場に入ると、集中力も落ちます。
私も、夜勤明けにブログ作業をしようとして、まったく頭が回らなかったことがあります。 パソコンの前に座っているだけなのに、文章が全然出てこない。 その状態で体を使う副業まで入れていたら、かなり危なかったと思います。
この経験から感じたのは、副業は「空いている時間に詰め込むもの」ではなく、「本業に支障が出ない範囲で組むもの」だということです。
ストレスの強い副業
営業系や勧誘系の副業は、人によっては大きなストレスになります。
本業の警備でも、クレーム対応や人間関係で疲れることがあります。 そのうえ副業でも強いノルマや対人ストレスがあると、休まる時間がなくなります。
本業と副業でストレスが重なると、長続きしません。 収入だけを見ると魅力的でも、精神的にきつい副業は慎重に考えた方が安全です。
初期費用が高い副業
高額な教材、仕入れ、機材が必要な副業にも注意が必要です。
副業は、最初から大きく稼げるとは限りません。 それなのに初期費用だけ大きいと、回収できずに終わる可能性があります。
回収できずに終わる人も少なくありません。 警備員の副業は、まず小さく始めて、続けられるか確認するくらいで十分です。
警備員が副業するときの注意点
警備員が副業をするなら、始める前に確認しておきたいことがあります。
収入だけを見て始めると、あとで困る場合があります。
会社の就業規則を確認する
まず確認したいのは、会社の就業規則です。
会社によっては副業を禁止していたり、届出が必要だったりします。 副業が原因でトラブルになると、本業の立場が悪くなる可能性があります。
「バレなければ大丈夫」と考えるのは危険です。 住民税や年末調整、勤務中の疲労、SNS発信など、思わぬところから副業が分かることもあります。 不安がある場合は、まず就業規則を確認し、必要なら会社に確認しておく方が安全です。
睡眠時間を削りすぎない
警備員は、安全に関わる仕事です。 睡眠不足のまま現場に出ると、判断が遅れたり、周囲を見る力が落ちたりします。
交通誘導で車両を見落とす、施設警備で異常に気づくのが遅れる、雑踏警備で人の流れを読めない。 こうしたことは、疲労がたまると起こりやすくなります。
副業で収入を増やすことは大切ですが、本業の安全を削ってまでやるものではありません。
現場情報や会社情報を出さない
ブログやSNSで副業をする場合、現場情報や会社情報を出さないことが重要です。
警備員は、勤務先や契約先の情報に触れることがあります。 現場名、配置、警備体制、トラブル内容などを具体的に書くと、問題になる可能性があります。
経験談を書く場合でも、場所や会社が特定されないようにすること。 これは警備員が発信するうえでかなり大切です。
確定申告や税金も確認しておく
副業で収入が出るようになったら、確定申告や税金についても確認が必要です。
収入の種類や金額によって必要な対応は変わります。 ここを放置すると、あとから慌てることになります。
副業を始めるなら、稼ぎ方だけでなく、税金の扱いもセットで考えておきましょう。
副業ブログは警備員と相性がいい
警備員の副業として、個人的に相性が良いと感じるのはブログです。
すぐに稼げるわけではありませんが、警備員の経験を活かしやすい副業だからです。
警備員の仕事は、外から見ると分かりにくい部分が多いです。 仕事内容、きつさ、給料、資格、会社選び、初日の不安、持ち物、人間関係など、知りたい人はたくさんいます。
現場経験がある人なら、一般論ではなく、自分の体験をもとに書けます。 そこが警備員ブログの強みです。
ただし、ブログは短期で結果が出る副業ではありません。 記事を書いてもすぐに読まれるとは限りませんし、収益化まで時間がかかることもあります。
それでも、本業の経験を積み上げながら、少しずつ記事として残せるのは大きなメリットです。 体力を使う副業がきつくなってきた人にも、選択肢の一つになります。
警備員がブログ副業を始めるメリットを詳しく知りたい人は、警備員が副業ブログを始めるメリットと注意点をまとめた記事を参考にしてください。
ブログの始め方を具体的に知りたい人は、警備員向けにブログの始め方を解説した記事も読んでみてください。
副業だけで無理をする前に本業も見直す
副業だけで収入を増やそうとすると、体力的に苦しくなることがあります。
今の会社で給料が低い、資格手当が少ない、現場がきつすぎる。 こういう場合は、副業を増やすより、働く環境を見直した方が楽になるケースもあります。
警備員として続けたいなら、別の警備会社や違う警備業務へ移るだけで収入や負担が変わることもあります。 交通誘導がきつい人が施設警備へ移る、資格を活かせる会社へ移るなど、選択肢はいくつかあります。
環境を変えた方が楽になるケースは多いです。 副業だけで無理をする前に、本業そのものを見直す視点も持っておきましょう。
警備会社の選び方を知りたい人は、警備会社の選び方を現役目線で解説した記事も参考になります。
今の環境に不安がある人は、応募前に口コミを確認しておくのも大切です。 求人票だけでは分からない会社の雰囲気や働き方を知りたい人は、転職会議のような口コミサービスを使って確認しておくと判断しやすくなります。
副業を考えている人は、収入を増やす方法だけでなく、転職や働き方を変える選択肢も知っておくと安心です。 警備を軸にした全体像を整理したい人は、警備員が人生を広げる3つの選択肢も参考にしてください。
まとめ:副業は「無理なく続けられるか」で選ぶ
警備員の副業は、選び方が重要です。
- すぐ稼げる副業は体力を使いやすい
- ブログのような積み上げ型は時間がかかる
- 本業の信用を落とすと意味がない
- 無理な働き方は長続きしない
副業で収入を増やすことは可能ですが、やり方を間違えると逆効果になります。
まずは無理のない副業を1つ試してみるか、今の働き方自体を見直すところから始めてみてください。
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